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先日床屋に行ってきたのですが、その際やはり震災の話で持ちきりでした。特に床屋さんは色々なお客さんが来るので、色々な経験談を聞くようです。
まず震災の瞬間、自動車で能登大橋を渡っていたという人の話。突然橋がグワングワン揺れて生きた心地しなかったそうです。橋が崩落しようものなら、勿論命はありません。日本のインフラがしっかり造ってくれているのに感謝ですね。 和倉温泉で風呂に入っていた人の話。大揺れで客がパニックになって脱衣場に向かいましたが、ロッカーがガチャガチャになり、自分の着替えと他人の着替えが混ざって床に散乱し、どれが自分のものなのかわからなくなっていたそうです。それを探していると仲居さんがやってきて「何やってるんですか!早く逃げてください!」と言われたのだとか。 「いや、どれが自分の着替えかわからない」と言うと「裸と命とどっちが大事なんですか!」と怒られ、バスタオル3枚渡されたのだとか。いやいや、確かに和倉温泉は海沿いで、津波が来たら無事では済みませんが、だからといって1月の寒空の中で裸でバスタオル3枚で放り出されるのも、それはそれで命が危ないでしょう・・・と。まだ2階とかに避難した方が良さそうな気がしますが・・・。 あとはイオンのフードコートで働いていた方なのだそうですが、元旦で大賑わいの中、地震で揺れた際は勿論大パニック。家族で来ている人は、その瞬間家族で固まっていればまだ良いのですけれど、それぞれ自分の行きたいお店やトイレなどで離れていた場合、家族を探すために大狂乱。「○○ちゃーん!」「△△!」などとあちこちで名前が叫ばれ、皆出口に殺到したのとだとか。 従業員の方も従業員で、自分の家が海沿いにある人は家に電話をかけて「すぐ避難しろ!」と泣きながら電話を入れたり、とにかく大混乱だったのだとか。前にも書きましたが、私もその場に2時間前まで居たので、不幸中の幸いと言いますか、その大混乱に居合わせずに済みました。 逆に、家で昼寝していて震度5強の地震でも全く起きなかった人もいるのだとか。うーん、強者ですね(^_^; 今回元旦に地震が発生してしまったことで、たまたま能登半島に帰省してた若い人の命が奪われてしまったという悲惨な面がある一方、若い人が帰省していたからこそ、高齢者などで助かった命も多いとのこと。確かにこれはそれぞれ運命としか言いようがないような、それぞれの幸不幸があるものですね・・・。 娘は今や地震で揺れると、すごいスピードでテーブルの下に隠れるようになりました。生死を分けるのは本当に紙一重ですね。最近毎回繰り返していますが、この年になって本当に人生観を考えさせられるようになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年01月28日 22時46分20秒
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