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昨日書こうとしたバーナム効果について、
今日はちょっと書こうと思います。 「木を見る西洋人 森を見る東洋人」という本を読んでいて バーナム効果という言葉を知りました。 最近、細木かずことか、占いブームが流行っているじゃないですか。 それにぴったりの言葉です。 たとえば 「あなたは普段陽気だけど、たまに落ち込みますね。 明るい笑顔を見せたり社交的に振舞っているけれど、 実は内気で一人でいることが好きな面もあります」 こう言われたらどうでしょう? あ、当たっている・・・。と思うことが多いかもしれません。 これがバーナム効果。詐欺や占いの手口です。 一般的に誰にでも当てはまる事を、もっともらしく述べて 信用させちゃうんですよ。ああ、怖い怖い。 貴方は騙されやすいタイプですか? 大丈夫って思っている人ほど危ないですよ。 世の中色々ありますから。 私は以前消火器を買わされたこともあれば、 泥棒さんと家の中ではちあわせしたこともあります。 前職では、ヤクザさんに訪ねてこられて三時間もサシで話した経験も。 話を戻します。 ただ占星術(牡牛座とかいうアレ)はちょっとバーナム効果とは別です。 こちらの発祥は古代までさかのぼり、起源は帝王学にあります。 統計学的な学問であり、経験主義に基づいています。 どういうことかというと、ある星の位置に異変が見られた。 それで過去にはどんな現象が起きているかを 帝王付きの占星術家は調べます。 すると以前には大きな旱魃(かんばつ)が起きているではないですか。 それで占星術家は、「過去にもそのような事が繰り返されているから 同じ星の位置の今年も、旱魃がくるだろう」と考えます。 長い間蓄積された科学的、歴史的データに基づく発想ですね! なんとなく、信じてしまいそうな気がします。 「占星術」という本が科学思想史の入門書として最適なので 興味ある方、読んでみて下さい。 科学的にはナンセンスとまでいわれても、 なぜか人々は占いに惹きつけられます。 あの魔力はなんなんでしょう? 真剣に動物占いを信じている人はいないと思いますが、 あのブームの頃は「あ~、私は黒豹!」とか言ってませんでした? 占いに関する、歴史、科学史、心理学なんか勉強すると面白いだろうなぁ。 私はまだ占い師に占ってもらった事はありませんが、 夜の新宿、駅前の路上に溢れている占い師を見るとワクワクします。 みなさんは占い、信じますか? 追記 先日の落ちたと思っていた塾講の結果が来ました。 な、なんと、最終面接へのお知らせでした。 もう一つの内定が出ている方の兼ね合いもあり、 どちらかに絞らなければなりません。あう゛~。どうしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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