週末パス 2024年5月(東日本大震災被災地、福島駅14番線、上野駅通過、乃木坂46のロケ地(武蔵溝ノ口駅と熱川プリンスホテル))
親友が関西から東京に来るとのことで、週末パスで出かけてきた。 2024年5月18日(土)は一緒に東北へ行き、翌19日(日)は別行動だ。 行先については関西から来る親友の要望を軸にし、お互いの希望をすり合わせてよい旅程になった。 私は日ごろから、他人さんの気持ちを決めつけてそれを第三者に伝えるということはしない。同様に、今回も同行者の考え方や意見のすり合わせの過程をここでは公開しない。そもそも自分の記録のためのブログだし。【旅程概要】2024年5月18日(土) 二人旅 ・「特急ひたち13号」 品川12:45→仙台17:25 クハE657-3 ・「新幹線特急やまびこ154号」 仙台17:43→福島18:09 E526-421 ・「新幹線特急つばさ154号」 福島18:16→宇都宮18:57 E328-2011 ・「新幹線特急なすの282号」 宇都宮19:22→大宮19:55 E225-1124 ・「新幹線特急かがやき514号」 大宮20:01→東京20:23 E726-5152024年5月19日(日) 親友 ・朝早くに中央本線経由で関西へ帰った。 私 ・親友をJRの某駅まで車で送っていった。 ・武蔵溝ノ口駅…北川悠理さん脚本/主演『しあわせなんて、なければいいのに。』ロケ地 ・伊豆急行線…初乗車 ・熱川プリンスホテル…乃木坂46『Out of the blue』ロケ地 ・横浜そごう…『KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物』【旅程詳細】2024年5月18日(土) JR東日本のいくつかの駅でプラレール65周年のスタンプラリーが開催されていて、昼の新宿駅や品川駅では親子連れの長い待ちが発生していた。★★★「特急ひたち13号」 品川12:45→仙台17:25 クハE657-3★★★ JR東日本の在来線特急普通車のチケットレス35%offを初めて利用した。さすがにこの場合は今回の「特急ひたち13号」のように距離の都合が良くてもグリーン車に乗ろうとは思わない。一方、35%offが売り切れていると損した気分で乗る気が失せるので、魅力的な制度とは思えない。 久慈浜海水浴場(乃木坂46『平行線』ロケ地)は見えない。あらかじめ地図を見てわかっていたことだが。 今回の旅の主要テーマである、東日本大震災の被災地訪問。そうはいっても、いずれかの駅で下車する案はやめて、「特急ひたち13号」を始発から終点まで乗り通すことにした。私が着目したのは、富岡駅、大野駅、双葉駅、浪江駅あたり。 鉄道線路のところの除染を先に進めた経緯はわかるが、それでもなお、大野を過ぎたあたりでは0.4μSv/hを超えていた。富岡以南や双葉以北などは東京と変わらない0.1μSv/h前後だった。但し、ガイガーカウンターの校正をしていないのでこの機器の精度や正確性は保証できないが。 水戸からはこまめに停車するようになり、さらに、いわき以北など、だんだんと速度も下がってきた。単線区間に入り、せいぜい80km/h程度での走行にまで速度が低下してきた。相馬から先は特に遅く、山下あたりは70km/h程度。驚いたことに、東北本線に入っても速度を上げない。スジに余裕を持たせているのだろう。「特急ひたち13号」は相馬から仙台までの54.3kmをノンストップなのに48分かかる。3往復の定期特急列車はどれもこんな感じの所要時間だ。調べたところ、いわき-仙台間は1960年頃の蒸気機関車時代や気動車時代の「特急はつかり号」と所要時間がたいして違わない。【車窓動画】東日本大震災被災地 常磐線 富岡~浪江(2024年5月18日)【鎮魂】 - YouTube 仙台駅でキハ110系「レトロラッピング車両」による団体臨時列車を見かけた。★★★東北新幹線★★★ 仙台駅から東京駅まで改札を出ずに4本の列車を乗り継いだ。 「新幹線特急やまびこ154号」 仙台17:43→福島18:09 E526-421 「新幹線特急つばさ154号」 福島18:16→宇都宮18:57 E328-2011 福島駅で下り線を通る上りの「やまびこ・つばさ号」に乗れて、すごくうれしかった。【車窓動画】福島駅14番線 下り本線を通る上りの「やまびこ・つばさ154号」(2024年5月18日) (youtube.com) 「新幹線特急なすの282号」 宇都宮19:22→大宮19:55 E225-1124 「新幹線特急かがやき514号」 大宮20:01→東京20:23 E726-515 上野駅を無停車で駆け抜ける珍しい列車に乗れて、すごくうれしかった。【車窓動画】上野駅を無停車で駆け抜ける「かがやき514号」大宮→東京(2024年5月18日) (youtube.com) 東京駅にて短い時間、同行者とは別行動。 私は、東京駅にいくつかある“非公表の部屋”のひとつと噂される場所を見てきた。さすがに撮影はしなかったけれど。2024年5月19日(日) この日の旅程は、深夜2時ごろに決めた。 せっかくいくつかの会社線も乗れる週末パスだし、近いようで遠い伊豆半島の南の方まで行くことにした。 親友をJRの某駅まで車で送っていった。体調や天候に問題がないので、車で送っていくことに当日決めた。彼とは40年を超える長い付き合いにもかかわらず、愛車560SELに乗せたことがなかった。彼の家までこの車で行ったことはあったが。心残りをまた一つ払拭できた。 その方が時間の都合も良かった。朝早く一緒に鉄道で出発してしまうと伊豆に早く着き過ぎてしまうのだ。★★★武蔵溝ノ口駅…北川悠理さん脚本/主演 × 乃木坂46 四期生11名 『しあわせなんて、なければいいのに。』ロケ地★★★川崎9:37→熱海11:06 サハE231-3044 昨日とは異なり、曇天だし寒い。湯河原と熱海の間のトンネルで車内が一気に寒くなった。これより先、非常用に持っているマフラータオルとカイロが役立った。熱海11:32→伊豆急下田13:18 8016 伊東以南、伊豆急行線は初乗車だ この伊豆急行8000系電車は、元東急車で、海側の座席は西武特急車の発生品が転用されている。私が見た範囲では、センターアームレストがどれも汚かった。 雨が降ってきた。 外の空気がおいしい。これは自宅で旅行系動画を見ているだけでは味わえない感覚だ。 この列車は熱海を6連で出発し、伊豆高原で後ろ3両を切り離す。 特急停車駅以外でも多くの利用客を見られた。 蓮台寺では右側通行だった。★伊豆急下田★ 出口改札と入口改札が異なる位置にあり、しかも両側に立派な駅舎がある。 『小説/伊豆の踊子』のせいで、下田に対していい印象がなかったのだが、さすがにそれから時代も変わったであろう。駅はきれいだし、訪問者は多いし、意外と華やかで、よい感じに思えた。 この日は黒船祭が開催中みたいだ。伊豆急下田13:50→伊豆熱川14:24 8016 往路と同じ編成だ。 伊豆といえば、伊豆急行線完乗の他に、もう一つ大きな目的がある。乃木坂46『Out of the blue』のロケ地、熱川プリンスホテルだ。 週末パスを使う今回の旅程のおかげだ。 それにしても、伊豆急行の駅はきれいだな。★★★熱川プリンスホテル…乃木坂46『Out of the blue』ロケ地★★★ 熱川プリンスホテルを調べたところ、昼食の営業は無さそうで、日帰り入浴ならば15時には入館できそうだ。その時間帯に合わせてこの日の旅程を組んだのだ。 さすがに、客としてお金も払わずに館内の撮影だけさせてくださいなんて言えやしない。 前述のように寒かったので、湯冷めを恐れて入浴そのものはやめておこうかとも考えたが、駅から急坂を登ってきたので熱くなっていた。また、持参した着替えの上に元々着ていた下着を重ねればいいだろうとも思い、日帰り入浴を利用した。 15時の少し前に入館したので、案内まで待つように言われた。これはうれしい。『Out of the blue』の撮影があった場所を撮影した。私は宿泊客ではないので、奥の方までは行っていない。商用目的ではないSNSで公開してよいかどうかを尋ね、公開の許可をいただいた。 目的は果たせたようなものだが、列車に乗るまで時間があるのと、重ね着もしたいというのもあり、温まるまで温泉にいた。 私は自宅以外で裸になるのが嫌な性分で、温泉は20年以上ぶりだ。入浴で体が浮かぶ感覚は久しぶりだ。大浴場「海色」には複数の湯が用意されていた。準備出来立てだからだったのかもしれないが、湯温がもう少し高ければ最高だったのに。檜風呂の香りは良かった。総じてすばらしく、とても良い日帰り入浴だった。 そういえば、『Out of the blue』の撮影に際して乃木坂46四期生たちはこのホテルに宿泊したそうだが、私と同じ大浴場「海色」を使ったのであろうか?乃木坂46『Out of the blue』のロケ地、熱川プリンスホテルに行ってきた。(2024年5月19日) - YouTube伊豆熱川16:05→熱海17:12 8256 8157 8256は台湾の装飾がなされていた。伊豆高原で前に連結される8157に乗り移った。熱海に着くころには激しく混んでいた。熱海17:31→横浜18:42 サハE231-3059 熱海駅の東海道線上りホーム東京側は、14号車の13号車寄り1つ目の扉まで屋根がある。雨なので気になる。 小田原駅進入時に緊急停車。プラットホームに鳴り響くブザー。ホームにいる人たちの視線。前から2両目に乗っており、嫌な事故に遭遇したかと思ったが、事故ではなく、すぐに運転が再開された。★★★横浜そごう…『KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物』★★★ 主に写真の作品なんだね。私はKAGAYAさんの絵の作品が好きだ。どちらにせよ、青色が美しい。 以前、「銀河鉄道の夜」の作品群にはとても感動して、今でもそのグッズを愛用している。★★★あとがき★★★ 私は、遊び事について何日も前から時間指定で予約を入れるのが苦手だ。天候や気分や体調もどうなるかわからないので。 そのようなわけで、利用の前日までに買わなければならない週末パスを、気になることはあったが、これまでに使ったことはなかった。 親友との旅程のすり合わせについては公開しないと前述したが、週末パスについてはここで述べておこう。関西から来る親友は、その同行者が東京や横浜までということだったが、親友当人については、首都圏までではなくせっかくなのでもっと遠くまで行ってみてはいかがかと私が言い出した。こういう経緯もあって、週末パスを使う二人旅になったのであった。 その週末パスのおかげで、長年気になっていた場所を複数訪問することができた。心残りをだいぶ解消できた。満足度の高い2日間だった。