イワレビコは 神の使いのヤタガラスを 先に行かせました。
少しあとから 吉野に入ると そこに住む部族たちは
イワレビコに従い 仕える事を 決めていました。
(ヤタガラス いい仕事してますね。)
大和に向かう途中 宇陀と言う地に
ウカシと言う二人の兄弟がいました。
兄は イワレビコに従わず 兵を集めようとしました。
ところが イワレビコに背く事をいやがってか、人望がないのか、
兵が集まりません。
そこで 兄は 考えました。
とりあえず 仕えるふりをして…
兄は 仕掛けのある 御殿をつくりました。
それを 知った 弟は なんと イワレビコに告げ口をしました。
「兄は 従うふりをして イワレビコ様を
つり天井御殿に誘い込むつもりです。
どうぞ、兄の御殿に入らないようにしてください。」
(きっと いやな兄貴だったんでしょうね。兵も集まらなかったしね。
それとも 弟が要領よかったのかな。 )
イワレビコ一行は 兄ウカシの御殿の前で
「イワレビコ様にお仕えいたします。私の屋敷で
おくつろぎください。どーぞ。どーぞ。」
「本当に仕えるつもりなら、おまえが 先に入れ 入れ 入れ。」
兄は せっつかれて 仕掛けのなかへ入りました。
そして・・・ぺちゃんこに・・・
イワレビコ一行は 喜びましたが、まだまだ この先には
悪い、クモ族たちがいます。
喜びの宴もそこそこに ヤタガラスを追って 先へ 向かいました。
つづく
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古事記は 天皇家を ヒーローに書いてある書物です。
なので 本当の歴史と 合わない部分もあり、
神武天皇は架空の人物と言う学者さんも多いそうです。
神武天皇は 127歳まで 生きました。 長生きですね。