|
カテゴリ:カテゴリ未分類
恐らく多くの方は、脂質と聞くと身体に悪いものだと思っている方が多いでしょう。
しかし、脂質は本来身体に悪いものではありません。 それでは何が身体に悪いのでしょう。 加熱と脂質と生の脂質 答えは簡単です。 加熱された脂質ほど身体に悪いものはありません。加熱された脂質は、本来生の脂質が持っているリパーゼという酵素を死滅させてしまうのです。リパーゼは脂質分解酵素。つまりリパーゼが発酵することによって、脂質が速やかに分解されて脂肪酸になり体内で利用できる形になるのです。 しかし加熱された脂質は、リパーゼを失い、時には脂質自体も変質してトランス脂肪酸となり、身体に害をなす物質となってしまう場合もあるのです。ですので脂質には絶対に熱を加えてはいけません。 現代の病の多くの原因が、加熱された脂質にあると言っても過言ではないでしょう。 しかし逆に、生の脂質にはリパーゼが豊富に含まれていますので、生の脂質をそのまま食べることで、体内での脂質の消化を大いに助けてくれることになります。体内で余剰したリパーゼは、体内で消化途中だった他の脂肪分も消化してくれますので、更に消化の負担が少なくなることになります。 ちなみに必須脂肪酸と呼ばれるオメガ3、オメガ6、オメガ9なども、まずはリパーゼを使って体内で脂肪酸に分解されなければその能力を発揮することが出来ません。食物酵素として取り入れられたリパーゼは、これらの脂肪酸の分解も促進してくれます。 脂質は加熱せず生のまま食べる ちなみに脂質とは、 ・種子類 ・ナッツ類 などに多く含まれています。これらの食品を食べる時は、加熱されていないか確認して下さい。 日本人は昔は「痩せている人が多かった」ことで有名ですが、その理由の一つとして海の幸を生で食べていたことが大きいと言われています。 魚介類にも脂質が含まれていますが、なにより大切なのは魚介類を食べていたことではなく、私たち日本人が健康に過ごせていた理由は魚介類を生で食べていたことにあるのです。これら魚介類の生のリパーゼを利用していたからこそ、私たち日本人は健康に過ごせていたのです。 もちろん、肉や魚を食べる必要はありません。肉や魚を食べなくとも、肉や魚が栄養源としている草食動物や小魚が食べている海藻類や種子類からも脂質は摂れます。海藻に脂質と聞くと「?」と思われるかもしれませんが、海藻にはフコキサンチンと呼ばれる脂質がしっかりと含まれています。 いくら栄養素満点、酵素がたっぷりの食事と言っても、加熱してしまっては全く意味が無くなってしまいます。 出来る限り、本当にできる限りで構いません。生の食べ物の割合を増やして、健康的な身体を目指してみましょう。早寝早起きも忘れずに! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.14 12:59:33
コメント(0) | コメントを書く |