テーマ:お気に入り映画の感動場面(9)
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ボクはずうっと空の写真を撮り続けている。
時折、雲波と建物や山々の素晴らしいバランスに出会えても カメラが手元に無くて悔しい思いをする。 虹を撮りたい。 そればかりは自分の思いではどうしようもない。 雨が上がったとき、必ず虹が出るとも限らないし、雨上がり の空をいつも見上げているわけにもいかぬ。 去年から今年にかけて、三回ばかり虹を収めることが出来た。 去年の10月、市内でなんとも不思議な虹を見た。 大きな橋の欄干あたりから、空に向かって一本の虹の柱が 立っていたのだ。 車でその橋を渡ってみたが、虹を掴むことはできなかった。 もちろん、虹の只中に入り込むことも出来なかった。 近づくと「虹」の実態はないのである。 虹の只中で、「虹まみれ」になれないのだろうか。 自分の身体が七色に染まって輝いて、ウヒャウヒャ笑いてえ。 1949年に制作された怪しいB級(?)白黒映画がある。 「虹男」 大映 1949 白黒 81分 制作 辻 久一 出演 小林桂樹 監督 牛原虚彦 若杉須美子 他 原作 角田喜久雄 脚本 高岩肇 撮影 柿田勇 音楽 伊福部昭 特撮他 円谷英二 いちおう表題は「怪人虹男の巻き起こす連続殺人事件」だが 怪奇事件に見せかけた、いわばミステリー物である。 7,8年前になるだろうか…。 知り合いがLDを買ったという事で、仲間で鑑賞会をやった。 みんな、ワクワクして見入った覚えがある。 とにかく、幻の映画だったのだ。 円谷英二が関わっているし、なんといっても音楽は伊福部昭 さんだし。 それにLDのジャケットといったら、ドキドキのワクワク でニタニタでウフフフなのだ。 で、観た…。 う~ん、ほほう。まっ騙されたとは云わないが…。 ある意味、これぞB級映画(笑える)怪奇ミステリーの元祖。 簡単に内容をいうと、酒にめまいと幻覚を起こさせる メスカリンを飲ませて、「虹男」の幻覚を見せて殺人をする お話しである。 白黒映画だが、その「虹男」のシーンだけカラーになる。 そのシーンといったら、もう…凄くて…書けません!! つまり…ぺろっと、「虹」の絵がでるのです。 そんだけです。ぺろっと。 まったく興奮しないのだ。 しかし、伊福部昭さんの音楽が素晴らしいのです。 あの音楽だけで凄いスリラー、サスペンス映画になるのだ。 そんな映画だけど、もう一度、観てみたいねえ…。 ああっ、あのシーンをもう一度…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月02日 01時47分22秒
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