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~二次元と三次元の狭間~

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2010年04月11日
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カテゴリ:大河ドラマ
先週に引き続き、ただただ以蔵と武市に大注目です。
以蔵はあんなにかわいくていいんでしょうか。なんかヤバいです。(個人的に)

2回目の暗殺は、今度は刀を使っていました。1回目より冷静な立ち回りでしたよね。
しかし武市は・・・!「以蔵は使えるぞ」って・・・悲しかったです。勿論武市にとっては以蔵はそういう存在なんだってわかってたけど、平井にあっさり言うのもショックでした。せめて二人だけの間のことにしといてて欲しかったです。

そんな時に偶然龍馬と再会。
龍馬と会話してる時の以蔵がめちゃくちゃ馬鹿でどうしようかと思いました。
馬鹿な子ほどかわいいとは言うけど・・・まあ龍馬を持ち上げる為のシーンだったからだからかも知れないんですけど、でも以蔵が素直で純粋なキャラ設定だってことは改めてわかりましたね。
ということは、、、彼を待ち受ける運命がどのようになるのか、今から胸が詰まる思いです。

あと関係ないけど龍馬って、脱藩=土佐勤皇党から抜けた=裏切り者、っていう扱いなの?
土佐詳しくないけど、その解釈はかなり意外だったんだけど、、
まあ土佐勤皇党に嫌々入った龍馬って設定の話だし妥当なんだろうけど、、


さて、時代の方はいつの間にか攘夷が大きな時流となっています。
武市は大出世です。凄かったんだな~!

そしていよいよ江戸へ行くわけです。
江戸へ向かう三条実美&土佐勤皇党の一群。
武市は、一番後ろの方を歩いている以蔵をわざわざ呼びます。
「以蔵、お前はわしの側じゃ」
って・・・!
いや、具体的台詞は衝撃で忘れたので、ちょっとだけネット上を探したら
「以蔵おまんは横にきぃ」とか書いてあったけど

武市よ、お前って奴は・・!
信頼されてると思って嬉しそうに武市の横に並ぶ以蔵を直視できません!

・・・っていうか、この大河は何か狙ってるの?^^
以蔵はあまりの可愛さに眩暈がしそうだし、武市と以蔵が並んだ時、意外にも身長差があったのに衝撃を受けてしまった!以蔵こんなに小さかったの?!可愛く思う気持ちを増大させる・・・(笑)


来週の予告には、誰ぞが夜中に松明?を持って走りながら「これが攘夷じゃあ~~!」とか叫んでるシーンがあったけど、、あれはもしかして、英国公使館焼き討ち事件なんでしょうか?!
第2部の予告時に、燃え盛る洋館&「これが攘夷じゃあ~!」の声、のシーンあったんで、ほとんど間違いないと思ってるんだけども、しかし大河の公式HPの登場人物の晋作のとこにはまだ配役書かれてないのにもう焼き討ち事件やるの??と、描かれ方を非常に懸念しているところであります^^

一応説明を付け加えますと、英国公使館焼き討ち事件とは、長州の高杉晋作・久坂玄瑞・井上聞多(馨)・伊藤俊輔(博文)その他長州のメインどころが多数参加して行った犯罪です。テロ行為です^^でも江戸の人々からは喜ばれました(笑)。
と言っても当時は、この犯人が一体誰なのかは不明とされていたので、晋作達が出てこなくてもある意味正しい描き方と言えるのだが・・・
(ちなみにこの時点の晋作は、既に上海にて清国の哀れな姿を見てきた後です。)


龍馬が「自分も攘夷だが、自分の攘夷とみんなの攘夷は違うみたい」とか言っていたので、ひょっとして「実は龍馬も焼き討ち事件に立ち会っていました!」という話にして、ただ外人を追い出すだけではない攘夷というものを晋作によって知る・・・というのもありうるかも!と妄想したりもしましたが、、その夢は露と消えそうですね。
そもそも、松陰はプラスに描かれましたが、晋作もそうとは限りませんし。。

あと今回龍馬ははっきり、もう武市とは意見が違ったから一緒に行動できないと言ってましたので、史実の「江戸で武市&龍馬&久坂&高杉会合」はやっぱり無しの方向みたいで、、残念!!!


(以下、現時点での大河への辛口意見表明)


だいたいこの大河は、開始4ヶ月目にして既に危険パターンに陥りつつあります。
現代的平和主義的視点の拡大です。
『北条時宗』みたいなことにならないと良いが・・
(北条時宗は、時宗の家臣(北村一輝)には大注目して楽しみに見てたけど、お話自体はオイオイな感じだったという思い出です)

今回の大河全体として、「攘夷思想=悪」という視点で描かれていて、しかも(というか当然と言うか)龍馬もこの時点で既に攘夷じゃないという設定で、まあそれらはいいんですが、攘夷派を視野の狭い人達という風に殊更に下げて描くことによって龍馬を正しい視点を持っている一段上の人物に見せるという手法となっており、おかげさまで武市が非常にツライ立場になってしまっているわけです。

更に今回は、加尾に「攘夷の為なら何をしてもいいの?!」と詰問された平井が「何をしてもいいんだ!」とか言ってましたよね。「妹を利用しても、邪魔な人間を殺してでも!」とかって・・・。この台詞の存在理由の第1は勿論、加尾に暗殺のことをバラす為ではありますが、同時に攘夷派ってこんなに異常な人達なんだよ~ってことを視聴者にわかりやすく説明して下さっております。平井はキャラ的にあんまり好きじゃないケド、一応私は、平井の決意の程が表現されている、っていう風に解釈しておきました^^

今の時点で龍馬を持ち上げるには、土佐勤皇党を下げるしかないんだろうけど・・・。武市を始めとする土佐勤皇党はこんなに常軌を逸した連中だけど、そんな奴らと龍馬は違うんだ!みたいな。私は土佐に詳しくないけど、土佐勤皇党好きな人がこれまでの描写や展開をどう感じているのかは気になるところです。


でも武市は龍馬と決別して黒くなっていい感じになってきました。
とりあえず、江戸に行ってどうなるかを見守るのみです!





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Last updated  2010年04月13日 06時32分49秒
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