おいでやす。郡山ハルジ ウェブサイト。

日本が５連休で遊び呆けている時に、来週の海外出張準備のために相変わらず連日の帰宅が午後10時をまわっていると、自分がとても働き者のように思える。

楽天日記の主題がもっぱら「ハワイ」だの「淡路島」だの「キャンプ」だのになっている時期に、クソだの小便だののことを考えている自分は、ちょっと不憫に思えないでもない。


ボクは自宅などでは右の姿勢で座り小便をしています
前から気になっていたのだが、オイラの排泄には２つの大きな特徴があると思われる。
１つは小便の量が異様に少ないらしいこと、
２つめは消化が異常に速くすぐにクソになる点である。

今日尿意を催しトイレに入ると、ちょうど先客がチャックを開けようとしていた。オイラは彼が隣で排尿を始めて一瞬後に放出を開始したのだが、オイラが放出を終わった後で彼の放尿はまだ真っ盛りなのであった。

オイラは陰茎をブルブルと振って滴を切りながら、頭の中で「1…2…3…」と数えていたのだが、オイラの放尿が5-10秒で終わったのに対し、彼にとって放尿の最初の５-10秒は起承転結の“起”の部分に過ぎず、オイラがほぼ放尿を終わった頃、彼の放尿は勢いを増していく“承”の段階、オイラが滴の残りを手の甲で拭っていた次の５-10秒は、勢いが弱まりながらも尿がしつこく続く“転”、オイラがようやく陰茎をズボンの中に収めてジッパーを締めた頃が、最後の「ジョジョッ、ジョッ、…ジョッ…」というとどめの“結”の部分であった。

彼の膀胱が人一倍大きいわけではないと思う。なぜなら、オイラはほかの人とトイレで一緒になったことがあるが、やはり誰も放尿を完了するのに15-30秒は要している様子であった。少なくとも、オイラは自分より早く放尿を終える人にトイレで会ったことがまずないと思う。もしかすると、オイラの膀胱はやはり人より小さいのかも知れないし、あるいは精嚢が膨らむ一方だったり、何らかの原因で前立腺が肥大するなどして膀胱が圧迫され容量が半減している可能性もある。



あと、今日夕方トイレで排便をして悲しくなってしまったのは、昼に喰ったばかりのホウレン草がたかだか5～6時間でクソになって排泄されていたことであった。

排泄を終えて立ち上がり、ふと見下ろした便器の中に海草状の物質が浮遊しているのを見たとき、オイラははじめこれが「おととい食べたみそ汁」のワカメだろうと思った。しかし、考えて見ると、滅多に便秘などすることのないオイラに限って「おととい」のものが今頃消化されて出てくることはありえない。
正直なところオイラはそれを否定したかった。しかし意を決してその物質やほかの浮遊物を観察したところ、それがやはり「昼に食べたホウレン草」であることを認めざるを得なかった。

ほんの数時間前「食べ物」であったものをあっという間に「排泄物」にしてしまうこの屈辱。自分がまるで「人糞製造機」か何かのように思えて、自分の人間としての尊厳を自分の体に嘲笑われるかのような侮辱を感じて悲しかった。

これまでも、たとえば朝に喰ったヒジキが昼食後のクソに混じって出てきたことがあった。ふつう、人は食したものが腹の中に早くて24時間、長くて72時間はとどまるそうだから、下痢をしているわけでもないのにこのスピードは尋常ではない。



30年くらい昔、少年チャンピォンに連載されていた「がきデカ」というマンガで、口を上に向けたがきデカにバケツで水を飲ませると、胴体をストレートに通り抜けそのままケツから排泄されるというシーンが描かれていたのをふと思い出し、自分が知性のない単純な生物にでもなったような気がした。

（おわり）