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カテゴリ:時事
楽天ブログはまあご承知のとおり皆さん基本的に「ハンドルネーム」を用いていて、商売目的にブログを開設している一部の人を除けば実名を公開しない。
楽天ブログは実名を公開しないおかげで、オレとしては書きたいことが書ける。 オレはかつて比較的お堅い組織でお堅い役職に就いており、なかなか実名を晒して糞尿だのチンポだの奇形だの規制物質だのといったことを書ける社会的立場ではなかったため、ハンドルネームという偽名のもとに書きたいことが書ける楽天ブログという場には重宝してきた。 特に、話を分かりやすくするために事実の些少な部分を無視したり虚飾しても誰に文句を言われることもない点がいい。そして、その結果として、それが事実なのか妄想なのか、ホンモノなのかニセモノなのかが最終的に判然としない、インターネットというメディア独特の不確かさやアヤフヤさも魅力だ(笑)。 これが実名ブログだったら、それを読んだ関係者が「これは事実と違う!」という不満の声を上げかねないことを考えると、瑣末な事実関係にいちいち気を遣いながら記事を書く必要が生じて、ブログなんて更新するのが面倒になってしまうだろう。 近年、主に欧米の知人との交流のためにFacebookのアカウントをオープンした。ご承知のとおり、FacebookはEメールなんかと同様に実名公開が原則で、偽名やニックネームではアカウントを開設できない。実際、試しに「本田シビック Civic Honda」という偽名で登録を試みたことがあるが、しばらくしたら偽名であることがバレたらしくアカウントが削除されていた。以来、観念して実名でアカウントを登録し直している。 さらにツイッターである。これもFacebookに連動していることもあり、いわゆる実名主義のメディアである。オレは敬愛するMilla Jovovich 様をフォローするために1年半前にアカウントを開設したが、ミラ様のつぶやきもすぐにフォローしなくなり、さらに自分が誰かに対して「つぶやく」ニーズがもともとないので、結局アカウントはずっと放置状態だった。最近Facebookとの連動で久々にツイッターのアカウントを再開したが、今のところただのメッセンジャー代わりになっている。 さて、最近、Facebookやツイッターで後先を考えずホンネ発言を暴露してしまったり、出会い系サイトと勘違いして自分の裸体や性的趣味などを送信するのに使ってしまったのがバレて、インターネットで叩かれたり、仕事をクビになったりする人が続出している。たとえば、先日はアメリカの下院議員がFacebookで知り合った女性に自分の下半身を写した画像を送ったのがバレて、泣きベソをかきながら記者会見を開いていた。日本でも、彼女を連れて店を訪れたスポーツ選手をツイッターで実況書き込みしたアディダスの店員が、あまりに言いたい放題なコメントをしていることに反感を持ったインターネット民によって会社に告げ口され、クビになっている。 オレがこれらのニュースをあまり笑えないのは、自分も楽天ブログで社会的に非難されかねないことを書いたり画像を載せたりしているからである。ハッキリ言って、楽天ブログがFacebookと同様に実名ブログであったら、オレはインドでラッシーを飲んでバッドトリップして死に掛けたとか、ギリシャのヌーディストビーチに全裸になり、若い白人のネーちゃんの裸体を見てボッキして困ったとかいった記事はたぶん載せないし(笑)、身体改造者たちの画像リンクを貼ったり、奇形・死体写真家の画像や動画を載せたりもしない。 心の広い友人や親兄弟にそのような話を読まれるのは一向に平気なのであるが、そこまで寛大ではない一般社会の仕事上の知人などに「そういう一面」を知られるのはいろいろ都合が悪い。オレだって、一緒に仕事をする相手に、若い頃にインドでラリって死に掛けたとか、チンポや陰核を裂いてピアスで装飾しているヤツのサイトを見て喜んでいるとか聞かされたら、たぶん警戒すると思う(笑)。 したがって、このブログはあくまで「郡山ハルジ」のブログではあっても、「○○○○(←オレの実名)」のサイトにするわけにはいかないのである。 (長くなってきたのでつづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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