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2010.09.23
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その1その2その3の続きです。


次に2人に会ったのは、某居酒屋だった。

またトルコに行ってきたシホが、お土産を渡したいって連絡をくれたから。
(*この旅行も誘われたけど、どうしてもムリだったので断った)

最初はシホと2人きり。
お土産にかわいいチャイグラスをくれたシホ。

ひ:オオタくんと行ってたの?
シ:笑。まさか。前にもいったいとことだよ。サラにはフラレタし。
ひ:ごめんごめん。楽しかった?
シ:うん。すっごく。今度こそサラ一緒にいこうよ。
ひ:ん~。。
シ:向こうで知り合ったオトコがいてさ、いつでも遊びにおいでって。
ひ:・・・・オトコ?
シ:うん。日本人のオンナノコはやさしくしてもらえるよ。お金狙いが多いけど。私は別にお金はとられなかった。
ひ:・・・・お金は、、って。
シ:そ。ま、スルことはシたけどね、それもやさしくシてもらえたよ。変なこととかされなかったし。
ひ:ちょ、、、ちょっと待って、シたって、、
シ:なに?
ひ:・・・なんで?だって、オオタくんは??まだ付き合ってるんでしょ?今日も来るんだし。
シ:付き合ってるよ。
ひ:・・・・え~。。。そんな、だったら、他の人となんて、よそうよ~。。
シ:あは、何その反応。別にえっちなんてただのスポーツだって思えばいいんだって。
ひ:スポ・・・思えない。そんなこと。
シ:サラは今時マジメだな~。
ひ:フツーでしょ。
シ:フツーっていえるトコがかわい。ね、今度こそ一緒にトルコ行こ。
ひ:断るっ。そんな目的なら・・行けても断る。
シ:いったら世界観変わるって。
ひ:変わんなくていい。
シ:マジメすぎっ。つまんないな~、もう。
ひ:つまんなくていいよ。好きでもないひととスルとか私には考えられないもんっ。
シ:ま、サラはそうかもね。でも私はね~、正直、ほんと別に、えっちなんてスポーツだって割り切ってる。・・・じゃなきゃ、つらいだけだもん。
ひ:どういう意味?
シ:いいよいいよ、サラは、そんなこと、一生分かんなくていい。ずーっとふつーに幸せでいなさい。
ひ:シホだってふつーに幸せになりなよ~。
シ:なりたいよ。でも、難しい。
ひ:・・・オオタくんのこと好きじゃないの?
シ:好き。すっごい好き。・・・だけど。
ひ:だけど?
シ:別れられないんだよね。
ひ:へ?・・・って、まさか、あの不倫相手と?
シ:そ。
ひ:どうして~??別れ話したって言ってたじゃん。
シ:したよ。あの時すっきりと終わったと思ったんだ。でも、実はあれから、しつこくて、結局、別れてくれないんだよね。
ひ:え~~~。って、まさか、その人とはもうシてないよね?
シ:は?別れてないっていったじゃん。シてるに決まってるでしょ?
ひ:シホ~~。。ついてけない。・・・てか、私、帰ってイ?
シ:なんで?
ひ:なんでって、私、オオタくんにどんなカオで会えばいいの~??
シ:別にフツーのカオでいいじゃん。
ひ:できないよ。シホが・・・てか、今聞いたこと、知らないカオできない。ショックだもん。うん。オオタくんの前で平気な顔するには、もっとココロの準備する時間が。。
シ:落ち着いて、サラ。そんな準備いらない。だって、オオタくんも知ってるの。
ひ:え?って、全部?
シ:もちろん。何でも話してるもん。
ひ:それ聞いてなんて?
シ:まあ、怒ってる。
ひ:そりゃ、怒るでしょ。
シ:でも、私とは別れないって。彼ってさ~、よっぽどのバカか、それとも、、
ひ:それだけ好きなんだよ、シホのこと。
シ:こんな私なのに。
ひ:オオタくんは最初から、、そうだったじゃん。
シ:だね。・・・こんな私なんて愛想尽かせばいいのに。
ひ:それって、シホもオオタくんのこと好きだから大切だからそう思うんでしょ?
シ:そうだね。大好き。
ひ:ねえ、トルコ行くのもうよしなよ、不倫相手とも別れなって。オオタくんとちゃんと、フツーにシアワセになればいいじゃん。
シ:そうしようと、そうできると思ってたんだよ。この間サラに会ったときは。
ひ:今からだって、できるよ。

なんだか泣きそうなくらい必死にそう言った私に、シホはただ曖昧に笑っただけだった。

ひろ。が何をいってもシホの中を素通りしてる気がした。

そのときのひろ。は、全然そんなこと気づけなかったけど、
ただ、ヒロトだけを想って想われて生きていて、
ココロもカラダも子供のままでいられたひろ。と、
色んな現実(家のこと、不倫のコト、オオタくんのこと)から、
危うい形でココロのバランスを保とうとしていたシホの間には、
すごく溝があったんだと思う。

シ:あ、きたきた。

シホが表情を緩めて、手をあげた先には、オオタくん。
前に会ったときよりも、やつれたカオで。
それは、もちろん、目の前にいるシホも同じだった。





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最終更新日  2010.09.23 16:36:25
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