【『イルジメ』最終回の生死】
最終回を見て「イルジメはやっぱり死んだんですよね?」という質問があったのでお答えします。大丈夫イルジメは生きてますよ もう一つのブログでも以前説明していますがもう一度掲載しますねイルジメ生死は当時論議されてポータルサイト人気検索語にも上がりました。で、イ・ヨンソクPDは「イルジメは死ななかった」として「あちこちで暗示場面を見せた」と話したんです。 まずはこの場面イルジメに当たった刀が「刃がない刀」であることを見せています。PDは「イルジメがサチョンの刀よって倒れるが、その刀はサチョンの物でないイルジメのムナルゴム(刃がない刀)」としながら、「ムナルゴムだから打撃を受けて倒れたのであって死んだのではない」と話しました。この部分をもう一度見て下さいねイルジメはサチョンと激闘を行ってサチョンの刀を奪って彼の首を狙う。 しかしイルジメはサチョンを殺さないで刀を捨てた後に背を向けます。この時サチョンは自分の側に落ちていたイルジメの刃がない刀を取り上げてイルジメの背中を切るんです。 もう一つはこの場面PDは「フンギョンが無人島のコンガルに渡した二足の履き物中、一足はイルジメの物」と云って「これ以外にも色々な面でイルジメが生きていることを暗示した」と話しました。そして最後に「王の首に刀を向けた大逆罪人でどうしても死ぬ運命だったイルジメが生きることになったのは普段ファリンゴム(人を生かす刀)を使いながら殺人をしなかったところによること」とし「企画意図に含まれた生命の大切さが結論で繋がれた」と話しました。 私も当時は分らなくてどっちなんだろうと悩みました。ちょっと説明不足で分りづらかったですもんね最終回の撮影は放送当日午後3時半までかかったそうです(日本じゃありえないですよね)以下はその最終回をソウル・竜山CGVでファン達と鑑賞するために美容室で準備中のジュンギssiへの一問一答です―今回の作品で体力の限界を感じたようだが。 ドラマの時代劇は映画に比べて大変だと感じました。実際、前作のMBCドラマ『犬とオオカミの時間』でも大変な撮影を経験し、体力にはある程度自信があったのですが、それよりももっと大変だったと思います。徹夜での撮影が思ったより多く、最近では28日間ノンストップで撮影し、2回倒れたりもしました。「これほどなら倒れるだけのことはある」と思いましたよ。時間がなくて入院できず、強行軍で撮影を続けなければなりませんでした。撮影時には分からなかったのですが、毎回放送のたびに自分があんなにまでしたんだなと感じましたよ。別人を見てるみたいでした(笑)。―イルジメの運命の重さが負担にはならなかったか。 これまでノーマルなキャラクターばかり演じてきたわけではなく、『犬とオオカミの時間』でも1人4役をこなしたので、大変なキャラとはいえ比較的すぐに役に入り込むことができました。ただ撮影の間中、軽いヨンイと重いイルジメの間で演技の軸がぶれないようにするのが課題でした。―ヨンイとイルジメの間を自由に行き来していたようだが。 これまで休みなく作品に出演し、現場そのものを楽しめる俳優になろうとしました。少しでも休んだらだめだと思いながら、これまで続けてきたのですが、そうした努力がある程度積み重なったおかげで今回の作品をやり遂げられたのだと思います。 ―20代でヒーローを演じたみたいという願いがかなったが。 20代を終える前に演技の計画を立てました。ヒーローのキャラクターは今の時期にぴったりだと思って選んだんです。しかし、ヒーローは痛みと犠牲を重ねながら甘受せねばならないので、現実的にはうらやましいとは思いません。イルジメも自らヒーローとして振る舞うのではなく、自身の痛みを超えなければならない存在でした。あまり良くは映りませんね(笑)。―イ・ジュンギのイルジメはどんなキャラクターだったと思うか。 庶民的なヒーローでしょうか。だからさまざまな階層から愛されたのだと思います。平凡な人物がヒーローになるまでを見せたかったのですが、その点は上手く表現されたようですね。イルジメが飛び回るまではとても時間がかかりましたが(笑)。―負傷が深刻だったのでは。 けがすることは余り気にしない方です。視聴者に偽りのない演技を見せたくて、そのためには私が狂ったようにその状況に没頭する必要があります。アクションシーンでけがを負いましたが後悔はありません。負傷は勲章だと思っています。