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カテゴリ:今日の出来事
今日も歯医者の帰り、西葛西の荒川周辺の6キロコースを3時間半かけて6周した。
30キロ以上の距離を走ったのは、左足を故障したままで走ってボロボロになった昨年10月のトロント国際マラソン以来のこと(日記)。荒川市民マラソンが3週間後に迫ったので、この時期になんとしても30キロ以上走っておきたかったのである。 日本に帰国してから3週間、毎週土曜日は西葛西のこのコースを走るのが習慣のようになっている。東京都内で交通の邪魔のない状態で5-6キロを走れるコースは、皇居以外では多摩川土手と荒川沿いくらいだろうか。 オイラはこの西葛西周辺のコースを気に入っている。ひとつには、皇居外周ほど空気が汚くないし、自動車の騒音もないこと。あと、コースの半分を占める荒川土手は、正確な距離がペンキで記されていること。そして最後は、コース途中の葛西臨海公園の中に、顔見知りのネコがいることだ。 このネコは、昨年夏の出張時に会ったときは生後半年~1年くらいで、生存が危うい大きさだったが、半年たった今回会ったらブクブクに太っていた。生息域にネコ缶が置かれていたところを見ると、誰かが定期的にエサをやっているらしい。臨海公園には相当数の野良ネコが生息しておりその多くは人間を恐れて近寄らないが、このネコはさして物怖じする気配がない。ちなみにメスネコのようである。 3週間前に再開した時はさすがにオイラの顔を覚えておらず、オイラが近寄ると警戒していたが、2回目以降はちゃんと顔&声を覚えたのだろうか、声を掛ける(“Hey, Cat!”と英語で呼ぶだけだが…)と向こうから寄ってくるようになった。別にエサをやっているわけでもないのに、野良ネコがたまに会う人間に媚態を示すというのも、不思議なカンジだよな。 36キロを走り終え、滞在先に帰る途中、デニーズでメシを食うことにした。 禁煙席が空くまで出入り口のイスに座って待っていると、レジ待ちの母親に連れられた2-3歳くらいの女児が、オイラに接近してきた。するとオイラのイスの真横に立ち、真面目な顔でじっと見つめているので、微笑んで無言であいさつすると、彼女はゆっくりと手を伸ばし、物珍しそうにオイラの腕をつかむと、二、三度軽くオイラの腕を引っ張る動作をしてから、その手を引っ込めて、ニッコリした。 …オイラがパンクの格好をしているとか、テレビに出てくる人のような格好をしていたなら、コドモが珍しがるのも分からないでもないが、オイラは“週末のオヤジ”風情のジャージ姿である。…ま、たんにオイラの顔つきが珍しかったのかも知れないが(笑)。 …オイラはガキになつかれるのには慣れている。 実家に帰省していたときに姪と一緒に公園を訪れたこと際、たまたま姪と同じ遊具のそばで遊んでいたやはり3歳くらいの女児が「うんてい」に手が届かずにいたのだが、彼女はたまたまそばにいたまったくの赤の他人のオイラに向かって、「とどかないイィ。早クゥ。」などと言って、うんていまでダッコするようにせがむのであった。仕方がないのでうんていを移動し終わるまでダッコして支えてあげたところ、「もう一回いィ!」などと、まるで自分の父親に対してでもあるかのようにせがむのであった、まったくの赤の他人のオイラに。 アメリカに住んで居た頃にも、たまたま研修で訪れていた動物園で、10数メートル向こうに居た子供の一群に指を指され、理由もなしに笑われたこともあったなあ。 …そう言えば犬にもよくなつかれる。やはりアメリカに住んでいたころ、犬を飼っている友人たちの家に行くと、なぜかどの犬もまるで申し合わせたように、オイラの体に両前肢を掛けると、(オス犬の場合)腰を振り始めるのである。訪問客はほかにも居るのに、こんな待遇を受けるのはなぜかいつもオイラだけなのである。 きっと、オイラは人間の友だちが少ないので、動物とか、まだ人間の理性が芽生えていない幼児とか、理性が崩壊し掛けているご老人とかの野生的な本能に訴え掛ける何かを発散しているのかも知れない、などと思うが、ホントのところよく分からない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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