「室長」の韓国日誌

韓国味ごよみの移転から二週間近くたち、ようやく落ち着いてきました。LANも仮配線で営業再開していましたが、ようやくすっきり！　ADSLが遅いのが大誤算ですが（朝9時頃、異常に遅くなります。おいおい光ファイバーに切り替えるかも・・・）。

プログもお休みさせていただいておりましたが、ようやく今日から再開です。（後書きで埋めていくかもしれません^^;｡｡｡｡｡｡)

最近は、休んでいたユン＝ソクホ監督の作品論、気分転換にまた進めています（要はDVDや関連本を見直す名目ですが）。昨日のメルマガからの転載です。

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　数日前、『冬のソナタ』、龍平スキー場でユジンとミニョンが急接するあたりのDVDを見ながら、一人でスキー場を訪ねた時のことを思い出しておりました。美しい映像で有名なユン＝ソクホ監督ですが、現地を訪ねるとロケ地は必ずしも理想的な状態ではでありません。映像と比べてみると、美しさにこだわる監督の細かい心遣いが判ります。

ちなみに龍平スキー場は江原道にあり、東海（日本海)に面した江陵（カンヌン）からバスでひたすら上り坂を昇り30分ほどで、もよりのバスターミナルにつき、そこから別のバスで15分程南に山を登ったところにあります。
　　　　　　　　
　　　　　　　　　
１.バスターミナル

　　　　　　　　　　　春川
　　　　　ソウル　　　　　　BT　カンヌン
　　　　　　　　　　　　　 龍平

　このバスターミナル、山頂に閉じこめられてミニョンの告白を受けた後、ユジンが仲違いしたサンヒョクに会いにでかける際、ミニョンが車でバスターミナルまで送った場面に出てきます（ベンチで座わり待っていったユジンに、ミニョンがソウルまでのチケットを渡すシーン）。

　実はターミナルの建物は黄色っぽく古ぼけ、見栄えがしません。まず建物内部は暗く雑雑として問題外です。ここでは明るい外側で、建物正面に置かれたベンチ（実際にはなかったかも・・・）にいるユジン達を正面から。狭いぎりぎの構図でとらえ、建物は黄色の壁しか見えません。建物の状況は全然判らず、写真撮影の基本、ぎりぎりのフレーミングで思わしくない風景を排除しています。


２.タワーホテル9階
　
　【ミニョン【次長？】　
　■ ドア　　　　　 ドア ■
　■　■　　　　　 　■　■
　■■■■通路■■■■
　■　■　 ＥＶ　　　■ ■
　■ ドア　　　　　 ドア ■
　【ユジン】　　【チョンア？】

竜平スキー場でミニョン・ユジン達が宿泊したのは、タワーホテルの9階、普段はかなり特別なお客様用の部屋です。監督の作品論を構想しているので、とお願いしたところ、部屋内部は無理でしたが、9階へは昇らせてもらえました。(西側の下が駐車場で、1階は黒っぽいガラスの温室みたいにみえるところです。車で出入りするシーンでよく出てきます。東側はゲレンデ
側です。例の人工降雪のシーンなどはこちら側になります)

　各フロアには4部屋しかありません。エレベーターをでて左（西）へ曲がると、ミニョンとユジンの部屋が向かい合っています。実は、フロアの東西は小ロビーになっており、机・椅子が設置されていますが、ドラマでは撤去されてすっきりした背景になっています。私はロビーには気が付かず、Ｈ型左側は、ユジンとミニョン二人だけが向かいあう、ゆきどまり空間のように思いこんでいました。
　　　　　　　　　　
　さらに驚いたことには、ユジンの部屋の入り口、ドア前の横には消火栓の赤いケースがあり、すぐに目立つ派手な案内文もついています！！記憶にないのですが・・・・　帰国してDVDで確認したところ、ここは壁の一部が赤くなっているだけのように見えます。つまり、赤い紙か布を貼って、極力目立たないように処理して撮影していることが判りました。

　夕暮れ時の光での撮影、人口降雪シーンなどは有名ですが、過酷な撮影スケジュールの中、細かい配慮で撮影がなされていたこと、感動した次第です（ユジン・ミニョンさんのお部屋のドアノブなど触れながら、感無量・至福の一時でした)。(^-^*)


※第2回移転セール、『冬のソナタ』ロケ地の写真を店内に配したオリエンテーション準備中です。次回のご案内をお待ちください。