冠婚・葬祭・森羅・万象

証人喚問を見た。
ほとほと情けない状況だった。

政治家を守って彼にはなんの利益があるのか理解できない。
政治家は自分の身を守るのは超一流だが、国民や関係者を自身の身を挺して守ることはあまり聞いたことがない。

昨日は阪神淡路大震災の１１周年。
あの時も地元出身の政治家はカラオケをしていたそうな。

あの時、葬儀社の人々は車やオートバイ等で物資を運んだそうな。
また足らない棺を全国に呼びかけて集めたそうな。

あの時まで会館利用反対運動の旗がはためいていた建物もご遺体の安置所になりその旗がなくなったりもした。

全国の人々が必死になって助けあっているときに政治家はパフォーマンスで落ち着いた神戸に降り立ったりもした。
神戸出身者の私はとても腹立たしかった日々を思い出し、昨夜はテレビを見ながら涙した。

そして証人喚問を見て涙顔が怒りの顔に変わってしまった。
守るべき物はなんなのかをはっきりと、その証人は自分自身であると、そして関係した政治家であると言っているようなものであった。

同時にIT産業の雄、六本木バブル族の証券取引法違反のニュースもやっていた。
どうも違った方向に進んでいるような気がしてならない。日本。

もっと本質的な事を追及して欲しかった喚問。
正義の味方のような顔をしてインタビューに答えていた、検査期間の社長。
あなたがしっかりと検査していたらこんなことにはならなかったのにと思いまたまた腹が立ってきた。

検査費用は小額であるがゆえに手をかけていられないのだろう。

今回申請をしたある行政区域では小規模の建物の構造計算書は必要ないと記載されていた。
これは設計事務所がすべて良心的で法を犯すことが無いとの性善説からきている条例と、今回は強く思った。当然やんかと。

建設業界と深く関わっている私たちの会社も
業界の慣習に流されないように、慣らされないように常に本質を見極めて仕事を進めていかなければならない。

クライアントの先には一般の消費者がいる。
消費者に快適な空間と安全な建物を提供することが基本。それができればクライアントの資質できっと繁盛するのだから。

今夜は温泉泊り。
１泊２食　鍋食べ放題、ワイン飲み放題で驚きの７４８０円。

建物は古いけれどきれいに清掃してあり、温泉は有名なお湯だから最高。
浴衣も快適。タオルも厚手のしっかりしたもの。
部屋には一流旅館と同じように茶菓子。そして手焼きのクッキーまで。

従業員もはきはきとした受け答えで印象はバッチリ。

食事の味はまたご報告いたしましょう。

近ごろの豪華絢爛の温泉宿からはとても創造できないような建物、
そしてお風呂や部屋。
でも本質的な事を求めてくると行き着くのかな？

このようなところに。

安心して泊まれる、
ゆっくりできる。
お腹が満腹になる。
安いうえに接客が良い。

部屋付き露天風呂、デザイナーズ旅館云々。値段は一流、建物一流、サービスマニュアル通りそして借り物、お味は？？？？なんてところが増えている。

本質を追及すると強い。本物は残るのである。

コストバリューは本物がはじめて追及できること。
偽物は手を抜くことによりコストバリューを追及する。

証人喚問主役のおっさん！
証券取引法違反容疑の社長！

しっかりしいや！

本質見てまずは

「誰のせいでもありません。経営者の私が悪うございました。一日も早く問題を解決するために云々いたします！」

と言わんかいな！

あほくさ！子供でも正直にちゃんと自分の始末つけやるで！

あ～もう一回温泉浸ってこよっと。