「明日に向かって、浦島太郎」
日本人なら誰もが知っている浦島太郎は、なぞ多きおとぎ話です。 助けた亀に連れられて竜宮城で過ごしたのは数日か3年。帰ってみれば、300年か700年の長い年月が経っていました。玉手箱を開けると、中から煙が発生し老人の姿に変化してしまいました。心は若者のまま、姿は老人です。 もし私が竜宮城に行ったならきっと何十年も遊び呆けてやっと帰ってみれば、人類は皆、滅んでいたりしまして… ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ 【明日に向かって、浦島太郎】 何となく、それでいて本当はかなり前から気がついていたのですが、私が子供の頃のまわりのお兄さんやおじさんは今では玉手箱を開けた浦島太郎のような老人になってしまいました。 今の若い人達が結婚して楽しい家庭を持ち、可愛い子供の成長を見守りながら、今とは違った新しい生活に突き進んでいる頃には、私も立派な老人に仕上がっています。私を立たせても、座らせても、横にしても、近くで見ても、遠くから見ても横目で見ても、どこから見ても老人に見えることでしょう。 その時、はたと気がつくのです。浦島太郎は私自身だったと!浦島太郎は未来のあなたそのものだと… だからこそ、心の準備があったほうがいいかも知れません。いくつになっても仕事や好きなことへの情熱は決して衰えず、大切な自分の知識や経験ばかりを誇示せず、どこでも、明るく振舞える人になりたいです。いつまでも、元気な自分を想像してみます。元気元気元気何よりも、元気が一番です。いくつになっても明日に向って、元気な自分を想像してみるのです。 ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ 信じてもらえるかどうかは判りませんがきっと、心はずっと、若者のままです。