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最近、マインドコントロール(MC)という言葉が巷を騒がせています。
ある女性芸能人が、占い師にMCされて精神的に支配され、金銭的な被害に遭い、通常の社会生活にも支障をきたしている状態だと報道されています。 http://matome.naver.jp/odai/2132797278951321201 2月15日放送の日テレ系「スッキリ!!」で、こうした問題に詳しいジャーナリストの有田芳生さんが、そのカラクリを明らかにした。 それによると、中島さんは、食べるものから仕事の仕方まで占い師から指示を仰ぐようになって、その指示なくしては何もできなくなった。 中島知子さんが自宅前に個人事務所を借りたのも、占い師の指示だったという。 有田芳生さんによると、事務所になったのは数年たってからで、実際は、占い師の親族を住まわせるのに使っていた。 その後、食べものや旅行などに使うため、中島さんの預金がどんどんなくなっていった。 自宅などの家賃が滞納になったのは、預金残高が底をついたためではないかと有田さんは推測する。 占い師が芸能人らをマインドコントロールしたのは、これまでに5、6人おり、生活が行き詰まると次のターゲットに移ることを繰り返していたという。 支配された人は精神的にズタズタになってしまうため、訴えることもできないそうだ。 こうしたやり方について、有田さんは、ヤドカリそのものだと指摘した。 もっとも、中島さんの親も心配して、占い師の支配から抜け出させようとした。 2011年7月には成人に対しては異例の人身保護請求を裁判所に行い、その結果、中島さんはいったん病院に入院した。 ところが、退院すると、すぐに占い師との共同生活に戻ってしまった。 占い師に傾いたのは、中島さんが交際タレントとの破局などに悩んでいたことがきっかけとされる。 有田さんは、原因があるからマインドコントロールされると指摘し、占い師への依存では悩みは解決しないことを中島さんが理解するよう専門カウンセラーに見てもらうことが必要だとした。 http://www.j-cast.com/2012/02/15122334.html?p=2 中島さんが、仕事や恋愛で悩んでいた時期に占い師に付け込まれたように、統一協会が組織的に行う霊感商法にも、人の弱みに付け込む「転換期トーク」というものがあります。 誰にでも肉親の死、失恋、失業など、大きく悩み深く落ち込む時期があります。 社会問題になっている霊感商法では、駅頭などで手当たり次第に声をかけ「あなたは今、転換期ですね!」と言って勧誘します。 例えば駅頭で1000人に声をかければ、悩みを抱えている人が100人位はいるでしょう。 その中でも10人位のお人好しが、食口の勧誘に耳を傾けます。 その中の1~2人が、開運の為と称する馬鹿高い印鑑を売りつけるられる破目になるのです。 印鑑を売りつけた後には、やはり開運の為と称して「自己啓発セミナー」に勧誘するのが常套手段です。 そこで統一原理を学ばせ、どっぷり嵌った後に統一協会であることを明かします。 http://dailycult.blogspot.com/2012/02/blog-post_14.html#more 統一協会であることを明かした後は、「家族が病気や事故に遭う」「先祖が霊界で苦しんでいる」「子孫が不幸になる」など、ありとあらゆる不安を煽り立てる言葉を並べて脅迫し、それを避けるべく開運の為に献金をするように誘導します。 こうした教会員の疲弊ぶりを一顧だにしない閻魔大王を自称する宋榮渉(ソン・ヨンスブ)総会長は、新摂理発令2日後の28日、全国インターネット礼拝で、こんな趣旨の説教を行なった。 神様が聞かれるのは、統一教会員の祈りだけ。他の人が祈っても聞かれない。 統一教会員ではない宗教家が、いくら祈っても、災難を避けることはできない。 今回の地震のとき、私はこう祈った。 「神様、これ以上津波を起こさないでください。東京が壊滅したら、母の国の使命が果たせません。東北地方だけで終わりにしてください」 神様から「分かった」と返事があった。だから母の国は守られたのだ。 今は審判の時代。統一教会が説く神様を信じない者は、神様に殺される。 神戸の震災でも、神戸教会は潰れず、目の前のお寺は潰れて住職が死んだ。 その住職は統一教会に反対していた者。 拉致監禁首謀者も、統一教会に反対するマスコミや弁護士も、これからはみな神様に処分されてしまう。 地震にも津波にも、目があるのだ。 自然災害は、統一教会や統一教会員を避けて通る。 http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-281.html#more 上記は統一協会幹部による、とても宗教指導者の説教とは思えないスピーチです。 地震というのは、我々人類が誕生する以前からあったものです。 いつの時代に生まれたとしても、生涯に何度かの大地震を経験するのが、日本に生まれた我々の運命です。 それは統一協会が存在する以前も今後も変わることの無い、日本に住む我々の運命です。 ところが統一協会では、震災で弱っている心に付け込む脅迫的手法を用いたMCが日常的に行われました。 例えば、(1)日本は「母の国」であると説きます。(2)大地震の恐怖を利用して食口を不安に陥れます。(3)解決策として母の国の使命完遂(つまり高額献金)を持ち出します。 この手法は、統一原理にも見ることができます。 統一協会の教義は「創造原理」「堕落論」「復帰原理」に大別することができます。 (1)「創造原理」では、神と人間の素晴らしさを教え、理想を説いて気持ち良くさせます。 (2)「堕落論」では、人間が罪人であることを徹底的に叩き込み、心を不安にさせます。 (3)「復帰原理」では、どうしたら理想に到達できるかを説いて安心させます。 (1)素晴らしい理想を説いて惹きつけておいて、(2)いったん不安と恐怖に陥れて、(3)解決策を提示して安心させて誘導する。 統一原理自体が、このような心理誘導に適した理論であることもさることながら、脅迫的手法によって、強引に目的を達成しようとするのが統一協会の体質なのです。 「お母さんたちが知ちゃんのマンションまで会いに行っても、占い師が一緒にいて、知ちゃんに会わせてくれはらへんらしいわ。 知ちゃんはその人のいいなりになってて、(両親は)わざわざ行ってはんのに、中には入れてもらわれへん。 玄関のドア越しに、やっと知ちゃんの顔が見えたくらいやったそう」 この「入室拒否」に、あるとき母は警察に駆け込んだこともあったという。 http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20111124/Postseven_72061.html 話題の占い師の場合、実の母が訪ねてきても会わせない手法など、カルト統一協会と共通するMCのテクニックも多く、人の弱みに付け込んで金を出すようにさせる手口も統一協会と酷似しています。 MCを心理誘導のテクニックのひとつであると考える人もいます。 しかし、MCが社会的問題になるのは、それが人の弱みに付け込む脅迫的手法だからであり、決して単なる心理誘導のようなものではないからなのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.28 22:18:35
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