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カテゴリ:メンタルクリニックの事
痛みを感じる場所は体だけじゃない。心が痛む事だってある。でも何故、体の痛みより心の痛みは理解されないのだろう。「頭が痛い」、「足が痛い」、「腰が痛い」などという体の痛みを訴えても不思議に思われる事は少ないだろう。でも、「心が痛い」、「心が落ち着かない」、「心が変になりそう」などという心の痛みは、どのくらいの理解を得られるのだろうか。こんな疑問を持つのは私だけ?
「痛み」自体は目には見えない。転んで膝をすりむいたら「大丈夫?」「痛いよね」そんな言葉をかけられる。でも、心が挫けて心を痛めてもそんな事は言われない。それは目に見えるか否かの問題だからかな。 きっと誰しもが多かれ少なかれ日々の生活の中で心の痛みも感じているはず。きっと、体の痛みは無い日があっても、心の痛みが全く無い日は無いんじゃないのかな。痛みというと大きいかもしれないけど、心がちくりとする事は。 今日の昼休み、もう我慢が出来なくて心療内科に電話をかけました。診察日の前で申し訳ないと思ったのだけれど。仕事が終わってからの時間で入れてもらいました。もう自分がつぶれそうだったんです。心が崩れてしまいそうな、心の置き場が無いという何ともいえない衝動にかられて…。 心療内科に行ったら体が震えるんです。それは薬の副作用では無くて、不安で怖くてどうしようもない何かに怯えてしまって…。医師には謝りました。診察日の前に来てごめんなさいと。でも医師は辛いんだから良いんだと言ってくれました。 本当に弱い、どうしようもない自分をさらけ出せる場所は今は心療内科しかない…。友達や親に「心が落ち着かないの」「心が変になりそうなの」「訳が分からない不安があるの」と言っても通じないから。 そう。ありのままの弱すぎる自分を見せたくないの。いつも笑っていて何かが出来る自分じゃないと受け入れられないって思う自分がいるの。強がってしまう自分がいるの。でもね、私は強くなんか無いの。本当は何にも出来ないの。弱いの…。 医師に震える声で心の思いを伝えました。医師は気力を起こす薬を増やしていきたいけれど、とりあえずやめようと言いました。そう。今の私は前回の診療で増やされたその薬に耐えられるだけの心のエネルギーが無かったんです…。 結局、前回の診療時の時と同じ薬に。そして、睡眠薬は増えました。薬の力を借りないと眠れない自分。薬の力を借りないと心の状態を安定させられない自分。情けない。 今日は本当に心から思いました。「あぁ…。入院したい…。」って。今の環境から離れる為にそういう時間が必要だって…。そんな事を思うのだからよほどなんだなぁ…。 私は夜勤の方が楽です。起きていればいいから。眠らなくて済むから。薬の力で無理に眠らなくて済むから。私は全然眠くならないんです。薬を飲まなければ。どれだけでも起きていられるかもしれない。 夜も朝も嫌だな。仕事も辛い…。生きる事って本当に辛い…。でも消える事も出来ない。生きる勇気も死ぬ勇気もどっちもない。こんな私は正真正銘の根無し草。 心の痛みが本当に分かるよ…。心が苦しいって本当に辛いことだね。心の痛みに苦しんで、孤独に苦しんで…。幾重にも重なる痛みが取り巻くんだもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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