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テーマ:競輪(14321)
カテゴリ:寝言
ようやくダービー決勝のレースレビューを見た。武田が自分で招いた惨敗。おけらOK師匠は武田は競輪をなめているとまで酷評されている。その通りだと思う。スケートで日本代表だといっても、競輪ではデビューの浅い新人に毛の生えたような選手にすぎない(歳はとってるが)。ショートトラックなら駆け引きや位置取りも勝ちには必要だが、スピードスケートは高々二人でしか走らない。勝負どころの判断はいらない。ただ強ければいい。よーいドンで走ったら、確かに武田は一番速いだろう。それが「なめている」ことの原因だ。他人の思惑や作戦など「力」には関係ないと思っているのかもしれない。己の力を持ってすれば誰が前行ってようが一捲りできるぐらいに思っている。後閑は地域的なものだから仕方ないが、小嶋は武田の力だけをみすぎた。一緒に練習をつけてやって力を見せつけられてきただけに、競輪素人であるところを見逃した。最初から武田の「力」を前提としたレースの組み立てをしてしまった。
スピードスケートの選手は他人の息遣いは感じなくてよい。競輪ではそうは行かない。強い選手は他の選手の筋肉の動きや気配から意図するところがわかるという。競馬のほうの武豊はヨコにいる馬の息遣いや走り方をみて自分の馬を動かすという。他人と一緒に走る経験の乏しい武田にはこうしたことがまったく無いのだろう。F1(車)のレースで予選の走りは強くてポールポジションを取れても、決勝レースでは老獪な前を行く車を抜けない選手と同じだ。 競輪界はスターを求めている。武田にもその一人になって欲しい。吉岡がいて村上がいて小嶋がいて伏見がいて武田がいた決勝は始まる前はわくわくさせてくれたのは確かだ。間違いなくファンは武田に期待している。強くなっていく新人選手は9着になるかもしれない先行を繰り返しながら、どのように駆け出すと勝てるかを覚えていく。あなたももっと勉強しなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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