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テーマ:旅のあれこれ
カテゴリ:建物
日光東照宮、薬師堂 この薬師堂には「鳴龍」の間がある 先日の旅行でこの鳴龍を体験した 「鳴龍」はやはり有名なのだろう ご覧の通り長い行列ができていて 部屋に入るのに10分ほど待った 外国からの旅行者たちも多い 20~30人のグループごとに 観客の入れ替えがあって 案内の坊さんが日本語と英語で 説明をしてくれる 天井一面に龍の絵があり 龍の頭の部分の真下で坊さんが 拍子木を打つと 「キュルキュルルルー」 というような音がする これが龍の鳴き声だ 頭の部分を離れて同じように 拍子木を打っても、カチカチという 拍子木の音が響くだけ、不思議だ! 天井の龍の頭のあたりが「むくり」 と言って、天井側(上)に向かって へこんでいるために普通の反射音とは 違って長く響く特別な音が聞こえる 一般的には「フラッターエコー」 と呼ばれる現象なのだが ここ東照宮では天井絵の龍にちなんで 「鳴龍」という固有名詞で呼ばれている 建築を担当した大工さんは そこまで考えて天井にムクリを つけたのだろうか? そうだとすれば、とんでもない天才だ 鳴龍を実際に聞いてみましょう * 鳴龍のことを知ったのは、はるか昔 大学の建築史の授業であったから もう60年以上も前のことになる 「鳴龍」「フラッターエコー」そして 「ささやきの回廊」という三つの単語を 不思議なことに今でも記憶している いや、そうではない その時に詳しい説明も聴いたはず ところが中身は忘れて見出しだけが かろうじて記憶に残っているだけというお粗末 改めて意味を確認すると フラッターエコーとは、向かい合った 平行な壁面などで音が何度も反射して 発生する断続的に反射音が聞こえる現象のこと ささやきの回廊とは 反射音が凹曲面に沿って反射を繰り返し 遠方まで伝わる現象」のこと * 「ささやきの回廊」(Whispering gallery)は ロンドンのセントポール大聖堂の回廊が有名 イギリスには行ったがが、訪ねていない フラッターエコーは本四連絡橋の しまなみ海道に架かる多々羅大橋を 徒歩で渡ったときに実際に聴いた 「多々羅鳴き龍」と言われている もっと身近にもある 枚方市の山田池公園の斜張橋を渡ると 橋の中央付近で柏手を打てば聴ける 日光の鳴龍を体験出来てよかった と、今この記事を書きながら喜んでいる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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