英語、フランス語などの微妙なニュアンスを知りたい人向け「コーパス言語学」
(英語、フランス語などの微妙なニュアンスを知りたい人向け)「コーパス言語学」「コーパス言語学」の話の続き。「Would you like some tea?(紅茶は、いかがですか?)」「Would you like something to drink?(お飲み物は何になさいますか?)」「Would you like some more?(お代わりはいかがですか?)」など、同じような文章でも、微妙に言い回しやニュアンスが異なります。海外旅行や、ホームステイなどをした事のある人で、英語に詳しい人なら、「アレッ、変だな?」と気が付く「学校では、習わなかった表現」に出くわす事が多々あります。英語に限らず、フランス語や、どの言語(日本語でも)においても、”丁寧語”になると、「格段に”文法レベル”が上がります!!」その表現を耳にするので、「アレッ?」と思うわけですが、せっかく英語やフランス語などを勉強しているのなら、「微妙なニュアンスまで知りたいですよね?」逆にこうした例をあげてみるとわかりやすいと思いますが、日本語で丁寧語で対応された外国のお客さんの場合を考えましょう。食事を食べる時間に、直接的な普通の動詞の「お昼ご飯を、一緒に食べましょう。」なら、「食べる」が入っているし、「Let's」ですし、意味が通じやすいわけですが、「お召し上がりになられますか?」とかなると、格段に文法が上がってしまって意味がわからなくなってしまう。というような感じの事が、私達が英語やフランス語の敬語に直面した時にぶつかるわけです。今まで、中学校の英語の先生などは、「英語には、日本語と違って、敬語や尊敬語があまりないぞ!」などと習ったのは、「ウソ」であって、そこまで「英語の先生が、”英語”の微妙なニュアンスがわかるまで勉強していなかった!」だけの事です。海外旅行へ行くと、英語もフランス語も「敬語だらけ」なのがわかります。「ようこそ!」に当たる言葉でも、たくさんのニュアンスがあって、日本語の場合には、「ようこそ、おいで下さいました。」「ようこそ、いらっしゃいました。」「(フレンドリーに)ようこそ!」と、いったい海外では、実際に細かいニュアンスは?どうなんだろうか?と思うのですが、そうしたニュアンスがわかるには、辞典の例文ではなくて、長い文脈の中から少しずつわかってくる事なのです。これから、「コーパス言語学」やなんかで、私達が、海外旅行へ行ったりする際の、もっと微妙な意味合いの英語やフランス語がわかってくると楽しいと思います。コーパス言語学