『男も女も自立が大事』
何と素晴らしいタイトルなんだろう。実は5日付地元紙のくらし欄に『心のおしゃれ』の3回目として、茶道家・塩月弥栄子さんのこんな文面が。そのまま引用させて頂きます。 『私は19歳で結婚。4人の子どもに恵まれましたが、29歳で離婚しました。その語は東京・銀座で会社勤め。裏千家の娘がOLになって、お茶くみをしていたのですから面白いものです。 34歳の時に、脳外科医だった塩月正雄さんと再婚しました。靖国神社近くに間借りしていましたが、お風呂もありませんでした。私が経済的な苦労をしたのはその時が初めて。本郷にある質屋さんに着物を持って何度も通い始め、店主とお友達になったほどです。 夫は2歳年下なのに、私の知らないことをたくさん教えてくれました。まるで別世界。貧しかったけれど、いろんな世界をのぞくことができて楽しい毎日でした。 そんな夫とも1979年に死別。一人になって感じたことは…。 「メリー・ウイドー(夫を亡くした女性)!」。なんだか私、いろんな気遣いから解放されてせいせいしたんです。 62年から約5年間は、テレビ番組「私の秘密」出演のため全国を駆け回っていました。でもそれ以外は、夕食を一緒にするために毎日急いで帰宅するなど、夫に対してはいろんなことで気遣いをしていたのです。 だからやりたいことがいっぱいあり、「『未亡人クラブ』をつくりましょうよ」って誘いをかけたり。でも「先生はうれしくても、みんなはそうじゃありません!」ってたしなめられました。その元気ぶりを見た衆議院議員の河野洋平さんから、「新自由クラブから出馬を」とお誘いを受けたのもそのころです。残念ながらお断りしましたが。 一人になって30年近くがたちました。同じように先立たれて一人取り残された寂しさをこらえている人も多いはず。でも私は、ふさぎ込むのは間違いだと思うのです。 無くなった連れあいを思い出しては、お経を上げたり、讃美歌を歌ったり。「ああ、いい人だったのに」といつまでも嘆いていても、故人は帰ってきません。 愛する相手が息を引き取る時に、必ず感じる「ありがとう」の思い。それは忘れずに、その後はもっと自分の人生を楽しまないと。女性も自立していれば、悲しみはいずれ変わります。そう。メリー・ウイドーですよ。 ただ問題は、奥さんに先立たれた男性方。こちらの方がつらい。精神的に何かが欠けたと感じることも大きいですが、家事などを不便に感じることが余計悲しみを大きくしてしまうようです。 自分のことは自分でするー私は父母からそれを徹底して教わりました。ですから夫にも「ハンカチ、靴下、パンツ…自分の洗濯物は自分で洗いなさい」と言い続けていました。自立というのは、女性にとっても男性にとっても大事なことです。 みなさん、自立できていますか?』 あれは何年前だったか、夫が勤める会社の事務所が移転することになったのと同時に、夫は作業着を持ち帰らなくなった。事務所には自動洗濯機と乾燥機が備えられ、いつでも好きなときに洗濯が出来るらしい。それ以来、私は夫の作業着類を洗濯したことがない。 車で通勤、しかも仕事中は作業着とあって夫の服装はいつもポロシャツにジーンズスタイル。たまにはそのジーンズも事務所で洗って乾燥機へ。となるらしい。所長さんは勿論、カッターにネクタイをピシッと締めていらっしゃるらしいが、実はこれだけでも助かっている。毎日のアイロンがけの必要が全く無しだから。私は。。。といえば形状記憶シャツなのでアイロンの手間は省いている。だらしないかな?車で通勤だからこそ出来るスタイルなのかも。。。 今年も巡って来た、三原町商工会主催ふれあいカーニバル。生憎の雨になったけど、姪たちが頑張った等身大紙相撲大会の力士2体。姪夫婦が同級生ということもあって、絵を描くのが好きな仲間は直ぐに集まる。夜中まで倉庫は大賑わい。私とは20歳も若い姪たち。紙相撲大会に参戦して何度目になるんだろう?この雨が無かったら会場中に黄色い声援が飛んだと思うのに、ちょっと残念。でも、頑張った皆さんの心に残る何かがあったと思う。。。