カテゴリ:中3生への伝達事項
本日は英文解釈の1回目。一文ずつ分析する、いわゆる「精読」と呼ばれるものを行いました。 本日冒頭でお話したように、実際の都立入試では「精読」は出来ません。共通問題も自校作成問題も長文中心の構成になっており、制限時間は中学生にとってかなり厳しいものとなっているからです。特に自校作成問題は、指導要領との絡みから、文章を長くすることでしか難度を上げづらいという事情もあります。そのため、トップ校は超長文とも言える分量が出題されます。
しかし、だからといって、いきなりスピードを追求しても意味がありません。スポーツでもそうですが、最初からスピードを上げた練習をしてもフォームが滅茶苦茶になるだけです。 したがって、まずはゆっくりと「正しい型」を身に付けることが重要です。その後、正しい型(フォーム)を崩さないように、徐々にスピードアップを図っていくのです。 英文読解において、正しい型とは「精読」ということになります。本日のように、1文1文じっくり分析して読んでいく。そうすると対応している部分や省略されている部分にも気づきます。内容も十分理解できるはずです。 その後は、自宅で音読を繰り返すことによりスピードアップを図ります。音読の効用、音読により訪れる認知の仕方の変化、音読の回数、音読の方法については授業で話した通りです。これが長文読解の最適な勉強法です。 (もちろん黙読することも必要ですし、頭から読み下すトレーニングも必要です。それは今後指導するので安心してください)
都立入試を第一志望とするみなさんにとって長文問題は避けては通れません。また、4年後の大学入試においても同じことが言えます。 私が受験した時代に比べ、たとえば早稲田の政経学部も早稲田の法学部も、長文の量は格段に増えています。大量にある情報を素早く処理する力が現在の入試では試されているのです。情報処理能力は、社会に出てから必要とされる力でもあります。高校受験の勉強を通じ、そうした能力を養成していくことが大切です。
<伝達事項> ◆試験前の1中、明保中、保谷中→テスト勉強を進めておくこと ◆その他の中学→本日の長文を音読した後は、社会の課題を進めておくこと ◆次回土曜日 理科を少し進めます。あとは本日授業後に伝えたものを持ってくること。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年05月10日 00時26分02秒
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