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カテゴリ:時事
![]() 今日、1月の第3月曜日は、欧米でいちばん自殺率が高い日だそうである。 クリスマスや年末年始のホリデー・シーズンが終わり、1月分の請求書などが舞い込むこの時期は、浮かれた気分から一気に現実に引き戻される。おまけに曇天が続く冬のいちばん寒いこの時期は屋内に引きこもりがちになり、我知らず鬱な気分になっていたりするものである。ああ、週末も終わりだ、今日からまた仕事だ、ユウウツだ、でも稼がないと請求書が払えない、こんなツライ人生もうイヤだ、サヨウナラ…といった感じだろうか。 これは、日本でいう「五月病」の時期にちょっと似ているのかも知れない。新年度を向かえ希望に燃えていたのがちょっと疲れてきた頃にゴールデン・ウィークに救われ、でも連休が明けて仕事に戻る頃には一気に現実に引き戻され、ああもうすぐ1年も半分近く経つんだよなあ、でもなんだか今年度も昨年とかわりばえのしない毎日だなあ、などと感じ始めた頃にはすっかり希望を失っている…といった感じだろうか。 案の定、Googleで検索してみると、日本で自殺が多いのは4月5月だそうだ。5月は「五月病」の影響だろうけど、4月は何かといえば、要するに年度初めというのは「年度の月曜日」のようなもので、また新しい1年がはじまるというカッタルさがあるような気がする。 あと、この自殺統計によると、4月5月の自殺の多さは、年度末には倒産や解雇が急増するので、経済的に困窮した失業者の自殺増加が貢献しているらしい。 面白いのは「自殺率と他殺率の相関」の話で、日本って自殺率が他殺率より圧倒的に高いんだよなあ。経済的に困っても、他人を殺してカネを奪うより自殺するというこの美意識(笑)。だいたいアジア諸国と欧州はどこも自殺率の方が高いみたい。 一方、中南米とアフリカは他殺率の方が高い。「自分が生きるためなら、まず他人の命を奪うことを考える」国なわけか(笑)。ちなみにアメリカは他殺率と自殺率はちょうど同じくらい(笑)。 …ということは、中南米やアフリカではブルーマンデーの代わりにブラッディ・マンデーがあったりするわけか。誰かGoogleで中南米やアフリカの殺人統計を調べて、やはり月曜が多いかどうか調べてボクに教えてください。 いずれにしても、「困ったら、まず他人の命を奪おう!」という発想のこれら国が繁栄していない国ばかりなのは明白である。それを考えると、これらの「他殺の文化」の国に対し、日本のような「自殺の文化」は大事にすべきだと思います。ビバ、ブルーマンデー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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