炭焼きチュウchan

　♪坊や～良い子だ、寝んねしな～♪
昔むか～し、1月１６日お爺さんが亡くなり、おばあさんも
「わしも死ぬ」と言ったが

　「お前はまだ早い、10年後の1月16日に迎えに来る」と言われ
10年後の1月16日にあの世に旅立った、

　この「日本昔話」を夕食時、家族で見ておった同級生で親戚の家族は
みんな涙がボロボロ出たといゆう。

　同級生の父Sさんは出稼ぎ中、1月16日どうしても仕事が休めなく
働いて事故に合い、しばらく意識不明だったがその後奇跡的に
回復した。

　もともとお酒が大好きなSさん、ベロンベロンに酔うと
「俺はあの世の入り口まで行って来た、10年後の1月16日死ぬ！」と
　よく口にしたそうだが、

　家族は「また親父がバカを言ってる」と気に留めなかったが、
10年後地区の新年会で倒れ、16に日に亡くなったが、
其れでも「日本昔話」を見るまでは気がつかなかったといゆう。

　「親父の言っておったことは本当だったのだ」
昔話は面白おかしく物語りになってるが、

　何か事実に基づくものがるんだなと、同級生は涙を流しながら
我が家で話した。

　その1月16日は今日だ、
山仕事や職人は「1月16日は地獄の釜の蓋も休む」と言って
どんなに忙しくても今日だけは休む。