カテゴリ:シネマ
昨日はちょっと疲労困憊して日記をさぼってしまいましいたが、代わりに早朝から。
昨日、例の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観てきました。映画館の会員デーで1000円也。 すっごいガラッガラ。 キムタク主演だっつーのに、一抹以上の不安が……。 内容については色々言いたいことがあるのですが、個人的にはこの一言に尽きます。 「木村拓哉という看板に惑わされず、樋口真嗣監督にメガホンを取らせるべきだった」 木村拓哉の演じる古代進は、今っぽいと言う意味では『アリ』だと思います。しかしながら豪華キャストをそろえても、どうにも私には『ヤマト』には見えません。なんつかー、映像以外『さよならジュピター』からまったく進化していないような。 以下ネタバレ。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今回最大の功労は、西崎や石原を製作に一切絡ませなかったことだと思います。ねちっこい特攻賛美や化石かした価値観を持ち込まれたら、史上まれに見る駄作になっていたでしょう。 そういう意味では、自分の趣味に合わないという点を除けば、かなりいい出来だと思います。つまり『ヤマト』として観なければそこそこアリ。 あと山崎貴監督は、BALLADに続いてSMAPメンバー殺しは二人目です。SMAP殲滅まであと二人。ちょっと期待したいかな。まあ樋口監督も草薙くんを『日本沈没』の時に殺してますので樋口監督にもキムタクを殺して張り合っていただきたいところ。 物語は前半が初代で、後半がさらばベース。なのでバタバタクルーが死んでゆくのですが、その辺はアニメ版ヤマトを踏襲している部分が多数あります。 ただし、脚本でアニメ版の名台詞を引用している部分があるのですが、この使い方と演出がうまくない。例えば斉藤が立ち往生して逝った時、アニメ版の「斉藤……ありがとう……」の台詞は絶対入れるべきだった。樋口監督であれば絶対に外さないところを、監督も脚本もかなりひどく外していて、ヤマトファンとしては憤懣やるかたなしというところです。 そうそう、伊武雅刀さんが出演しているのですが、残念ながら『声だけ』でした。個人的には肌の青塗り金髪ヅラを期待していたのですが、ちょっと残念。 ガミラスメカのデザインはともかく、ヤマトのモデリングデータはものすごかったです。恐るべき作り込みで、ハリウッドにプレゼンするレベルは確かに見たしていたかと。 でも効果音は昔のほうが良かったなぁ。あと波動エンジンにフライホイールが無いとか、なんというかヤマトの『萌えどころ』をことごとく外しているのでほんとうに残念です。 BDは多分買います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月04日 10時38分24秒
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