|
テーマ:今日のお薦め(2249)
カテゴリ:カテゴリ未分類
熱ショックたんぱく質とは!?
温めると細胞の中で「熱ショックたんぱく質」という物質が増えます。すると、さまざまな不思議な現象を起こします。トマトやレタスを温めると長もちするようになります。熱ショックたんぱく質は、細胞内のたんぱく質を修理することで“細胞を強化”してくれるんです。ただし、トマトは実験段階ですので、ご家庭での再現は難しいです。レタスは50℃のお湯に2分つけると赤茶に変色するのを抑制することができます。番組では差がわかりやすいように、温めた後、常温保存しましたが、ご家庭ではあら熱をとって冷蔵保存することをお勧めします。 人間の細胞にも熱ショックたんぱく質が存在。温度が上がると増え、免疫力とも深い関係があります。ただし、あくまでも実験段階の結果で人間の体の中で、どのくらい免疫力が上がるかはわかっていません。また、風呂で温めたレベルでは免疫力が大きくアップする事はありません。 長湯しすぎに要注意! 熱ショックたんぱく質は体温が38℃くらいになると増えると言われています。熱ショックたんぱく質の“修理パワー”を治療に活用するべく臨床研究している大学病院で、体験すると専用の機器を使って遠赤外線で温めても、38℃に上がるまでに3~40分かかります。入浴でも湯温によりますが、ある程度の長湯が必要です。よかれと思って長湯しすぎると、心臓などに負担がかかるほか、こんな危険性が考えられます。長湯しすぎには十分注意してください。 のぼせてふらつく(特に高齢者の方は転倒事故につながる危険もございます) 血栓ができやすくなる(42℃以上の高温で長湯をした場合) 熱中症(特に高齢者や子どもは体温調節がうまくいかず、急上昇してしまうことも) 温めて血管若返り! 昨年から治療ガイドラインに掲載されるようになった「和温療法」。慢性心不全の方を対象とする治療法です。60℃と低めのサウナで15分間温めて、血管を柔らかく若返らせようとするのが狙い。血流がよくなると、血管内壁から一酸化窒素が出て、血管の筋肉をほぐして柔らかくしてくれます。すると、全身の血流がよくなるので慢性心不全による全身症状が改善。 ただ、同じ血管若返り効果は運動でも得られます。健康な方でしたら、鼻歌が歌えるくらいのウォーキングを1日30分。週3日行うと、3週間で血管弾力が15%アップしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.23 12:59:03
コメント(0) | コメントを書く |