テーマ:ビートルズ(130)
カテゴリ:音楽
ついにビートルズ最後の新作として話題の「Now And Then」が発表されましたね。 ![]() この曲は、もう皆さんもご存知だと思いますが、今から約30年前の1994年に行われた「ザ・ビートルズ・アンソロジー」プロジェクトで、ジョンレノンが残したデモテープを元にビートルズ・メンバーで完成させようとした3曲のうちの1曲です。 その時の3曲は、「フリー・アズ・ア・バード」・「リアル・ラヴ」・「ナウ・アンド・ゼン」で、「フリー・アズ・ア・バード」と「リアル・ラヴ」は無事録音が完了し完成までこぎつけたのですが、「ナウ・アンド・ゼン」は雑音がひどすぎたためジョージが作業を続けるのを拒否してお蔵入りになっていたそうです。 しかし、最近のAIの進歩により雑音の除去やボーカルや楽器の分離が簡単にできるようになったため、今年になってこの曲の再制作が始まりました。 以前このブログでも書きましたが、楽器を分離してカラオケが作れるアプリも簡単に使えるようになっていますからね( 「驚異のAIミュージック・アプリ! 楽器を分離でカラオケ・耳コピ 楽々(^▽^)/」 )。私もAIのお世話になりながら音楽を楽しんでます。 そして、ついに11月2日全世界で一斉にリリースされました。 さっそく、Youtubeで聴いてみました。 ビートルズ最後の曲という事で感慨も深かったのですが、曲調がマイナーでどこか寂し気な感じのする曲でした。 ビートルズの元メンバーが演奏しているというだけで十分聴く価値もあり、ネットでの反応も高評価のようですが、私としては少々物足りなさを感じてしまいました。 やはりこの曲は、ジョンの曲であってビートルズの曲ではないというのが正直な感想です。 今回のアレンジは、ビートルズの過去の曲のアレンジを踏襲した形だったり、ひょっとしたら過去曲のサンプリングも部分的に使っているのではという感じで、確かにビートルズらしい雰囲気は十分感じられますが、展開が単調でビートルズらしい驚きは感じられませんでした。どうやら情報によると、特徴的な転調を含んだヴァース部分がカットされているそうで、その影響もあるかもしれません。 この曲は、「イマジン」や「ラブ」のようにシンプルなピアノ伴奏でのアレンジの方が似合っていたのかも、と思ってしまいました。 なにはともあれ、ビートルズ・メンバーでの新曲が聴けたのはファンとしてうれしいことでしたし、最後とは言いながらも未発表の曲がまだ他にもあることは公然の秘密のようなものなので、次も期待したいところですね。 AIを使えば、本人が演奏しなくてもサンプリングした音声や楽器演奏の断片だけで、新曲が作れてしまう時代に既になっていますので、ますます再現曲も増えていくのでしょうね。(これが良いか悪いかはよくわかりませんが) 以前に製作された「フリー・アズ・ア・バード」と「リアル・ラヴ」も改めて聴きなおしてみましたが、今回のものよりビートルズらしさは感じました。 ぜひ、この機会に聴いてみてください。
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最終更新日
2023.11.05 14:09:10
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