|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨年の暮れに楽天HPを立ち上げた友人を応援しようと思い、女性っぽいニセのハンドルネームにピンク色の背景色を用いて「毎日の日記を楽しく拝見しております。リンクを差せて頂きました。」などという書き込みをした。
足跡を辿った友人は、リンクを張ったのがオイラだとスグに見抜いてしまったのだが、オイラはなんとなくその“女性キャラ”が自分でも気に入ってしまい、バレた今でもたまにその女性キャラになり切って彼のHPに書き込みをしている。…ただのバカだな(笑)。 でも、顔の見えないコミュニケーションにおいて「他人になり切る」というのはちょっと楽しいよな。いい加減中学生のコドモがいるようなオバハンが「† 聖エリザベート †」とか名乗ってあちこちに書き込みしてたらちょっとイヤだけど(笑)。 そういえばほんの一時期AOLでチャットをしたことがあって、ある日その“海外在住者”用のチャットルームをのぞいてみたところ、常連の参加者のひとりがオイラの悪口を言っているのを発見してしまった。気まずかったがやっぱり気になってもんで、オイラは別のハンドルネームでサインインし、他人になりすましてその人の話を傍聴した。結局、その人はオイラが「通訳・翻訳者」を自称したのが気に入らなかったらしいのだが(実際オイラの本職なのだが)。 前の日記にも書いたが、インターネットでコミュニケーションしている相手の素性なんて、ホントのところ分かりゃしない。実名でHPを開設している人を別にすると、プロフィールの「職業」や「住んでいるところ」はおろか、「性別」だってウソかも知れない。実際、“バロム1”や“トリプルファイター”のように(…などと言っても30代未満の人は知らないだろうが)複数の人間がひとつのハンドルネームで楽天HPを運営しているケースも多々あるようだしな。 これも前の日記に書いたかも知れないが、アメリカのミシガン州だかどこかの青年が、チャットで知り合ったフロリダ在住の女性に恋をし、一念発起して彼女の住所に会いに行ったら、相手のその“女性”は養老院に住む「70代の爺さん」だったという話があった(笑)。爺さん、PCの前では “20代の魅力的な女性” にカンペキになり切ってたんだろうなあ。それとも、相手がよほどバカだっただけか? また、アメリカでテレフォンセックスのバイトをしている「キャンディ」とか「ミシェル」とかの中には、じつは男性も多数いたりするらしいゾ。じつに現代社会では、知らぬは相手ばかりなり、なのだ。 ちょっと話はズレるが、オイラは大学時代に「子供の描く絵」のスタイルにたいへんな興味を持ち、投稿・掲載される絵を研究するために小学館の『小学1年生』を毎月購読していたことがあった。当時オイラの部屋を訪れて本棚に過去1年近くに渡る『小学1年生』のバックナンバーを発見したために、長居をせずに帰ってしまった知人も複数居たものだ(笑)。 …で、オイラはある日、日頃の研究の成果を試すためにこの学習誌の「ママの絵コンクール」に応募することにした。「近所の小学校に通う1年生」という想定で、女友達を“ママ”のモデルにし、完璧な“小学1年生”の色エンピツのタッチと天才的な色づかいに加え、誰が見ても20歳過ぎのオトナだとはゼッタイに疑いもしないような自由奔放な筆致で「1ねん2くみ こおりやま はるじ(仮名)」などと記名し、「佳作くらいはもらったナ。」…などと文字通り自画自賛しながら、その絵を郵送した。 2ヵ月後、入賞者が発表になる号の発売日当日に『小学1年生』を買ってドキドキしながら開く22歳のオイラは、今思えばハタから見たらただのヘンタイだったよな(笑)。 …あいにく、オイラの絵は入賞していなかった。あの絵がオトナの描いた絵だとはどんな審査員の目にもゼッタイにバレなかったハズだ…とオイラは確信していたが、受賞作を見ると、ホンモノの小学1年生の「自由奔放さ」と「無軌道なパワー」には、22歳のオイラの技巧ではやっぱり適わないと思った。 ところで、その後オイラはこれに懲りず今度は「学習コンクール」にも応募した。単純な足し算引き算とか、「山」とか「川」とかいった程度の漢字の問題であれば、大学4年生のオイラなら満点確実だ(笑)。とにかく当時のオイラに幼児の筆跡をマネさせたら、それが大学4年生の字だと判断がつくのはおそらくプロの鑑定士でも困難なくらいだったハズだ。「来月の“優秀者氏名”にはこの22歳のオイラの名前が載るのだ。」などとほくそ笑みながら、オイラは自信満々で投函した。 それからひと月足らずで、オイラの元に小学館から「ビックリマン」のエンピツと消しゴムと一緒に“添削済み”の解答用紙が送られてきた。おいおい、“満点のおともだち”には「メダル」とかが送られてくるはずじゃないのか?オイラは訝しがりながら解答用紙を見た。…なんと、オイラは問題文の読解が足りず、“おうようもんだい”をしくじって満点を逃していた。 …それにしても相当バカだな、オイラって。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|