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我が父は5月で満81歳になった。
子供時分より一家の大黒柱として、周囲の誰しもが認める働き者で、 正月元日より隠れて山に働きに行ったことさえある。 その父だが、およそ8年ほど前より異変が生じ、体は元来の強健だったが、 頭が弱り、他人の木を切ったり、町道の側溝のU字溝を掘り起こし持ってきたりした。 また草刈機やチェンソー、運搬機などに焼酎や竹酢液を入れたり その対応に苦労したことも多々あった。 ただ救いは荒だたしい言葉や、愚痴、暴力などは今もって全く無く、 奇怪な行動以外は穏やかな父である。 唯一困るのは、大好きな酒だがちょっとでも酒が入ると眠くないことだ。 昨夜も飲んで、一晩中母や我が妻を捜し大声を出しており、今だ起きてこない。 母は眠れないので、別のところで休んでいるが、 寂しいのだろうか、探し回る。 酒が冷めれば、全くおとなしい父である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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