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カテゴリ:ガンダムSEED/DESTINY
なんか僕が前の戦争後に2年間ニートしてた、無責任だ!って批判してる人がいるらしいけど、それって戦争を知らないんだろうとしか言いようがないよね。
被害者ぶるわけじゃなくて、実際に戦争に参加して、人の命を奪うこと・奪われることが普通な状態で過ごした後、戦争が終わったからってそう簡単に元の生活に戻れなかった。 もう何もやる気がおきなかったんだ。 世界の平和を維持する為の活動なんてとんでもないよ、他人と会話することさえ億劫で・・・ 勿論、たとえ表面上だとしても普通の生活に復帰できた人だって大勢いた、だからその人たちに較べたら僕は明らかに無気力だったし、回りに迷惑をかけたと思う。 暫くして、慰霊碑ができた。 家から近い距離にあるのに、ずっと行けなかった。 ずるずると時間が経つにつれ、自分が未だ現実に向き合っていないことを突きつけられているような、心理的圧迫感が膨らむばかりだった。 施設が近くにあるということがさらにそれに拍車をかけてたと思う。 初めて足を運んだのは、再び戦争の兆しが見え始めた頃だった。 それくらい時間がかかることだった。 単に戦う能力が高いってだけで、僕の事何か勘違いしてるんじゃないかな。 人格的にも素晴らしくあるべきとか何とか・・・ でもそれは全くの別物でしょう? スーパーコーディネイターだかなんだか知らないけど、僕は2年間、働きもせずに引きこもってたただのニートだよ。その生活費を母親が出してたのかカガリが出してたのかラクスが出してたのかさえ知らない、、、 もし生活費を出そうとしたとしても、そもそも貯金なんてない。地球連合の志願兵だった時期もあったけど、当然その時の給料や慰労金なんて出してもらえる状態じゃないし、むしろ懸賞金かけられてそうだし、、 自分の生活が誰のお蔭で成り立ってるとか、そういうこと考えるのも億劫だったし考えようともしなかったよ。 でも、ラクスの命が危ないって言われて、そこで脱ニートしないなんて有り得ないじゃない? ラクスは本当に平和を願ってた。 ラクスの求める世界に、僕も納得できた。 だから、もうこりごり、もう二度と関わりたくないと思った戦争に関わる決意ができたんだ。 でも、人が死んでいくという事実を受け入れるまでには至ってなかったから、 せめて自分自身が殺してるわけじゃないんだっていう詭弁で自分を誤魔化すしかなかった。 多分、そうじゃないと精神的に持たなかったと思う。 そういう意味ではMS以外は人の存在を感じにくいからまだ良かった・・・戦艦とか、基地とか、巨大兵器とか。 さっき脱ニートしたって言ったけど、 厳密に言うと、AAで活動したって給料なんて出ないから相変わらず稼ぎはなかった。 稼ぎが入るようになったのは、AAが正式にオーブ軍属になってから。 軍人として給料を貰った。 初給料で買ったのは、お菓子だよ。 マルキオさんとこにいた孤児達へのお土産にね。 あと今は、壊れたマルキオさんの家を建て直してるところ。 もうオーブ軍人になっちゃったし、オーブは「世界の警察」になりそうだし、そうすると僕も今後は頻繁に戦争・戦闘に関わることになると思う。 そんなこと望んでたかと聞かれれば望んでなかったとしか言えないけど、僕の運命は2年前、ザフトのMS強奪事件に巻き込まれたことで大きく変ったんだ。人生を決めるのは運命じゃないって前に言ったけど、このことは明らかに逃れられない運命だったんじゃないかな。僕が運命を語るのはおかしいと言うなら、巡り合わせと言いかえてもいいかな・・・結局同じ意味だと思うけどね。 その後、何度か戦いから遠ざかる道を選べる、人生のターニングポイントがあったけど、皮肉なことに全部戦う方を選んだよ。 だからまさか今のこの状況で速攻退役して平和に暮らして、強大な敵が現れたらまた乞われるまま軍に復帰したり、独自の組織で活動すればいいなんて都合のいいこと言うつもりもない。そもそも言えるような立場じゃないけどね・・・ 「これからも自分が選んだ道を生きるつもりです」、これで〆・・・ということで、今日はこの辺で。 * * * ifってゆーか、仙人なんかでない、ごくごく普通の人としてのキラ。(ちょっと飄々としすぎてるかな・・・) 別にこれが私の中のキラのデフォルトというわけでは全然ない。 そもそも私の中にキラのデフォルトとか、この部分だけは外せないとかいうのはない。 あるとすれば、ラクスが大切・・ってことかな。 もっと厭世的なキラとか、ラクス教にどっぷりなキラとか、真面目にシンと関わるキラとか、色々あるね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年06月30日 17時22分58秒
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