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カテゴリ:今日の出来事
10年前に帰国し人の親になってから毎回の選挙では投票するようにしている。
それまでは日本に住んでいた時期も投票したことは一度しかない。(その一度とは森元首相が「投票日にはみんな寝ていて欲しい」と発言したあの時である。) 毎回、郵便受けに投函されている候補者の経歴や政治信条などが掲載された新聞みたいなのを読んで投票する候補者を決めていたが、今回は初めてボートマッチとやらを使った。ボートとはboat のことではなくvote のことである。ネット上でちょっとした政治的な考えに関するアンケートみたいな質問項目に回答すると、同じ質問項目対する各候補者の回答との一致度をパーセント表示してくれる。 私は自分はアメリカ的にいえばリベラルな考え方の持ち主で、既得権益を守ろうとして新しい考えや勢力を排除しようとする保守層が大嫌いである。野党にはもっと勢力を伸ばして欲しいとは感じるものの、カクメイ的な社会の転換を望んでいるわけでもなく、これといって支持する政党はない。 今回、私がボートマッチをして驚いたのは、コーメー党の候補者たちとの一致度が異様に高かったことである。 コーメー党というと与党の片割れであり某宗教との関連もあることから、一度も投票したことはないし、候補者の主張などを精査することもなく最初から深く考えもせず選択肢から除外していた。ところがこの政党の候補者の質問項目への回答はやたら私の政治的傾向と一致度が高いのであった。 で、私はどうしたかというと、選挙区の方は、よく知らないが一致度の高かった野党の某候補に票を投じ、比例の方は、多少のためらいはあったものの、コーメーと書いたのであった。これはボートマッチがなければあり得ない投票行動であった。 それまで、例の宗教との関連から自分とはまったく異なる種類の人たちの支持政党なのだと信じ切っていたわけだが、実は私の政治的な傾向は、宗教を信じている人たちと近いものがあったというのはちょっとした発見であった。おわり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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