第132回芥川賞☆
安部和重が芥川賞を受賞した。ここ最近芥川賞には幻滅させられっぱなしだったので、今回はいい風を吹かせてくれるんじゃないかな、と期待している。また、彼が受賞したと知って嬉しく思った。何せ隠れファンなので。J文学の先駆けとも呼ばれる「インデヴィジュアル・プロジェクション」は面白くて何度も読み返しているし、英国滞在中に読んだ「ABC戦争」も実験的で楽しかった。最近では映画の評論も書いていたっけ。とにかくずっと注目していた作家だ。でも、芥川賞っていうのは違うような・・・もう新人じゃないでしょうに。何だかなあ・・・。ところで、先週妹が買ってきた、白岩玄の「野ぶた。をプロデュース」(芥川賞候補でした。どんまい。)は、我が家のテレビの上に置かれたまま。ぶー。