テーマ:高校野球(3682)
カテゴリ:雑記
昔ほどは高校野球に興味がないので、以下は出場校決定が話題になった後に調べたもの。
静岡大会からみる。 準決勝、 1位校日大三島は3位校静岡と、2位校聖隷クリストファーは浜松西とで両試合とも延長戦。日大三島は東海大会も優勝したがこの静岡戦がもっとも苦戦した試合だ。 決勝はワンサイド。三位決定戦も一時8-2になるほぼワンサイド。 3校中、実力2位は静岡高でそれも1位校との差はわずかとみなされただろう。 県大会に優勝すれば実力一位のはずだが、三重大会ではそう言いきれないことが起きている。 準決勝で2位校津商業と海星が延長再試合。この2校は2日間で延長と再試合をし、その翌日の決勝・三位決定戦でともに7回終了まで接戦を演じ敗れた。これは当時新聞で読み同情した。 1位校三重は3位校津田学園に接戦勝ち。 実力1位が1位校三重なのか2位校津商業なのか、判断は東海大会に持ち越しだろう。実力2位も海星だったかもしれない。 愛知大会の準決勝、決勝は1位校享栄が大差勝ち。 2位校至学館と3位校中部春日丘の対戦はなく、4位校星城との対戦は至学館が僅差勝ち、春日丘は大差勝ち。春日丘は、非トーナメントの県内地区大会で強かった東邦を、県大会で下して勝ち上がった。至学館は目立った強敵と当たっていない。 3校中、実力2位は3位校の春日丘。 岐阜大会の1位校中京と2位校大垣日大の決勝は、両エースが完投し2-0で中京が勝ち。 3位校岐阜第一の準決勝は1位校中京に終盤突き放されての負け。 2位校大垣日大と3位校岐阜第一の対戦はなく、4位校県岐商とは大垣日大がワンサイドで、岐阜第一は延長勝ち。 実力2位は2位校大垣日大、1位校中京と大きな差はないだろう。 東海大会の組み合わせ。センバツ出場校選定のような実力考慮ではない。 優勝した静岡1位日大三島の山に、 愛知の抜けた実力1位享栄、三重実力1位かもしれない津商業、岐阜1位と大差ない2位の大垣日大、静岡1位と実力僅差な静岡高、愛知実力2位の中部春日丘。 実力上位と見なされる学校が固まってしまった。 準優勝校聖隷クリストファーの山にいた県1位校は三重高と岐阜の中京で、 他は聖隷クリストファー含め実力3位校ばかり。 文句なしの実力県1位は中京のみ。 聖隷クリストファーは2戦目でこの中京に4-3で勝った。 この試合は秋に新聞で中京視点の記事を読んだ。中京が勝ち試合を落としている。 9回に逆転負け。1点取られたあと四死球で満塁、同点押し出し、逆転押し出し。 自滅だ。ここまでこのエースが好投を続けており、勝ちよりも経験を優先したのだろう。逆転された後は満塁を抑えて完投している。 聖隷クリストファーの次戦、準決勝対至学館は9-8、同点から終盤に3点取られて4点取っての逆転勝ち。 失策で満塁、押し出し、内野安打での決勝点。当事者にはともかく客観的には泥仕合である。至学館自体実力3位校で勝ち上がりに強敵もいない。 粘り勝つチームが評価されるのは、投手力、守備力が備わっている時だが、この準決勝の泥仕合では評価できなかったろう。必然、対中京戦の勝因も粘りというよりは相手の自滅に見えてしまう。 決勝は6-3で日大三島の勝ち。中盤からリードされ振り切られた。 他方大垣日大は実力校揃いの中、優勝した日大三島と実力僅差である静岡高を圧倒し、愛知の抜けた実力1位校享栄に競り勝った。準決勝の時点で、大垣対三島が事実上の決勝戦と見られたのだろう。10-5の完敗を喫したが、静岡高戦、享栄戦は十分な戦歴に見える。 こう見ると、選考委員が聖隷クリストファー高を選びづらかったことがよく分かる。エースが初戦で怪我とのことだが、県大会を見る限り、東海大会でロングリリーフした投手と力量に大差はない。 一方、チームの力量を示す戦歴がなかったのは組み合わせの不運でありチームに落ち度はない。選ばないとの決定もしづらく、よく思い切ったものだ。センバツとは何かをよほど考えてのことだったろう。 選考委員は勇気ある決断をしている。 もっとも、選出校から補欠2位までのどこかで津商業を選んでいればなお筋が通ったように思う。至学館より実力上位と見られた春日丘を終始優勢に進めて押し切り、日大三島相手にも聖隷クリストファー以上の戦いをしている。 なおいつだったか、近畿地区か関東地区だったかで初戦敗退した学校が4強に先んじて選抜されたことはあったように思う。 ところで話題沸騰中、 「東海地区の出場校が少ない」という怪しげな話が出て気になったので試算してみたが、 現状の2校が妥当である。 記事にしたスポーツ新聞はセンバツ10年分の戦績をもとにしていたが そもそも地域選出数が歪なセンバツをもとに集計するのは無理がある。 10年集計も長すぎで今の生徒には関係がない。 夏の選手権2年分の集計(3年分が妥当と思うがコロナを挟むため)では 勝ち数のみで算出しても、 勝ち数算出と球児数や出場校数按分の間を取っても、東海地区は2校である。 中国四国が多すぎるのは同じだが、少なすぎるのは東海ではなく東北と北信越である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年02月08日 22時54分58秒
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