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カテゴリ:スピリチュアル
コメント欄に、次のような書き込みがありました。
「日記を拝見すると、ほっとした気持ちになります。 判断せず見守ることを教えてもらってから、いかに自分が良いとか悪いとか判断してばかりで、反応に振り回されてばかりだったか気づけました。 まだまだ、実践できていないことも多い(実際に日常でピンチになると見守っていられない)ですが、気づけたことでまずは自分なりに少し成長できた思っています。 いまさらですが、根本的などうしても知りたいことがあります。 どうか教えてください。 人はなぜ生まれてくるのですか。 スピリチュアル系の方はみなこの世界は素晴らしい、愛や感謝という言葉をそろって言いますが、私にはそうは思えません。 確かにすばらしいこと、善きこともあふれていますが、ですがたとえば、生きてるだけでお金がかかる(住民税のことです)、そういうこの世界は本当に素晴らしいんでしょうか?? 私は、どうしても子供を産む気にはなれません。 生まれてきた子が本当に幸せに生きていける世の中とは到底思えません。 そう思うと、自分を産んだ親に憤りを感じます。 どうか教えてください。」 人は、なぜ生まれてくるのでしょうか。 子供の頃は、そんなことは考えません。 でも、成長する過程で誰もが一度は持つ疑問ですね。 それは、何か問題が起きた時に考えることです。 順風満帆の時に、なぜ生まれてきたのかなどと考える人はいません。 躓(つまず)いたり、転んだりした時に、考え込むのですね。 自分の思うように事が運ばない時に、なぜ?となるのです。 なぜ自分の人生は・・・ どうしてこんなにうまくいかないのか。 何のために生きているのか。 なぜ人は生まれてくるのか。 なぜ、なぜ、なぜ・・・ 遅かれ早かれ誰もが通る道です。 しかし、そのうちに忘れてしまいます。 いくら考えてもわからないからです。 誰に聞いても納得のいく答が返ってこないからですね。 やがて生きることだけで精一杯となり、そんなことは忘れてしまいます。 あるいは、そんなことは考えてもしかたがないと諦めてしまうのですね。 そして、なんとなく流されて生きているのが、大多数の人々です。 それが、今の人類の現状でしょう。 そもそも・・・ 漆黒の闇のなかから、光が現れます。 何もないところから、光が出現するのですね。 その光が、七色に分かれます。 その七色が、無限に分かれていきます。 それが、宇宙誕生の物語です。 それは、今も続いています。 色の世界の展開です。 光が何層にも分かれ、やがて物質宇宙が現れます。 その長い永い過程の末に、物質地球が誕生します。 その地球上に生命が発生し、やがて現在の数えきれないほどの多種多様な存在となります。 それが、地球の歴史です。 男女の愛の営みによって、精子と卵子が結合します。 それによって、新しい生命が生まれます。 その生命体は、人類進化のプロセスを辿ります。 ある程度人間の形となったところで、スピリットが宿ります。 これが、人=霊止(ひと)の誕生です。 人は、文字通り霊が肉体に止まっている状態です。 人とは、肉体と霊が融合した存在です。 これが、霊止=肉体人間の実態です。 肉体に宿る霊=スピリットは、男女が結合し、新しい生命体が誕生するのを見守っています。 その男女とは、この世に生まれてくる前に親子の約束ができています。 新しい生命体が成長し、人間らしい形を取った時に肉体に入ります。 そして、赤ちゃんとして誕生するのですね。 親に憤りを感じる? それは、本末転倒というものでしょう。 自分が、親にお願いしたのですから。 親として赤ちゃんから成人するまでの面倒を見てもらうことを。 親を恨むなど、とんでもないことです。 子供を育てることが、どれだけたいへんか・・・ 経験したことがないので、わからないのですね。 一人の子を一人前に育てるのは、とても骨の折れることなのですよ。 人は、赤ちゃんとして、ほぼ白紙の状態で生まれます。 そこから、環境を吸収しながら成長していきます。 両親や親族や友達・・・ 幼稚園や学校の先生たち・・・ 地域社会やマスコミ・・・ 生まれた時代状況に色濃く染められていくのですね。 もちろん、同じ状況でも同じに育つとは限りません。 赤ちゃん自体に、もともと備わった個性があるからです。 それは、スピリットの個性です。 この世に生まれてくるために新しく創られた個性です。 その個性は、魂の過去世の経験から形成されます。 過去の地上での経験を踏まえて、今生の課題を決めてくるのですね。 その課題にふさわしい個性を持って、スピリットは地上にやって来ます。 だから、兄弟姉妹のような似た環境下でも、異なる成長を示します。 赤ちゃんには、明らかに個体差があります。 しかし、同じ時代に生まれ合わせると、世代のエネルギーというものを共有することになります。 似たような教育を受け、同じテレビ番組を見て育つと、共通の意識が生まれるのですね。 それが、世代の意識です。 それは、天王星や海王星や冥王星などの影響下にあります。 それらの惑星は、個人ではなく時代や世代に影響を与えます。 人は、生まれ育った環境の影響だけでなく、星々の影響も受けて育ちます。 人は、地球と宇宙の融合存在でもあるのですね。 ありとあらゆるものを吸収しながら、人は成長していきます。 特に身近にいる人からの刷り込みは、強烈です。 それは、無意識レベルに浸透していきます。 気がつけば、親の多大や影響を受けています。 それに気がつかない限り、条件づけられたまま一生を過ごすことになります。 自分で感じているつもりでも、条件づけのまま反応している場合が多いのです。 人は多くの場合、オートマチックに反応して生きています。 気づかないうちに無意識に反応しているのです。 よほど自覚して自分を見守らない限り、条件づけの奴隷です。 その条件づけの根本には・・・ 自己保存の本能があります。 肉体が持つ生命本能です。 これがないと、肉体は維持できません。 しかし、自己保存の本能と共に成長すると、人は自分本位になってしまいます。 これに思考力が加わると、「私」として自己中心的に生きるようになります。 「私」が、最も重要になるのですね。 「私」のために世界はあると思い込むようになります。 これが、自我の誕生です。 「私」の実態は、過去の経験をベースにしたイメージです。 しかし、イメージは独り歩きを始めます。 思考が、「私」の安全のために活発に働きます。 「私」の安全の拡大が、人生最大のテーマとなります。 安全の拡大とは、支配を意味します。 支配とは、力です。 自己保存のためのパワーゲームです。 それが、世界中で見られることです。 それは、あまりにも肉体と自己同一化し過ぎたために起こります。 肉体と共に成長したので、自分を肉体と思い込んでしまうのです。 その結果、命が何より大事なものになってしまいます。 命あっての物種・・・ 肉体の命は、もちろん大切です。 しかし、それがすべてではありません。 肉体よりも大切なものもあるのですね。 それは、今生に生まれてきた目的です。 何のために生まれてきたのか。 肉体を維持するためだけに生まれてきた? そんなことはありません。 そんな人はいないでしょう。 そのことを忘れて、多くの人は肉体を維持することだけに汲々としています。 肉体だけを永らえさせて何の意味があるのでしょうか。 肉体を通して何をするか。 それが、問題ですね。 それは、なぜ人は生まれてくるのかという問いと共通します。 人は、この地上で何をしようとしているのでしょうか。 何のために生まれてくるのでしょうか。 何のために・・・ 「人はなぜ生まれてくるのですか(2)」に続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
七色の光の展開が眩いです。
その光景を感じてみると、涙が出ます。 すごい祝福で生まれてきたのですね、私たち。 絶対無駄にしたくないと思いました。命。 (2008.09.19 18:47:59)
・・・てんぷらが揚がるベルにびくついて送信してしまいました。
>肉体の命は、もちろん大切です。 >しかし、それがすべてではありません。 >肉体よりも大切なものもあるのですね。 >それは、今生に生まれてきた目的です。 kimiさんの言葉はいつも優しい。 なんでだか涙が出てしょうがないです。 (玉ねぎのせいもあるのですが) >肉体を通して何をするか。 >それが、問題ですね。 >それは、なぜ人は生まれてくるのかという問いと共通します。 >人は、この地上で何をしようとしているのでしょうか。 「有意義に生きること」 言葉の上では同じになるけど、 中身と意味するものが、はっきりと変わりました。 物質世界しか見えてないことも、わかりました。 肉体の維持に囚われるあまり、 肉体視点でしか世界を見てなかったことも、わかりました。 想いはあったのですね。 成就してもしなくても素晴らしい。 それに気付いて、誠実に生きていくこと。 美しいのは、そういう魂たちのきらめきの、一つ一つだと思いました。 全て善しだったですね。 肉体がなくなっても変わらないと思います。 (2008.09.19 18:57:39)
その答えを探すためでわ?
(2012.06.19 23:18:03) |
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