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カテゴリ:市場概況
〔NQN〕東証大引け・続伸――米株高好感、売買代金は1カ月ぶり低水準 20日の東京株式市場で日経平均株価 17163.20+153.65(+0.90%)は続伸。前日19日の米株式相場の上昇や円相場が下落していることなどを手掛かりに主力株の一角が上昇。海外での銀行再編の動きを受け大手銀行株が堅調だったことで投資家心理が改善し、前場には250円強上昇する場面があった。ただ、後場に入ると様子見ムードが強まり、値動きは次第に限られた。TOPIX 1708.29+14.21も続伸した。 後場は方向感が限られた。あすの休場を控えていることで利益を確定する動きがあったほか、福井俊彦日銀総裁の会見や米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいとして積極的な売買を控える市場関係者が増えた。一方、3月期末の配当取りなど下値を買う動きは根強く相場を支えた。 東証1部の売買代金は概算で2兆6657億円で2月19日以来1カ月ぶりの低水準。売買高は19億100万株で1月19日以来2カ月ぶりの低水準だった。値上がり銘柄数は1194、値下がりは426、変わらずは111銘柄だった。 業種別(全33業種)は、不動産や海運など26業種が上昇。一方、水産や金属製品など7業種が安くなった。 個別銘柄ではファナック10,790+290やファストリ8,840+180、武田7,810+150が上昇、三井不3,360+130や菱地所3,780+130も高い。三菱UFJ 1,320k+30kやみずほFG 762k+5kが堅調で、トヨタ7,740+70やホンダ4,160+30もしっかり。半面、朝方に昨年来高値を更新した三菱重719-6が下げに転じ、新日鉄829-6(売買代金805億円)やJFE 7,140-50、住友鉱2,285-40などが売られた。TDK 9,990-90やソニー 6,090-60、日立853-11も安い。 東証2部 4201.84+18.34(売買代金119億円)は3営業日ぶりに上昇し、4200台を回復した。STECH 4,970+180や小杉産93+8、EMシステム2,205+50、ニチモ107+2が上昇。半面、中外鉱114-6(売買代金17億円)やアサックス831k-34k、プリヴェ投資131-2、アーレスティ3,030-60が売られた。 日経JQ平均 2132.97+3.35(売買代金497億円)は反発。日経平均株価が続伸するなど株式相場全体の地合い改善を受け、幅広い銘柄が買われた。特に業績悪化懸念などでこのところ下げのきつかった銘柄に対する、自律反発狙いの買いが目立った。もっとも売買はさほど膨らまず、新規株式公開(IPO)関連銘柄の値動きも総じて鈍い。個人など短期資金の関心は引き続き、東証1部銘柄に向かっているようだ。 楽天57.1k+2k(売買代金95億円)、イートレード150k+3k、インデックス58.3k+4.4k、オプト253k+17k、シーマ81+5、JCOM 100k+1k、フィールズ168k+1kが買われ、フォーサイド4.2k+0.5k、ファンドクリ145k+15k、テレウェイヴ30.7k+3kが急伸。インテリ310k-18kが逆行安。2銘柄が新規上場した。コムチュアの初値は公開価格(170k)を30%上回る221k円だったが終値は188k。シスウェーブの初値は公開価格(13k)を8%上回る14kだったが終値は11.45kと、ともに初値比で大きく下げた。 マザーズ指数 1031.42+34.32(売買代金778億円)は反発。サイバー 94.8k+8.2k(売買代金64億円)、GCA 869k+70k、ネットエイジ700k+43k、ACCESS 480k+45k、アクロディア381k+3k、CCI 91.6k+7k、USJ 54.1k+3.6k、Eキャッシュ500k+15kが買われ、アプリックス361k+50k、イントランス201k+27k、ドリコム755k+89kが急伸。リンクセオリ117k-11k、ネット総研26.89k-1.82kが急落した。新規上場したフリービットは公開価格(340k)を42%上回る484kで初値を付けたが、終値は初値比でS安となる434kだった。 ヘラクレス指数 1663.23+24.86は反発。ZENTEK 251k+30k(売買代金70億円)、ダヴィンチ125k+3kが買われ、取引時間中に上方修正を発表した大証681k+34kがしっかり。上場2日目のアイフリーク604k+100kがS高まで上昇した。ASSET 215k-3k、タボリナクス130k-7k、ネクスジェン226k-13kが売られた。〔NQN〕 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.23 04:09:38
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