今日は、昭憲皇太后の御歌を紹介します。
日本人のあり方、生き方、教育に至るまで、今私たちが忘れかけている大切なものを、日本語という最も洗練された言葉で表現されています。
きっと御歌にふれることで心に何かしら感じていただけると思います。
勤労(きんろう)
みがかずば玉の光はいでざらむ
人のこころもかくこそあるらし
注釈:勤労ー骨おしみせずはたらくこと。
かくこそーこのようで。
直訳
どんな立派な宝石や真珠でも、磨かないで生地のままでは、あの美しい光は出ないでしょう。人の心も、それと全く同じはずで、修養練磨(しゅうようれんま)を怠ってはなりません。
解釈
人は努力を惜しまずに、日々自己を磨き鍛えることによって、苦しさ辛さに打ち勝つ立派な人に成長し、正しい道を歩むことが出来ます。
参考文献 『大御心』