某びすとろ店主日記

小学校6年生まで東京の江戸川区の北小岩という

東京の東の町で生きてました。

隣町は寅さんで有名な葛飾・柴又、

さらにちょこっと行くとこち亀で有名な亀有があり、

まさに下町の中の下町のような町です。

別件で東京に来ていて突然天のお告げのように行かねば、と思い、

久しぶりに訪れて町を闊歩すると

小さい頃はアウトバーンなみに大きく広く感じた柴又街道が実は二車線だったり

果てしなく続くイメージだった商店街が

歩いたら5分もかからず通り抜けれたりと、

大きくなった自分とちびっこだった自分の時の流れに一喜一憂して

少年時代を懐かしみました。

そんなダウンタウン出身で仙台に転勤で来てジョバンに来てくれていた客さんがいて、

現在は北小岩に戻っているのでこれは呑まなくては、

と思い久びさの再会。

三十数年前、駄菓子屋で購入した粉末ジュースを公園の水道水でかき混ぜた

ワイルドな飲み物を飲んでいたハナタレ小僧だった自分が、

北小岩のワインバーで酒を呑み交わす未来予想図はまったくもって想像できず、

そんなサプライズな時の流れが、ああ素晴らしきかな人生。

今季一番の寒さをポカポカと体の内側から温めてくれた、いい塩梅な夜でした。