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2024.04.29
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カテゴリ:和歌・短歌



ももとせの ねむりさませば たけのはな まだゆめみかも しるひとぞなき
 【百年ぶりに目覚めた竹の花 まだ夢を見ているのか だれも知らぬ人ばかり
 人もここに花が咲いているなんて だれも知らないんだろうな】
               
 竹の花は、だいたい60年から70年くらい経たないと咲かないとか聞いていたが、まだ実際に見たことなかった。ところがいつもの公園で咲いていると新聞に紹介されていた。さっそく一生に1回から2回ぐらいしか見る事ができない竹の花を見なければと、カメラ片手に公園に行く。
一斉にツツジの花が咲き始めた中、地味で目立たないが確かに咲いていた、それも群生して。
竹の花というよりは笹の花が正解であろう、何でもこの笹はまだ、30年前に公園に整備する以前より自然に群生していて、それ以前の事は記録がないとか。
ただ別の公園で記録が残っていて、それは120年前のことらしい。
群生していても、中の一本か二本が咲くことがあっても、群生が一斉に咲き始めるとは、全国的にも極めて珍しい現象とか。最近では他の数県で3件の記録があるくらいらしい。
もしかすれば一生に一回も見られない現象を見たことになる、よい目の保養ができたものだと思う。
花が散ると、この笹は枯れてしまい朽ち果ててしまうとか、だから枯れる前に種を落とし次の世代に種族保存を委ねるとか。ただ成長するのに30年もかかり、そのまたそれから30年から40年後には花を咲かせ枯れる運命に、そうして世代を繰り返しながら生きらえているのだ。
厄介な雑草という人もいるが、これを知ると健気なものだと思わずにいられない。






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Last updated  2024.04.29 12:55:41
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