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カテゴリ:市場概況
〔NQN〕東証大引け・反落――決算待ちで買い続かず、一時1万7500円割れ 17日の日経平均株価 17527.45-100.85(-0.57%)は反落。後場に入り、日経平均先物で大口の売りが出たことや、軟調に推移したアジア株を警戒して売る動きが影響し下げに転じた。TOPIX 1716.11-9.49も反落した。 朝方は16日の米株高や外国為替市場で円相場が1ドル=119円台後半で推移していたことを受けて、上げ幅が100円を超えて始まった。輸出関連株や値がさハイテク株の一角が買われたが、市場では「3月期決算の企業の業績発表まで待ちたい」との声が根強く、次第に伸び悩んだ。後場に入って売りが強まり、一時は1万7500円を割り込んだ。 業種別(全33業種)では28業種が下げた。特に陸運業や建設業の下げが目立った。半面、海運業や証券商品先物が上げた。 東証1部の売買代金は概算で2兆8625億円で、売買高は19億5190万株だった。値下がり銘柄数は1249、値上がりは381、変わらずは99だった。 新日鉄786-6やJFE 6,500-80、神戸鋼465-2といった鉄鋼株が総じて軟調だった。ソニー 6,540-10やキヤノン6,600-20、TDK 10,640-80も下げた。アサヒ1,922-40、キリン1,776-29、JT 610k-9kといった食品株や武田7,920-20、アステラス5,300-20、塩野義2,265-55といった医薬品株もさえなかった。日産自1,212-15やいすゞ631-4、スズキ3,020-60、マツダ623-13といった自動車株の一角も下落した。半面、トヨタ7,250+30(売買代金991億円)が高く、東証1部の売買代金ランキングの首位。郵船985+8や商船三井1,437+33といった海運株が上げたほか、野村2,325+50、大和1,341+1といった証券株も堅調だった。三菱重771+6や川重500+2、アドテスト5,620+80、東エレク8,880+310、エルピーダ4,960+50、ソフトバンク2,680+10、ガイシ2,745+60も上昇した。 東証2部 4095.50-15.21(売買代金116億円)は4日続落。3日連続で年初来安値を更新した。宮入バ254-58(売買代金11億円)、スルガコーポ2,540-165、ソディック821-27が下げた。半面、STECH 6,550+80、アライドHD 98+17、バナーズ55+6が上げた。 日経JQ平均 2061.11-4.92(売買代金469億円)は5日続落し。4日連続で年初来安値を更新した。好決算など明確な手掛かりの出た個別銘柄を物色する動きが出たものの、指数全体を大きく押し上げるほどの買いは入らなかった。直近に安値を更新した銘柄に自律反発狙いの買いが入るケースも目立ったが、後場に入ると日経平均株価が下落に転じた影響もあり、ジャスダックやヘラクレスでは売り優勢の展開となった。 インデックス45.5k-0.4k、ジーダット299k-35k、Dリンクス391k-25k、ファンドクリ120k-8kが売られた。一方、楽天48.35k+0.35k(売買代金65億円)、イートレード131k+2k、エイチアイ514k+12k、トッキ545+19が買われた。主力銘柄で構成するJストック指数 1662.63-3.37は5日続落。 マザーズ指数 991.77+4.41(売買代金488億円)は4日ぶりに小反発。好決算を発表したサマンサJP 265k+40kがS高まで上昇。ディーエヌエ416k+14k、CCI 78.7k+1.6k、ACCESS 506k+7k、エリアリンク90.9k+4.6kも高かった。半面、GCA 873k-40k(売買代金45億円)、サイバー 94.5k-2k、ネットエイジ246k-3k、アドウェイズ91.5k-1.75kが売られた。 ヘラクレス指数 1589.19-9.30は5日続落。乱高下の展開となったアマガサ355k-9kが下落して取引を終えたほか、ウェブドゥ341k-32k(売買代金102億円)、ASSET 171k-6k、ネクスジェン544k-100kも安かった。一方、ZENTEK 279k+19k、エンジャパン549k+36k、クオール214k+30kが高かった。〔NQN〕 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.18 07:57:39
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