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2011年12月20日
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カテゴリ:元気が出る話

誰かの笑顔が見たくて在宅ホスピス  7◇  めぐみ在宅クリニック院長 小澤竹俊

 

 

誰かの役に立ったら価値がある でも、何も出来なくなっても大切な存在になることができる

 

 

 最後のテーマは自尊感情・自己肯定感です。自分が大切な人間と思えるためにはどんな条件が必要か。これを考えるときに、ドラマ『1リットルの涙』のこのシーンを紹介します。病気が進み、やがて歩けなくあやさん。同級生の麻生君は医学部に進学します。

 

 闘病中、綾さんは自分の思いを詩に書いて出版しました。それを読んだという女の子から手紙が届きます。麻生君はその手紙を持ってあやさんに会いに行きます。こんな手紙です。

 「私もあやさんと同じ病気です。先生に治らないと言われたときは、いっぱい泣きました。・・・なんで私がこんな目にあうの?って、毎日毎日お母さんに当たってました。でも、あやさんの文章を読んで・・・あやさんみたいに強くなりたい。これからはつらくてもいっぱい泣いても、その分、ちゃんと前に進みたい、あやさんのお蔭でそう思えるようになりました」 

 

 ここに「つらくていっぱい泣いても、ちゃんとその分前に進みたい」と書かれています。やはり泣いてしまうでしょう。だって病気は治らないんですから。でも、その分、ちゃんと前に進むことが出来るんですね。なぜか。それは「支え」があるからです。「つらいのは私だけじゃないんだ」。闘病中の家族が集まる家族会が、まさにそうです。決して一人だけじゃない。支え合う仲間がいる。これが極めて大きな力になります。

                    * * * * *

 この手紙を読んで、麻生君は言います。「お前は欲張ってでも、無理にでも、ずっと生きてて欲しい」って。そしてあやさんはこう言います。「麻生君。私、役に立てた? 役に立った?」

 

 どんなときに人は自分のことを大切な存在と思えるんでしょうか。一番分かりやすいキーワードは「役に立つ」ですね。

 

 誰かの役に立つとき、自分を認めることが出来るんです。

 

 『赤鼻のトナカイ』という有名なクリスマスソングがあります。あれ、凄い歌ですよ。トナカイは鼻が赤いことでみんなから笑われていて、いつも泣いています。ところが、クリスマスイブにサンタのおじさんが言います。「暗い夜道はピカピカのお前の赤い鼻が役に立つのさ」って。トナカイさん、「今宵こそは」と喜ぶんですね。

                    * * * * *

 でも、役に立たなくなったらどうしましょう。たとえば、インクの切れたボールペンは捨てればいいですが、人間は役に立たなくなったら捨てますか。たとえばプロ野球選手。役に立つ時は何億円です。でも役に立たなくなったら解雇です。これが現実です。「役に立つ、だから良い」という価値基準だけでは、「支え」としては弱いです。

 

 そこで紹介したいのは、「もう役に立たない。もう何も出来ない。でもあなたは大切な人」と言われたらいいですよね。

 

 実は、私にはどうしても捨てられない壊れた腕時計があります。父の形見の時計です。ビーズが外れて時刻を合わせることが出来ないのですが、尊敬する父が着けていたという「関係性」があるので、私にとっては大事な時計なのです。

 

 『1リットルの涙』の中でいいシーンがありました。あやさんの「私、役に立った?」という言葉ではなくて、麻生君も言葉です。「お前には欲張ってでも、無理にでも、ずっと生きていて欲しい」

 

 なぜ生きていて欲しいのか。それは役に立つからではなくて大切な存在だからです。健康なとき、私たちは人と比較します。私の方が役に立つ。勉強が出来る。足が速い。とても大事です。でも、どんなに役に立っても、やがて年と共に出来なくなります。役に立つことだけが「支え」だったら、役に立たなくなったとき、自ら命を落としてゆくことでしょう。でも、何も出来なくなっても心から認めてくれる「関係性」があったら、人は誰でも尊い存在になるんですね。 (宮崎県公立小中学校教育研究会擁護教諭部会での講演より/終わり) 

 

 

『みやざき中央新聞』2011年(平成23年)12月12日(月)2440号発行紙より記事抜粋。

 

 

 確かに、ある日突然に先生からあなたは不治の病にかかっています。と言われたら、特に少女ならこれ先、進学して自分のなりたい、あるいは、したい夢のために勉強して、社会に出て、恋もして、時には失恋もし、お客さん李怒られたり、褒められたり、そしてある日、見知らぬ人と巡り合い、結婚し、子ども生れて、幸せな家族を作る等々、いろんな経験をするはずだったことが、根底から崩れ去ってしまいます。だからいっぱい泣くんです。男でもガンにかかり、余命いくばくと告げられたら、泣くでしょう。

 

 爺も糖尿病と宣告されたときは、青天の霹靂に何で俺がと思ったものです。タバコは吸っていましたが、そう生活が荒れているとも思えず、よくよく考えてみると家族や親せきに糖尿病にかかった人がいると遺伝でそうなると聞いていましたから、多分そういうことなら仕方がないなと、諦めるというか現実を見つめて一生付き合っていけばいいなと思ったんです。それからは、少し世の中を見る目が少し変わってきたかもしれません。もちろん年を取って孫も出来たこともあるでしょう。ですから、今まで結構好きなことをさせてもらってきましたから、少しぐらい、世の中のために役に立てばいいかな、何て思い、臓器提供意思登録をまずしました。だから、爺がもし、脳死の判定が出たらすぐに使える臓器は使っていいんです。それから、絶滅危惧種の保存や地球環境を考えて活動しているWWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)の会員になっています。年間わずか5000円ですが払っています。それから日本ホスピタルクラウン協会の会員にも入っています。病院や施設に入っている子どもたちやお年寄りに笑いを持って元気になるように活動しています。TBSの『夢の扉』で知り、入会しました。年会費3000円だったと思います。この間は、unicef(ユニセフ)のソマリア干ばつの緊急募金に僅かですが寄付させていただきました。

 

 こんあふうに、今は、障害年金で暮らしていますが、自分が障害になって初めて人の痛みが本当にわかるんですね。以前も一応理解はしていましたが、より以上に関わりたくなってきました。特に、子どもたちの悲惨さや動物たちが人間の欲のために絶滅するニュースを聞くと、心が痛みます。自分の病気は、自業自得の所がありますが、子どもたちや動植物は関係ないのです。大人たちのエゴの犠牲者何です。だから、少しでもそう言うのに役に立てばいいなと思ったりしています。元気なら、もう少しやり方もあるかも知れませんが、それは、また、別の話です。

 

 自分が、病気になったからと言って、人の所為にしたり、八つ当たりしても何の意味もない事です。いかに余命いくばくかの病気でも、今、自分がどう行動するかだと思うんです。死ぬまで勉強するのもよし。日記をつけるのも良いでしょう。病室から見える景色をスケッチしたり描いても良いでしょう。哲学本を開くのも良いでしょう。ようは、現実を見つめてどう病気と付き合って行って、どう行動するかが大事では無いでしょうか。それには、家族をはじめまわりの人々の支えも必要かもしれません。でも、爺は、一人でも前向きにで進みたい。後悔をするような人生だけはおくりたくない。だから春から車いすでも勉強できる放送大大学に行こうと計画しています。そして、役に立たたなくなって捨てられたとしても、それが現実であれば受け入れるしかないと思うんです。どうせ人間は1人で生れて1人で死んで行くんです。淋しいことなんか有る訳がない。≪爺私見≫

 

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最終更新日  2011年12月20日 16時03分40秒
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