大倉尾根はやはりタフだった ~ 丹沢山
丹沢山を目指すにはいくつかルートがあるが、冬は日中時間も短いこともあり、距離も考えスタンダードな大倉尾根から塔ノ岳を経由して目指した。土日は多くの登山客でにぎわう大倉尾根玄関口である秦野戸川公園も、平日でもあるためか人影がまばらだ。腹ごしらえをして7時50分頃にスタート。日中時間が短いのに遅めのスタートだが、日没までに戻れたらいいので問題はない(早いに越したことはないけど)。とにかく人が少ないのでマイペースで進める。狭い木段も前後に人はいないから速度を上げることも、譲り合うこともない。人が少ない大倉尾根は歩きやすい、と言えそうだが…とはいえ、通称”バカ尾根”ともいわれる大倉尾根。ひたすら続く直線的な登りのタフさは人の多さに関係なし。はしごのような木段が何度も続く。とはいえ登りっぱなしではなく、たまに現れる平坦路は足休めにはちょうどいい。木段は続くよたまに出くわす平坦な道が、ちょうどいい脚の休憩になるまた、周りの木々の葉も落ち、木々の間から見える大山から続く表尾根方面など見通しはとてもいい。登るにつれ富士山もその姿を徐々に見せてくれる。周りの風景が多少なりとも足へのダメージを和らげてくれるようだ。奥が大山、手前が三ノ塔絶好の天気に富士山も映える左に蛭ヶ岳、右から2つ目は丹沢山塔ノ岳に10時半頃に到着。やはりここでも人影は少ない。ひと休憩して丹沢山へと足を向ける。早朝凍った地面が気温の上昇とともに溶けて、ぬかるんだ状態なので歩きにくい。木道もあるが、平坦路には少ないためどうしてもぬかるみは避けられない。50分ほどで丹沢山に到着。塔ノ岳よりもさらに人がいない。僕らを含めて5人だけだった。この先には蛭ヶ岳が見えているが、3㎞以上もあり、往復しての下山は日没に間に合わないため、ここで引き返す。ここにも人がいないので記念写真も気兼ねなく左が塔ノ岳だが、丹沢山方面に足を延ばさないとこのコラボは撮れない下りも木段、木道は結構足にくるので、上りよりも時間は短いがタフな状態は変わらない。15時30分に登山口に下山。日没までまだ時間はあるが、樹林帯は陽が当たらないと薄暗い。やはり、早出早着を意識しないといけないな。山々が重なったその奥に威風堂々とする富士山は何度見ても素晴らしいメモ・公園横の大倉駐車場は8時からなので、公園前にある24時間出入り可のコイン駐車場が便利。平日は1日500円(大倉駐車場は800円)。土日に大倉山の家の駐車エリアでも1日500円で利用できるが、平日は不可のようだ。・久々の大倉尾根だったが、途中にバイオトイレが増設されていた。