かかづのばかもやすみやすみ

＞ssig33さん
＞マイノリティに「鬱陶しいから隠れてろよ」と言うのは最も代表的な差別だと思いますが。

　常識の範囲では全き正論です。言い返す言葉は一片たりともありません。
　しかし『非常識』にはまったく当てはまりません。この場合の常識・非常識は『相手を不快にさせるか否か』でいいと思うのですが、ノンケの私が現物っぽいのを見て不快に思うのはやむを得ないとしても、本来喜ぶべき、知人の同性愛者までも不満を漏らしている現状に、私は大きな違和感を感じます。

　ここで「なんでそんな知人いるんだよ」という疑問が出るかもしれませんが、嗜好と人格は別物です。特異な嗜好を持っていても人格的あるいは社会性に破綻がなければ、人間関係の構築や醸成は可能だからです。なので、私の距離感は『節度と距離を持って仲良く』で、ノンフィクションの同性愛の世界に踏み込むつもりはありません。先方としても『ノンケの人はお客さん』という敷居をきっちり作っているので、素人さんに踏み込まれても困るというのが大筋のようです。

　しかし、例えばニコニコ動画では、サムネイルやタイトルで迷彩して、とにかく露出しよう、とにかく見せようという、同性愛嗜好者の本道を踏み外すような行為がどばどば成されている。で、このところ認識を改めた部分があるのですが、どうやらその多くは何も知らないノンケではないか、という本来の当事者が望まない『冷やかしヤロウ』が大量出没している模様。
　マイノリティとして静かにありたい人たちからすると、やはり迷惑です。例えば私も、エロゲを何も知らない一般人に布教しようとは思いません。だってなじめない人も毛嫌いする人も居ますから、いきおい慎重にならざるを得ません。

　別に同性愛に限った話しじゃ無いですよ。極端な例で恐縮ですが、AKB48のCDを握手券や投票用紙目当てに大量購入している人ばかりニュースやネットで露出しているから『AKB48ファンの金銭感覚は全員おかしい』みたいな事言われますけど、大半の人は1枚しか買っていません。『フツーにCD買ってフツーに応援しているファン』からすれば、あらぬ誤解を受けているのと変わらないのではないでしょうか。

　と、長々と書いてしまいましたが、私は『無思慮・無分別』はとりあえず批難したい。おそらくこの話題はこの点に集約するでしょう。
　同じ『無思慮・無分別』については、今の政治『屋』どもも批難します。いつもの口癖で恐縮ですが、まず世襲議員は即時銃殺すべきです。だって永田町の常識しか知らないんだもん。

＞くれないさん
＞「本来露出を控えるべきホモゲイ動画」という文言が既に差別的です。（略）

　もしかしてどこかで当ブログ紹介されて初めてご来場いただけた御新規さまでしたら、誠に申し訳ありません。
　私は過去からずーっと、当ブログでも『私は差別主義者です』と公言しているような者でして、『○○平等』という言葉が大嫌いな人間です。例えば『男女平等』は、身体のメカニズムから絶対に為し得ません。私は『順当な性差別はきっちり行うべき』という考え方で、例えば女性には、生理休暇や産休や育児休暇を取っていただける社会システムであってほしいと考えている人間です。

　育児休暇はともかく、前二者は、男性には取りようが無いですし。

　なので、私としては『不当な差別』というくくりでご判断を仰ぎたいと思います。直前に書きましたが、私もオタクというマイノリティ（その中でもフリーのエロゲ屋というマイナーさ）なので、自らを律するということについては、思うところ大なもので。
　例えば私は、どのような軽犯罪（特に性犯罪に近いもの）に関わらないよう、日頃なかなか緊張した生活を送っております。なぜなら、私が何か犯罪を犯せば捜査でパソコンのハードディスクの内容が警察関係者の知るところになり（何せ元エロゲ屋なので、モザイク入れる前のCG原画とかが入っている）、マスコミに漏れれば間違い無く『オタクは犯罪者予備軍である』という誤った認識に無理矢理こじつけられるのは間違い無いからです。

　この場合は『なんでもアニメやマンガにこじつけようとするマスコミ』が『不当な差別』をしているというのが、私の言い分です。

　言葉足らずで恐縮ですが、『露出を控えてほしい』というのは知人の同性愛嗜好者からも出たコメントで、あと軸がちょいと違いますがBL嗜好の腐女子さんからも似たようなコメントをもらったことがあります。私は誤って動画を見た瞬間「ギャース！」と悲鳴を上げている口ですが、より当事者の方は苦々しく思っているということを、話半分でもご理解いただけたらと思います。

　同性愛嗜好者については『距離を置いて仲良く』と申し上げているとおり、私はしっかり『差別』しております。しかし『不当な差別』が無いように、日常から心がけているつもりです。
　その一片でも伝われば幸いです。記事を不快に思われた方にとって免罪符になるわけでは無いでしょうが。