Kanaris mieux.txt.

それは別の種明かし。

昨年の夏に入る頃
だったろうか。
睡眠リズムがおかしくなった。
3.5時間きっかりで
起きてしまって
乗り物で眠ってしまう。
そんなことが
続いたある日、
あまりにつらいのだけど、
出て行かなきゃいかなくて、
車で送迎してもらった。
そのとき見た夢を
覚えている。
誰かが疲れて
今眠っている。
時間は9時30分をもっと
回っているくらい。
そう、
好奇心いっぱいの
私の意識がそおっと
起こさないように
空中を浮かんで近づいた。
顔はわからない、
黒いくせっ毛で、
色は白かった。
裸で大きな光の入る
窓のそばで寝ていた。
よく眠っていたけれど、
つらそうだった。

ほんとはそんなこと
してはいけないのだけど、
頭を抱えて膝にのせた。
このヒトは本当に
こんなのだろうか。
そのヒトのココロの
カタチのようにしか、
私には見えない。
ひどく疲れていて、
あまりにひとりのようだった。
窓にかかった白っぽいカーテンが
風にたなびいた。
涼しいけど、暑いな。
イタリア語の
教会の歌を歌ってあげた。
死んでるみたいだけど、
生きて眠ってる。

パッ。

渋滞の中、
呼びかけられて目をさます。
それから、
ええ、それからね...。
私は色々なことにおどろくの。
おどろいて、
涙が出るくらい。

とりあえず、
そんなところで。

今日はクラッシュギャルズ2000の
引退試合もしていたし。
ちょっと、夢中。