カテゴリ:社会
JR武田尾寄りの場所に親水広場がある そこに「越鳥南枝」と刻んだ碑があり その碑から四文字熟語を一つ勉強した 越鳥南枝(えっちょうなんし) 故郷を懐かしみ忘れがたく思う気持ちのたとえ 「越鳥」は中国の南方にある越の国から渡ってきた鳥 「南枝」は南に向かって伸びている木の枝 南方にある越の国から渡ってきた鳥は 南に向かって伸びている木の枝に 巣を作るという意味から 「越鳥は南枝に巣くう」を略した言葉 なるほど、熟語の意味は理解できた 故郷を思う心は古今東西、同じ いいことですねえ! 碑の裏面、説明文 これを読むと、当地で土木工事に携わり 犠牲になった朝鮮の労働者を悼む 碑であることも理解できた なお、関連した記事などにわか勉強の 結果をメモとして付記しておこう 日本では、地域に残る朝鮮人の歴史の跡を 認めない、隠す、ということが数多くあります。 朝鮮人が日本の各地域で働きいのちを亡くした という歴史の事実がそこに住む人たちの地道な 努力で明らかにされ、碑に刻まれた名前が かれらが生きた時代の歴史を のちの世代に伝えていきます。 また朝日新聞デジタル記事にも この碑についての説明があった 武庫川沿いの一角に、2020年3月26日につくられた高さ2メートルほどの石碑が立つ。宝塚市外国人市民文化交流協会の金禮坤(キムイェゴン)さん(88)が近藤さんに提案し、有志からの募金などで建立を進めた。1929年の旧国鉄福知山線改修工事の犠牲者とされる2人と、14年からの導水トンネル工事の犠牲者とされる3人の朝鮮半島出身の労働者の名を刻んだ碑だ。 碑の建立は、犠牲者のことを調べて著書に記した在日コリアンの故・鄭鴻永(チョンホンヨン)さんら、現場付近で追悼してきた人たちの願いだった。 表には故郷を懐かしむ意味のことば「越鳥南枝」と彫られた。裏面には「地域の生活に重要な役割を果たしている水道や鉄道の建設現場で犠牲になった五人の方々を悼み、事故を忘れず後世に伝えてゆくために」とあり、中川智子市長(当時)の書による「悼」の字も彫られている。 近藤さんは今年2月に急逝した。3月26日、冷たい雨の中、近藤さんの長男、卓海さん(37)が父の遺影を抱き、3人の子どもとともに碑の前で黙禱(もくとう)した。満福寺の足立智教さんらも訪れ、手をあわせた。犠牲者への追悼の思いは受け継がれてゆく。(中野晃) * (関連事項) 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く (えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく) 故郷の忘れがたいことのたとえ。 中国南方の越の国から北国へ渡った鳥は樹木の南側の枝に巣をかけ、北方の胡の国から来た馬は北風が吹きよせると故郷を想って嘶(いなな)くとの意から。 『文選』の古詩「胡馬は北風に依り、越鳥は南枝に巣くう」による。 単に「越鳥南枝に巣くう」や「胡馬北風に嘶く」ともいう。 ありがとうございました! * 昨夜、高松から帰省した息子夫婦が 庭木の剪定をしてくれた! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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