インド系IT企業で働くSEの日記

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  出発前夜

  いよいよ明日出発だ。買い物や荷造りは面倒だったけど、なんとか準備は整った。空港でチェックイン時に預けることのできる荷物は２個まで。かつ、１個当たり３０Ｋｇまでで、２個合わせて４０Ｋｇまで。機内に持ち込める荷物は７Ｋｇまで。航空会社によってはもっと重量制限が厳しいところもあるので、マシな方である。それでも、あれやこれやと詰め込むとあっという間に重量オーバーしてしまう。コンピュータ隊員なので、コンピュータ機器や書籍類のため荷物が重くなりがちである。書籍類は仕方なく船便で送ることにした。船便だと届くまで半年以上かかることもあるらしいが、航空便だと高いし、仕方がない。訓練が終わってから出発まで２週間。買い物や荷造りの他に、表敬訪問、各種手続き、飲み会なんかであわただしかった。それに、ちょうどワールドカップの開催時期と重なってて、夜遅くまで、もしくは朝早くからテレビ観戦してしまったし。次のブログ更新まで間が空くかもしれない。さようなら、日本！妻の愛犬、アトム

  2006年06月27日

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• 表敬訪問（愛知県）

  昨日に引き続き、今日も表敬訪問の日。今日は愛知県庁である。隊員は総勢２３名。出席者の方々からの挨拶、隊員の自己紹介、ＪＩＣＡ中部や支援する会からの話、立食パーティー。１１時から始まって２時間以上。名古屋テレビが取材に来ていたが僕は映っていただろうか。表敬訪問の後は、今日も昼から終電近くまで、名古屋の大須や栄で飲む。２日間で２０時間以上飲み続け、昨日は１時間半しか寝ていない。ここまでして飲む必要はなかったと思うけど、まあいいか。

  2006年06月20日

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  表敬訪問（一宮市）

  今日は地元愛知県の一宮市役所への表敬訪問の日。朝８時４５分から、市長とお話し、記念品を頂き、地元ケーブルテレビ局の取材を受けておしまい。約３０分ほどのあっけないものだ。けれど、大学進学と同時に親元を離れてから１１年以上経って、このような形でも地元と関わることができたのは嬉しく思う。一宮市は愛知県の北端に位置する、人口４０万人弱の中核市だ。毛織物の街として有名（？）だが、日本において毛織物はもはや斜陽産業。今や名古屋のベッドタウンと言った方が正しいかもしれない。名古屋市へも岐阜市へも名鉄やＪＲで２０分弱で、交通の便はいい。特別なものは何もないけれど、住み良いところだとは思う。一緒に表敬訪問したのは僕を含めて４名。愛知県では名古屋市の６名に次ぐ人数で、一宮市の人口からすれば、かなり多いように思う。昼過ぎからは名古屋の大須や栄で、隊員仲間と飲み続ける。深夜３時まで飲み続け、限界を超える。明日も表敬訪問があるのに・・・そう言えば、修理に出していた僕のデジカメが直って帰ってきた。関係ないけど、我が家の猫を記念に載せとこう。ちゃげくろべえ

  2006年06月19日

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• 妻の実家にて

  只今、横浜の妻の実家にて居候中。６月２８日の出発まで、あと２週間。表敬訪問のため数日間地元に帰るほかは、基本的にここにいることになる。やらなきゃいけないことはたくさんある。けれど、荷物の整理以外、今日は何もしたくない。妻は仕事に出掛け、夫は妻の実家でごろごろしているという、不思議な状態だ。

  2006年06月15日

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• 訓練所退所

  今日は午前中に合意書締結・清掃・解散式などがあって、それでおしまい。昼前には訓練所を追い出される。協力隊としての活動はまだ何も始まっちゃいないんだけど、やっぱり一区切り着いた感がある。１１班のみんな、Ｈクラスのみんな、コンピュータ技術隊員のみんな、ヤニーズのみんな、スタッフや講師の方々・・・７０日間、特殊な時間を共有した人達と離れるのは寂しい。つらかったことや、もっとこうすればよかったと思うようなことは色々とあるけれど、それらも含めて楽しく貴重な体験をさせてもらった７０日間であった。訓練所を出るときにはみんないたのに、二本松駅、郡山駅、東京駅と行くにつれ、どんどん人が減っていく。最後に新宿で飲んだ後、妻の実家に泊めてもらう。帰るところがあるっていうのは幸せだ。

  2006年06月14日

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• 語学発表会・修了式・壮行会

  午前中は語学発表会。事前に発表されたクラスに分かれ、一人１０分のスピーチを行った。新しい言語をゼロから学習した人にとってはこの１０分のスピーチが大変そうだったけど、英語の場合はなんとかなる。僕は大した準備ができず、ほぼアドリブでぐだぐだな感じだったけど、ウケは取れたからまあいいや。午後は修了式と壮行会。修了式の最後では隊歌の「若い力」を熱唱し、こみ上げるものがあった。そして、壮行会と称する立食パーティーでは、お世話になった先生方と話をしながら涙した。やっぱりお別れは寂しい・・・

  2006年06月13日

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• 皇太子殿下ご接見・ワールドカップ

  今日は皇太子殿下とのご接見の日である。二本松から東京まで、バスで日帰りの旅である。朝６時半に訓練所を出発し、帰ってきたのは夜８時頃。確かにしんどいが、皇太子殿下とのご接見はおそらく二度とない機会であり、非常に楽しみにしていた行事である。国別リーダーやその周辺にいる候補生は、殿下とお話ができる。僕はこの日のために国別リーダーになりたいと考えていたがそれは叶わず、殿下とお話ができず残念であった。派遣数が１～４名程度の国であれば全員がお話できたこともあったようだが、エチオピアは１３名の派遣であり、そのうち殿下とお話ができたのは３名程度であった。それでも東宮御所に足を踏み入れた瞬間や、皇太子殿下をお目にした瞬間は、とにかく感動、というか興奮した。ところで、訓練所にいると外界に対する関心も薄れてくるのだが、実は今日は、夜１０時からワールドカップの日本対オーストラリア戦が行われる日でもあった。班長会議で、この日の一戦を特別にテレビ観戦できるようお願いしていて、いったんは却下されていたが、急遽観戦ＯＫとなった。協力隊候補生としては、愛国心を高めるためにも、サッカーという世界の共通語を学ぶためにも、観戦は必須じゃないかな。ところが、東京までの日帰りで疲れたためか、翌日の語学発表会やら荷造りやらで忙しいためか、テレビの前には３０～４０名ほどしか集まらず、盛り上がりに欠けた。しょぼい試合内容も盛り下がりに拍車をかけた。前半に１点を先制したものの、後半に立て続けに３点を取られ逆転負け。ボール支配率やシュート数などから見ても、オーストラリアが一方的に押していたようだった。一次リーグの突破は難しくなってきた。オランダでも応援しようかな。

  2006年06月12日

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• ペンションシャンカー

  今週末は訓練生活最後の週末だということで、我ら生活班１１班で、岳温泉の「ペンションシャンカー」に外泊した。他の多くの班も、今週末はどこかに外泊しているようだ。夕食はペンションの庭でバーベキュー、花火、すいか割り。酒をしこたま飲んで、言いたいこと言って、はじけた夜であった。朝まで飲み明かすつもりだったのに、酔いつぶれて１０時半くらいに寝てしまった。すごくもったいない・・・

  2006年06月10日

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• 最終テスト

  今日は語学の最終テストだ。中間テスト同様、Listening, Writing, Speakingの３部構成である。合格ラインは４割だとか６割だとか、落ちたら再テストがあるとか、再テストでも落ちたら次の隊次で再訓練だとか、色々噂はあるけどよく分からない。やたら難しかった中間テストに比べ、それほど難しくなかった。言語によっては難しかったみたいだけれど、最終テストの結果だけで落第することってあるのかなあ。ともかく一段落着いてほっと一息。夕食前に一時間ほどのわずかな外出時間を使い、仲間と岳温泉まで下りて一杯やった。これ最高。

  2006年06月07日

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  フルキャストスタジアム宮城

  前日から妻と仙台に来ている。牛タンもおいしかったが、仙台に来た一番の目的はフルキャストスタジアム宮城でのプロ野球観戦である。今日の中日ＶＳ楽天の試合は午後１時に始まった。中日は小笠原、楽天は藤崎の両先発で始まった試合は、中日が１回・２回で５点を先制して試合を優位に進めた。結果は９対２で中日の勝利。楽天ファンには申し訳ないが、楽天に負ける訳にはいかない。去年の中日は交流戦で大きく負け越し、優勝を逃した。ナゴヤドームで楽天に３連敗したときは発狂しそうになったものだ。今年は協力隊の訓練に参加しておりプロ野球をほとんど見ていないため、プロ野球への関心が薄れてはいる。しかしともかく、勝って良かった。天気が良く、フルキャストスタジアムでの観戦は最高だった。ライト側指定席に座ったが、他の球場に比べて選手が近く感じられた。中日の応援団の中に、品のない野次を繰り返すバカがいたことだけが残念だ。ところで、デジカメが壊れてしまった。おかけで今回の旅行の写真もアップできない。エチオピアに行く前に直ると良いけれど。# デジカメが直ったので写真をアップ（６月２７日）

  2006年06月04日

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  訓練所の食事

  訓練所では一日三食、食堂で食事をする。# 土曜の夜と日曜は、希望者のみ。食事はこんな感じ。油っこいものばかり好んで食べていた僕には、訓練所に入所した当初はもの足りなく感じた。だが、慣れてくるとこれがなかなかうまい。メニューはバラエティに富んでいて、栄養のバランスももちろん考慮されている。業者さんが候補生にアンケートを取ってくれて、そこで出た意見を取り入れてくれている。僕は「味噌汁の味をもう少し濃くして欲しい」とアンケートに書いたが、そのせいか最近味噌汁の味が少し濃くなったような気がする。後はビールさえ飲めれば完璧なんだけど。

  2006年05月28日

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• 語学交流会

  語学交流会では、色々な催し物と通じて任国からのゲストと交流を図るというもの。会話は学習言語に限られるので、語学の学習も兼ねている。エチオピアからは、駐日エチオピア大使館の財務担当の男性の方と、在日約１０年の女性の方。お二人とも陽気で、よくお話をしてくれた。エチオピア人はセム・ハム系のアラブ人とバンツー系の黒人の混血であるため、他のサブサハラ諸国の方々とは異なり、目鼻立ちがしっかりしている。エチオピアには美人が多いと言われる所以である。エチオピア派遣予定の候補生は２つのグループに分かれ、僕は女性の方と主に話をした。昼の立食パーティーから夕方まで４時間ほど、ほとんど話しっぱなし。会話のネタが尽きることを心配して、クイズや折り紙等のイベントを事前に用意しておいたが、ほとんどやることなく会話で終わった。お二人は陽気であったが、エチオピア人は日本人同様、シャイで穏やかな人が多いらしい。アジア以外では珍しくお辞儀の習慣もあるなど、日本人と似ていて親近感が沸くそうだ。# 逆に、日本人がみんな忙しいそうにしていて、どこに行っても人が多いのはカルチャーショックだったらしい。# 東京など大都市に限った話ではあると思うけど。宗教（コプト教、イスラム教）的な戒律がしっかりしていて、エチオピアは貧しくとも治安が良い。公用語のアムハラ語はアフリカの言語でほとんど唯一、独自の文字を持っている。建国以来約３，０００年もの間、ヨーロッパ列強の植民地になることもなく独立を保っている。お二人の話からは母国に対する誇りが感じられた。僕もエチオピアに行くのがますます楽しみだ。

  2006年05月27日

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• 朝の集い

  寝坊した。班のメンバーに起こされ、候補生全員が注目する中、登場。相当に恥ずかしい。訓練生活に慣れて地が出てきてしまったようだ。同じことを３回やったら所長面談らしい。毎朝、６時２５分までに玄関前（雨の日は体育館）に集まらなければならない。点呼、連絡事項の周知、国旗掲揚の後、ラジオ体操などでウォーミングアップ、そしてランニング。ランニングは１．５キロ、２キロ、３キロと３種類のコースがあって、僕たちは各自でコースを選択する。大抵の人は１．５キロだが、２キロ、３キロ走る人ももちろんいる。山中なので坂が多く、帰りの上り坂はしんどい。僕は１．５キロに慣れたら２キロ、３キロのコースに行きたいとは思っている。が、なかなかその気になれないでいる。今のところ、１．５キロで早いこと切り上げて食堂に行き、朝食でテレビ前の特等席を確保することに注力している・・・

  2006年05月22日

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  安達太良山

  訓練所からバスで２０分程行ったところに、安達太良山がある。訓練所からも見える山で、日本１００名山の一つだそうだ。標高は約１，７００メートル、冬はスキー客で賑わう。この山を越えたところにあの「ダッシュ村」があるという話を聞いたが本当だろうか。今日はこの安達太良山の山開きである。候補生の仲間４人で安達太良山に山登りすることになった。僕は森の中の遊歩道を歩いていくピクニックの気分で行ったのだが、これが甘かった。頂上付近はまだ雪が残っており、寒い。雪解け水のため、普通のスニーカーでは滑る。中腹までロープウェーで行った先は、売店も何もない。周りの人は皆、登山用の井手達をしていた。ただし、頂上からの眺めは本当に最高だった。帰りは岳温泉で一風呂浴びてから帰る予定だった。ところがバスが岳温泉に着き、降りようとしたとき、財布が見当たらない。バスの運転手さんや観光案内所の人を巻き込んで大騒ぎ。このとき、観光案内所にたまたま近くの旅館の女将さんがいて、「かわいそうだから」とタダで温泉に入れてくれた。岳温泉へ行くときは「陽日の郷 あづま館」(http://www.azumakan.com/)へ是非どうぞ！ちなみに財布は、温泉の更衣室で荷物を整理していたら、バックパックの裏ポケットの中から見つかった。うれしいやら恥ずかしいやらで、女将さんにも報告できず・・・生まれてこのかた、財布を７、８回、パスポートを２回、家の鍵を数回、失くしている自分を何とかしたい。

  2006年05月21日

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  所外活動

  所外活動とは、「地域住民との交流を深め、その体験を通してボランティアについて考える」というもの。行き先は、障害者福祉施設、老人福祉施設、幼稚園、農家など数十の受入先の中から選択する。僕はキュウリ農家を選択した。エチオピアでは家庭菜園をやろうと考えていて、野菜作りに関して何らかの知識が得られることを期待しての選択である。メンバーは僕を含め４名、活動は５月１０日と５月１９日の２日間かけて行った。今日は活動２日目である。作業は、キュウリの枝葉を間引く作業。しんどかったが、何よりお昼に頂いた食事がやたらおいしかった。受入先の農家の方は、JICA二本松訓練所が出来て以来、ずっと訓練生の受入をされてきた方である。キュウリのこと、二本松のこと、地域の祭りのこと、農協のこと、興味深い話を多く聞かせて頂いた。

  2006年05月19日

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  所外語学研修

  所外語学研修とは、語学のクラス毎に行く遠足のようなものである。クラス毎に行き先を決め、クラスメイトとの会話は（建前上は）学習言語に限られる。普段とは違ったシチュエーションで外国語での会話を練習してみようといった趣旨である。僕らのクラスは郡山のプラネタリウムとショッピングセンター（イオンタウン郡山）へ。プラネタリウムは真っ暗で心地よく、ぐっすり寝た。ショッピングセンターでは寿司を食って、ゲーセンでゲームして、買い物しておしまい。特に行き帰りのバスの中で、英語でよく話はしたものの、内容は普段のおしゃべりと大して変わらず。果たしてどれだけ英会話の練習になったのか疑問ではある。寿司も食べられたし、気分転換になったのでいいけど。

  2006年05月17日

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• 折り紙

  今日は「任国生活技法・日本文化研究講座」という講座があった。自転車整備、散髪、わらじ作り、茶道、折り紙、伝承遊び、日本舞踊、以上７講座の中から２講座を選択するものだ。ここで僕は「折り紙」と「散髪」を選択した。任国へ行ってから現地の人々との交流を深めるために、日本文化を紹介するのは良い手ではある。しかし、僕は茶道などもやったことがないし、料理もたいしてできない。そこで、折り紙なら手っ取り早いだろうと思い、折り紙の講座を選択した。英訳付きの折り紙本が何種類か出版されているので、１冊買ってみた。訓練期間中にちょっと力を入れてやってみようと考えている。

  2006年05月15日

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• ＯＶ ＤＡＹ

  昨日、今日の２日間はＯＶ ＤＡＹであった。ＯＶとはOld Volunteerの略で、ＯＶ ＤＡＹとは最近帰国したばかりのＯＶ（Old Volunteer）の方々を交え、座談会や事例研究などの各種イベントが開かれた。そして今日の夜には、ＯＶの方々と飲み会。イベントによっては国ごとや職種ごとなどに分かれ、かなり有益な話を聞くことができた。このような類のイベントは、どうやら駒ヶ根訓練所にはないようである。エチオピアは、・物価が安い。（安食堂なら１食数十円程度、ビール１杯３０円程度）・治安が良い。（エチオピア人は穏やか。スリは多いが凶悪犯罪はまれ。）・食事がうまい。（好みにもよるが。）・女性がきれい。（アラブ系の血が混じっているためか、目鼻立ちがしっかりしている。）エチオピアはアフリカでは数少ない、植民地経験のない国である。そのためか、周辺諸国にはない、独特の文化を有している。非常に魅力的な国であるように感じた。おそらく、ＯＶ ＤＡＹのようなイベントには、協力隊での活動が比較的成功したＯＶの方が多いであろう。活動があまりうまくいかなかったＯＶの方は、このようなイベントにはあまり参加と考えられる。そのためか、ポジディブが情報が多く、ネガティブな情報はあまり聞くことはなかった。それでも、非常に有益な２日間であった。

  2006年05月13日

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• 中間テスト

  訓練もほぼ半ばに差し掛かり、本日は中間テストなるものが行われた。英語のテストはリスニング・ライティング・インタビューの３部構成である。内容は、クラスによって内容は異なる。リスニングは激しく難しく、特に後半は何を言ってるのかさっぱり分からず、全くもってお手上げ状態。ライティングはリスニング程難しくはなかったが、２時間ぶっ続けで書き続け、非常に疲れた。インタビューは普段のおしゃべりのような感じで、とくに難しくはなかった。この中間テストは現段階での実力を測るものであって、点数が悪いからといって特にどうなるというものではない。とにかくこれが今の僕の実力ということなんだから、仕方がない。

  2006年05月09日

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  福島市

  昨晩から妻が遊びに来てくれて、一緒に福島市の駅前のホテルで一泊した。訓練開始以来、妻と会うのは２度目である。福島市は福島県の県庁所在地である。二本松駅からは、福島駅へも郡山駅へも共に電車で３０分弱の距離である。しかし郡山の方が買い物には便利なため、日曜に福島まで出かける候補生はほとんどいない。とは言え、訓練所周辺からすればやはり都会である。レストランで食事したり、買い物をしたり、ボウリングをしたり。久々に文明を感じることができた１日であった。

  2006年05月07日

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• ＮＴＣマジック

  世間はゴールデンウィークでも、僕ら候補生には何の関係もない。テレビのニュースを見てため息をつくだけである。今日はＮＴＣマジック（イリュージョン？）について。ＮＴＣとは、Nihonmatsu Training Center、つまり二本松訓練所のことである。ＮＴＣマジックとは、訓練期間中に、候補生同士が恋に落ちるというものである。年頃の男女が70日間も特殊な環境をを共有すれば、そのようなことが起きても不思議ではない。現に、前の隊次では10組のマジックが起こったらしい。今の隊次でも、ぼちぼち起こっているようだ。既婚者の僕には関係ないんだけど・・・

  2006年05月03日

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• 訓練所のコンピュータ環境

  昨晩は喫煙室仲間（通称ヤニーズ）で飲み会だった。結構な量を飲んだので、今朝は少々二日酔い気味。今日は訓練所のコンピュータ環境について。コンピュータ技術隊員なら気になるところだと思う。自分の居室ではインターネットを利用することができない。コンピュータ室に備え付けのＰＣを使うか、自分のノートＰＣとＬＡＮケーブルをコンピュータ室に持って行き、コンピュータ室のハブにつなげて使うかするしかない。備え付けのＰＣは５台、ハブのポートは４つしかないが、混雑していることは少ない。やはりコンピュータ技術者以外はそれほど頻繁にはＰＣを使わないようだ。無線ＬＡＮもあるが、利用するには許可が必要で、かつ学習目的でなければ利用できないことになっている。ちなみに、ＰＣの周辺機器等は、二本松の街ではあまり手に入らない。ネットで注文して訓練所まで配送してもらうか、郡山のヨドバシまで買出しに出るのが普通である。訓練所では、コンピュータ技術隊員として、他の職種の候補生からコンピュータについて質問を受けたり、トラブルシュートを頼まれることがよくある。コンピュータ技術隊員と言っても、コンピュータのことなら何でも知っている、という訳ではない。それに、コンピュータにあまり詳しくない人は想定外の使い方をして想定外のトラブルを引き起こすことがある。そのため、せっかく頼りにされても解決できないこともあり、口惜しい。エチオピアに行ってからもコンピュータについて色々依頼されるだろうから、これもまた良い勉強である。

  2006年04月30日

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• プレゼンテーション

  テクニカルクラス（専門語学）では訓練期間中に計５回のプレゼンを行う。プレゼンテーションのトピックは、任国での活動内容に沿ったものを講師と相談しながら決定する。僕のトピックは"How to use the Internet"である。今日は１回目のプレゼンを行う日であった。初めてのプレゼンがうまくできるとはまったく思っていなかったし、実際うまくいかなかった。主な反省点は以下の３点。・原稿ばかりに目がいってアイコンタクトが十分でない。・淡々とした進め方でつまらない。・想定外の質問に的確な回答ができない。JICAのエチオピア事務所によると、現地の大学生の英語力はかなりのもので、英語力が乏しい講師は生徒に軽く見られるらしい。英語力さえあればいいというものではないが、ともかく頑張らないと。

  2006年04月26日

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  霞ヶ城公園・若宮二丁目

  二本松にはかつて霞ヶ城というお城があり、その城跡には現在、霞ヶ城公園というお城がある。周辺では有名なお花見スポットで、今日はちょうど満開の桜を見ることができた。花見の後は、若宮二丁目で買い物をする。二本松の駅の周辺はほとんど何もないが、この若宮二丁目の周辺にはスーパー、ホームセンター、本屋などがある。電化製品などは郡山まで行かなければならないが、日用品ならこの辺りで大抵のものが揃う。日曜日にここに来ると、多くの候補生と出会うこととなる。妻とともに行動していただけに、少々照れくさい。

  2006年04月23日

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  岳温泉

  訓練所からバスで5分ほど山を下ったところに、岳温泉という温泉街がある。訓練所発のバスの本数が少ないため、徒歩で行き来する候補生もいる。徒歩だと下りで約30分、上りで約40分かかるらしい。候補生が週末に飲みに行くのは大抵この岳温泉の飲み屋である。なので、週末に岳温泉で見かける若者グループはほぼ候補生らと思って間違いない。どの飲み屋も大抵、一人3,000円もあれば十分飲み食いできる。今日は土曜日なので岳温泉で飲み会。まず生活班の飲み会に参加し、その後、コンピュータ技術の職種の飲みにも顔を出す。そしてそのまま、横浜から遊びに来てくれた妻とともに岳温泉の旅館で外泊することになっている。

  2006年04月22日

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• 一日のスケジュール

  風邪を引いた。暖かくなってきてはいるが、まだ時折寒い日があり、雪が降ることもある。ところで今日は、訓練期間中の平均的な一日を紹介してみようと思う。06:00 起床06:25～07:00 朝の集い（ラジオ体操、1.5km走など）07:00～08:40 朝食・清掃08:45～11:35 語学Hクラス（一般英語）11:40～12:20 昼食13:00～14:50 語学Tクラス（専門英語）15:10～17:00 各種講座・オリエンテーション（国際協力、任国事情、健康・安全管理などについて）18:00～18:40 夕食18:40～23:00 自主計画（自由時間）23:00 消灯自由時間といっても、入浴、洗濯、ミーティング、課題、レポート、テスト勉強、プレゼンの準備などなど、やるべきことは山ほどある。一応、２３時消灯にはなっているが、その時間に床に就けたことはほとんどない。自分の居室では何時まで起きていても構わないので、僕の場合は大体深夜１時くらいまで起きていることが多い。暇するといけないと思って色々と本を持ってきたものの、実際には読む暇はあまりないのが現状である。

  2006年04月21日

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• 予防接種

  毎週火曜日は予防接種の日である。今日は２回目の狂犬病予防接種である。任国によって受けなければいけない予防接種が異なってくるが、候補生は以下のような予防接種を受けなければいけない。　・狂犬病　・ポリオ　・破傷風　・A型肝炎　・B型肝炎　・黄熱病エチオピアは、衛生面ではもちろん十分に注意が必要であるが、高地であるため涼しく、例えばマラリアを媒介するハマダラカがいない（らしい）ので、この点で他のアフリカの国より恵まれているのかもしれない。

  2006年04月18日

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• 語学（テクニカルクラス）

  英語学習者のみ、テクニカルクラスと呼ばれる語学クラスがある。テクニカルクラスは、職種毎の専門用語等を学ぶクラスである。コンピュータ技術の職種で派遣される隊員は、任国の学校で教えるといった、教室型と呼ばれる要請が多い。そのためこのクラスでは、派遣先のコンピュータ環境や生徒のレベルを想定して、模擬講習のトレーニングを繰り返し行うことが主な内容となる。僕の派遣先はメケレ技術訓練大学というところで、IT学部とコンピュータ科学技術学部の講師を担当することになっている。コンピュータが専門の学部ではあるが、エチオピアの教育水準次第では、本当に基礎の基礎から教えなければならないかもしれない。僕は"how to use the Internet"のテーマで模擬講習を行うこととなった。人を教えるということは日本語でも難しいのだから、英語で教えるとなるとより一層難しい。

  2006年04月15日

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• ゼロ号報告書

  訓練期間中、候補生は「ゼロ号報告書」なるものを提出しなければならない。訓練では語学の他に各種講座を受講する。「ゼロ号報告書」は主に、受講した講座の内容に基づいて作成しなければならない。指定された章立ては以下の通り。第１章訓練に対する心構え、目標、取り組む姿勢第２章 １ 国際協力の現状・協力隊事業の理解 （１）国際関係と日本の国際協力 （２）青年海外協力隊事業の理念２ 任国事情・異文化適応 （１）任国の一般事情 （２）異文化の理解と適応第３章１ 心身の健康管理２ 交通安全対策／海外交通安全３ 犯罪対策／危機管理講座第４章訓練全般の総括、活動目標、計画、赴任にあたっての抱負

  2006年04月13日

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• 体力測定

  垂直飛び・立位体前屈・背筋・反復横飛び・腹筋・腕立て、以上計６種目について体力測定を行った。結果は年相応のB判定。最近あまり運動していなかった割には悪くない。訓練期間中は、スポーツをする機会が多い。毎朝のランニングに加え、時間を見つけてはバスケやバトミントン、テニスなどをする。勉強ばかりだとストレスがたまるし、かといって街に降りるのは面倒だ。結局、スポーツくらいしかストレス発散の手段がないんだよね。

  2006年04月13日

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• 語学（ホームクラス）

  現隊次では、以下の言語の訓練が行われる。・英語・フランス語・ポルトガル語・中国語・モンゴル語・タイ語・ベトナム語・ラオス語・クメール語・マレー語・インドネシア語・アラビア語・スワヒリ語・ブルガリア語・ルーマニア語僕は、派遣前訓練では英語を学習し、現地訓練ではアムハラ語かティグレ語を学習する。エチオピアの公用語はアムハラ語で、僕の任地にはティグレ語という民族の言葉があり、高等教育は英語で行われるという、複雑な事情がある。英語のクラスにはホームクラスとテクニカルクラスがある。（英語以外の言語の場合はホームクラスのみ）ホームクラスはレベル別に分けられ、一般的な英語力を磨くためのクラスである。一方のテクニカルクラスは職種別に分けられ、職種毎の専門語学を学ぶクラスである。以前に実施されたテストと面接の結果を受けて、今日、ホームクラスのレベル分けが確定した。僕は１０クラス中、上から２番目のクラスに振り分けられた。クラスメイトの中にはかなり流暢に話す者もおり、怖気づく。レッスンの内容は、ディスカッション・スピーチ・リスニングなど様々。レッスン自体は楽しく時間が過ぎるが、毎日の課題をこなすのが大変だ。

  2006年04月11日

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• 総合テスト

  入所前に配られた資料について確認テストが行われた。７０点以上が合格とのことである。主な内容は、国際協力・JICAの事業・青年海外協力隊の特徴などについて、である。過去問とほぼ同じ問題で難しくはない。一応、大学時代は国際関係学を専攻していたので、及第点くらい取らなきゃ恥ずかしい。

  2006年04月10日

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  郡山市

  郡山まで買出しに出掛ける。訓練所から二本松駅までバスで３０分、二本松駅から郡山駅までは電車で３０分弱。バスと電車の接続さえ良ければ、１時間ほどで郡山駅まで辿り着ける。郡山市は、県庁所在地の福島市より人口が多く、福島県の経済の中心と言われている。駅周辺にはヨドバシカメラ、Tower Record、無印良品、丸井、スターバックス、ABC Martなどなど、一通りの店が揃っている。訓練所から郡山に出ると、東京に劣らない大都会のように感じる。公共の交通機関以外に足のない候補生は、買い物をするにも苦労する。日用品なら二本松でも大体揃うが、電化製品、服、ＣＤなど少し特別なものが欲しければ郡山まで行くしかない。今日は、ＰＣ用品、スニーカー、その他雑貨など、これからの訓練に必要と思われる物を大量に買い込んだ。ところで郡山市には、僕の本家がある。郡山駅から水郡線で一駅行った「磐城守山駅」周辺には特に、柳沼姓が多い。郡山を訪れたのは今日で２度目だが、愛着を感じる街である。

  2006年04月09日

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  生活班

  訓練所には３階建ての宿泊棟が４つある。名前の五十音順で居室が割り振られ、そして一つのフロアが一つの生活班となる。訓練生活は、毎朝の清掃を始め、基本的にこの生活班の単位で行われる。僕はＤ棟２階の１１班。男性５名、女性１１名、計１６名の班である。班員の職種、任国は様々だ。僕は成り行きで班長になってしまった。居室はだいたい６畳１間ほどの広さである。宿泊棟は禁煙で、別棟の喫煙室まで行かなければならない。さらに２２時半以降は宿泊棟から出ることができなくなり、完全にタバコが吸えなくなる。そして飲酒は完全に禁止。飲みたければ土日に山を下りるしかない・・・ちょっと、つらい。

  2006年04月07日

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  訓練所入所

  東京から福島県郡山まで、東北新幹線で１時間半。郡山から二本松まではJR東北本線で２０分程。二本松駅の周辺は、想像以上に何もない。駅から訓練所までは、さらにバスで３０分程かかる。訓練所周辺は、４月だというのに雪がちらついており、寒い。受付等を済ませると、とりあえず自分の居室に入る。入所式までは荷物の整理をする。ちなみに、隊員候補生全体では１８８名。うち男性６６名、女性１２２名。これほどまで女性が多いのは珍しいそうだ。入所式の後は夜までオリエンテーションの類が続いた。語学やその他講座が本格的に始まるのは来週からであるが、まずはこの環境に慣れなければ。

  2006年04月06日

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  引越

  いよいよ今日、東京都大田区蒲田のアパートを引き払う。高校卒業以来、引越はもう６度目になるけど、何度やっても面倒なものだ。ここ最近ずっと忙しいし、結婚や協力隊が絡んでいるから、今回はより面倒だ。今日は徹夜で荷造り・・・蒲田に住んだのは２年と１ヶ月。それほど長い期間ではないけど、それでもちょっと寂しいもんだ。蒲田は安くておいしい店が多い。特に餃子は、テレビや雑誌などで紹介されるような名店がいくつもある。東京方面にも横浜方面にもアクセスしやすく、羽田も近い。一人暮らしには便利な街ではないだろうか。風俗が多くて客引きがうっとうしいのと、家賃が若干高めなのが難点ではあるが。記念に、近所の公園を写真に収めておいた。写真では分かりにくいが、桜がきれいだ。ところで、昨日、セ・リーグが開幕した。我がドラゴンズは残念ながら０－２で敗戦。両エースの投げ合いでしびれる展開だったけど、岩瀬が打たれるとは・・・今年注目のルーキー藤井は、最近知ったことだが、愛知県出身で筑波大卒だそうだ。是非とも結果を出して、スタメンに定着して欲しい。

  2006年04月01日

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• 帰国

  朝、成田に到着。妻と過ごす時間が少なくなる前に、良い思い出を作ることのできた旅だったと思う。ちょうどフランスを発つ昨日から、フランス全土でストライキが始まった。空港までの公共交通機関が不自由なためタクシーで向かわざるを得なかったし、飛行機の離陸も遅れ、アムステルダムの乗り換え時間に余裕がなくなってしまった。政府の雇用政策に対して労組が反発しているらしい。それにしても、日本人の僕からすれば、ストを頻発するフランスの風潮は理解し難い。ところで、遅くなったけど、ＷＢＣ優勝おめでとう！韓国に二度も負け、アメリカは二次リーグで敗退、中南米の強豪と対戦することなく、優勝。ルール・運営上、改善の余地はたくさんあるけれど、でも、どこかの誰かさんの言うような「恥ずかしい優勝」ではない。春のセンバツも始まった。八重山商工、残念。我が愛知の代表、愛知啓成は頑張っている。ちなみにローカルネタだけど、愛知啓成は、僕の出身地一宮市の隣のある稲沢市にあって、数年前まで稲沢女子という女子高だったところだ。あの「いなじょ」が甲子園に出場するとはねえ・・・パ・リーグも既に開幕し、セ・リーグもまもなくだ。今年はあまり観戦できないけれど、野球シーズン到来はやはりワクワクする。時差ボケでつらいが、夜まで頑張って起きていよう。３日後に引越、８日後に訓練所入所だから、これからもしんどい・・・

  2006年03月29日

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  新婚旅行その３（フランス・パリ）

  フランスのパリまでやってきた。旅行の計画を立てる当初、行き先はスイスだけを考えていたが、後にスイスでの滞在日数を削り、フランスを行き先に追加した。なぜなら、フランスの高速列車ＴＧＶに乗ってみたかったから。あと、大学時代に第２外国語としてフランス語を選択したから、多少フランスに興味があったってこともあるかな。パリは訪れる観光客数が世界一というだけに、見所はたくさんだ。凱旋門、国立近代美術館、ルーブル美術館、蚤の市、セーヌ川クルーズなど、３泊４日の滞在では物足りなかった感もある。料理もうまい。大都市でありながら、歴史や景観を意識したまちづくりも素晴らしい。独り身でバックパッカーをやっていた頃は、パリのようなところはミーハーな感じがして避けていたけれど、結婚もしたし、これからは歴史あるヨーロッパを中心に旅をしようかなと思わせるものだった。

  2006年03月27日

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  新婚旅行その２（スイス・ツェルマット）

  有名なマッターホルンを背にスノーボードをするため、ツェルマットにやってきた。ジュネーブからツェルマットへの移動には列車を利用したのだが、特に途中のフィスプからツェルマットまでの登山列車は、景観が良く、また、車両にも趣きがあって非常に良い。スイスにはドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語と４つの言語圏がある。ツェルマットはドイツ語圏であるが、フランス語圏との境に近く（ジュネーブはフランス語圏）、またイタリアとの国境にも近いためか、街の看板などが独・仏・伊の３ヶ国語で併記されていたりする。英語も加えて４ヶ国語併記も多く、さらには日本語も合わせて５ヶ国語併記されている箇所もあった。ツェルマットのスキー場は標高2,500～3,000メートル付近にある。樹木は少なく、一面雪だけの真っ白だ。ただし降雪量はあまり多くないようで、雪質は良くない。スキーヤーがほとんどでボーダーは稀、コース設計もスキーヤー向けに思える。上り坂が随所にあり、狭いコースの片側は柵も何もない崖といったところもあった。山を隔ててイタリアのスキー場と接しているので、スイス側・イタリア側の共通パスとパスポートを持っていけば、板を履いたまま国境を越える経験ができる。僕らはわずか３泊４日の滞在であったため、スイス側のコースを回るだけで精一杯であったが。海外で滑ったのは初めてだが、ともかく日本のスキー場とは随分と趣きが異なり、面白かった。

  2006年03月23日

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  新婚旅行その１（スイス・ジュネーブ）

  前日に成田を発ち、オランダ・アムステルダムを経由して、同日スイスのジュネーブに到着した。ジュネーブは国連や国際赤十字などの国際機関のある都市ではあるが、街自体はこじんまりとしている。今日は、昼過ぎまで雨が降っていて、天気はイマイチ。スケジュールを詰め込み過ぎたため、国連では十分な見学時間がなく、予定していたレマン湖でのランチクルーズにも参加できなかった。結局、移動・食事・買物で１日が終わった感がある。ところで、スイスの印象として、まず、物価が高い。ちょっとしたカフェなどで食事しても一人2,000～3,000円はかかる。また、スイス料理（チーズフォンドュが有名）はどれも量が多く、味はまあまあいけるがくどい。治安は良く、人々は親切だ。インフラは整備されており、交通機関なども便利で旅行者に優しい。良いところではあるけれど、一度来れば十分かな。

  2006年03月21日

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• 結婚パーティー・ボウリング大会

  芝公園のレストランで結婚披露パーティー、その後は田町でボウリング大会、そして飲み会。名古屋での式・披露宴は親族と地元の友人を中心に招待したので、今回が東京の友人に初のお披露目だった。パーティーは色々とサプライズもあり、幹事様々、楽しいものとなった。ボウリングは２ゲームとも１１０前後のイマイチなスコアだったけど、まあいいや。皆さん、本当にありがとう。ＷＢＣ準決勝の日韓戦、6-0で日本の勝利。すでに３敗していて不満はあるけれど、まあとにかく勝ってよかった。孝介のホームランも素晴らしかったな。決勝戦も頑張れ。明日から２９日まで、スイス・フランスへ１０日間の新婚旅行だ。エチオピア行きまでの残り少ない時間、先進国を満喫したい。

  2006年03月19日

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• 技術補完研修終了

  本日をもって、１１日間の技術補完研修が終了した。「ハードウェア」（３．５日間）・PCの構成、CMOSのセットアップ・Windows98/2000のインストール、セットアップ・トラブルシューティング実習など「教材作成＆教授法」（３．５日間）・スピーチ、プレゼンテーション・教材作成・模擬講習会など「ネットワーク」（４日間）・ネットワーク基礎・IPアドレス設計・ルータ設定・ドメインコントローラ、DNSサーバ、DHCPサーバの構築など全体として、任国に行って必要な知識・技術がある程度網羅されており、中身が濃い１１日間だったと思う。研修終了後には、１８年度０・１次隊の飲み会に参加した。参加者の職種は、コンピュータ技術、PCインストラクタに加え、保健師、村落開発員、エイズ対策、青少年活動、理数科教師がいただろうか。総じて女性が多く、また平均年齢が低かったように思う。男性が多く平均年齢の高いコンピュータ技術の隊員は、協力隊の中では異質な集団なのかもしれない。

  2006年03月17日

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• WBC

  韓国に１－２で敗戦。韓国に２連敗するとは思わなかった。アテネ五輪の再現のようだ。孝介は何しにアメリカまで行ったのか。韓国は確かに強かった。投手陣は良かったし、イ・スンヨプも神懸ってた。でも、一番の差はモチベーションじゃないかな。韓国はナショナリズムの激しい国だ。対日本となると特にそうだ。片や日本は代表メンバの収集にも苦労する有様だった。特に松井秀にはがっかりしたな。シーズン直前の微妙な時期に開催されることも、ヤンキースがWBCに対して消極的なことも、すべて以前から分かっていたことなのに、なぜギリギリまで迷う（ふりをする）のか。井口も似たようなもんだったね。イチローとは大違いだ。次回のWBCからは日本もベストのチーム状態で臨んで欲しい。スケジュールや審判、組み合わせなど、大会運営上のまずい点も改善していって、野球の国際化につながるような大会にして欲しい。

  2006年03月16日

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• ストックオプション

  非公開の日記

  2006年03月14日

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  結婚式・披露宴

  名古屋市内にて、結婚式と披露宴を行った。式は人前式で行った。最近、少しずつだが人前式が増えてきているらしい。キリスト教徒でもないのに式のときだけキリスト式だなんて、なんだか違和感を感じる。外国人の神父が出てきて、英語とカタコトの日本語で進められてもねえ・・・俺ら日本人だし。人前式は自由度が高いので、自分達で色々カスタマイズしたい人達にはお勧め。披露宴はスピーチ・余興などなど盛りだくさんで、２時間半の予定だったところが３時間近くまでオーバーしてしまった。名古屋の結婚式は派手だと言われるが、実際そうなんだろう。（さすがに、ゴンドラに乗って新郎・新婦登場、というのは聞いたことないが。）しきたりも色々あって、面倒なところもある。けれど、そういう名古屋の風習も最近消えつつあるようで、それもまた寂しい。披露宴の後も友人達と飲みに行った。これだけ疲れたのは、愛知万博へ最終日前日に行ったとき以来だ。まあでも、本当に思い出に残る一日だった。

  2006年03月11日

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• 技術補完研修開始

  技術補完研修が始まった。今日から二週間は銀座に通うことになる。1名辞退があったようだが、コンピュータ技術隊員・PCインストラクタ隊員を合わせて総勢30名。任国はアフリカ方面が多いようだ。エチオピア隊員は僕を合わせて6名いた。皆同じ一次隊といっても前期と後期に分かれている。僕のように前期の隊員は、この研修の後、4月6日からすぐ訓練に入るが、後期の隊員は7月から訓練に入るそうだ。7月までどう過ごすんだろう？「ハードウェア」が4日間、「教材作成および教授方法」が3日間、「ネットワーク」が4日間の、合計11日間の研修である。（今週土曜日は結婚式のため、出席できないけれど。）今日の内容は「AT互換機の構成」及び「CMOSセットアップ」。PCを分解・組立したり、新入社員のときに受講したようなものだ。PCを自作するような人達にとっては退屈な内容であったかもしれないが、そのような経験のない僕にとっては、知識の整理・確認の良い機会であった。最近不規則な生活をしてきた僕にとって、毎日定時に起きることがこれまた大変だ。

  2006年03月06日

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• 入籍

  横浜市金沢区役所にて婚姻届を提出し、僕らは法的に夫婦となった。夫となる身でありながら、婚姻届の職業の蘭に「無職」と書き込まなければならないのはなんとも情けない。人に結婚と協力隊参加の報告をする度、ほぼ例外なく「お前もすごいけど、奥さんとなる人はもっとすごいな」と言われる。仰る通り、新婚早々単身赴任で、同居できるのは約2年半近く先、しかも無職・・・来週からは技術補完研修が始まるが、結婚式までも残り一週間だ。まだまだ準備が大変であるが、思い出に残る良い式にしたい。

  2006年03月03日

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• 退職・ブログ開始

  昨日、2月末をもって、3年10ヶ月勤めたウルシステムズ株式会社を退社した。先月21日、JASDAQに株式公開され先行きが楽しみな会社ではあったが、仕方がない。青年海外協力隊での任務を終えて帰国する2年半後、また縁があるかもしれないが、どうなることやら。これから、3月6日から17日まで11日間、銀座でコンピュータ技術の隊員が対象の技術補完研修が行われる。そしてその間を縫うように、11日には僕の地元名古屋での結婚式。19日には東京で結婚パーティー。20日から29日まではスイス・フランスへ新婚旅行。4月1日には東京の住居を引き払って、4月6日から6月14日までは福島の二本松で派遣前訓練。そして6月末にはエチオピアへ渡ることになっている。忙しい。会社を辞め、月が改まった今日、ブログを開始したが、今後定期的に更新していけるか、大いに不安である。

  2006年03月01日

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