「パチンコの経済学」
株の初心者に最適! 入門セミナーを定期的に開催! 株の学校アクションラーニング今日は本の紹介です。「パチンコの経済学(内側から見た30兆円ビジネスの不思議)」佐藤仁、東洋経済新報社。<パチンコ業界の規模>⇒売上高28兆7千億円、パチンコホール15,000店、パチンコ人口1,710万人。???最初の頃のブログに書きましたが外食業界全体の24兆2,781億円。一般外食業界の規模は約14兆。ということは、一般外食業界の約2倍の規模となるわけです!!おそるべしパチンコ業界・・・。<メーカーが上場できて、ホールが上場できない理由>⇒「換金行為」の違法性が高いため、投資家を保護することができない。パチンコの換金システムはよく知られている通りです。お金を払ってパチンコ玉を借りる ↓大当たりとなって、パチンコ玉が増える ↓ホールで玉を景品に交換 ↓ホールの付近にある換金所で景品を交換という流れになります。この行為が違法かどうかについて、著者は下記のようなことを書いています。問題点は、「刑法第185条」の賭博を禁止する法律にあたるかどうか。「刑法第185条:賭博をしたものは、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りではない。」つまり、「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるとき」かどうかが争点となってくるわけです。過去の判例等を紐解くと、じゃんけんで負けた人が夕飯をおごるという程度のものや、賭けマージャンとして1万円程度を賭けるのであれば、賭博とはならないようです。しかしながら、パチンコの場合、一日で10万円~20万円程度負けたりする場合があるため、これが賭博にあたり、その換金行為に違法性がある可能性があるため、ホールは上場できない、と説明しています。では、競輪は競馬はどうなのか?という疑問がわくかも知れませんが、競輪や競馬は特別法により公営ギャンブルとして認められているため、法律上の問題は生じないのです。若干(というよりかなり)、マニアックは話になってしまいました。というわけで、ホールはまだ上場できない状況ですが、メーカーやシステム会社には、利益水準は高いものの、株価は低い水準となっている企業が多くあります。恐らくこれは、パチンコ業界ということで、機関投資家が投資を避けているためだと思いますが、パチンコ業界銘柄の分析も、機会があればしてみたいと思います。だいとでした。だいとが運営メンバーの一員です。世界1わかりやすい株式投資の学校『アクションラーニング』 はこちら! 人気ブログランキングに登録しています。 励みになりますので、クリックのご協力お願いします。できればこちらもお願いします。 kabucomeランキングへ