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カテゴリ:戦争映画
お盆前くらいに目覚ましテレビでもやっていましたが、いよいよクリント・イーストウッドの硫黄島二部作の公開が決定したようです。
アメリカ側視点の「父親たちの星条旗」は10月28日公開で、硫黄島に星条旗を掲げた兵士達が英雄視されながらも国のプロパガンダに利用され、苦悩していく様子を描いたもののようです。 日本側視点の「硫黄島からの手紙」は12月9日公開で、硫黄島守備隊司令官の栗林中将を中心にした物語のようで、最近発行された栗林中将が幼い娘にあてた手紙のノンフィクション小説でも著名ですね。 両映画のトレーラーも公開されたようですのでご覧下さい。 ワーナーブロス公式HP アメリカ版はどうだか知りませんが、日本版は渡辺謙主演ですからそれなりに期待は出来そうです。トレーラーを見る限りは最近の日本映画のような安っぽさと幼い感情表現ではないようなので、ちょっと期待です。少なくとも、あの硫黄島を題材にした時点で男泣きに泣きそうです。 昨日はテレビで沖縄戦をモチーフにした「最後のナイチンゲール」というドラマをやっていましたが、何年か前の明石屋さんま主演の「サトウキビ畑の唄」と同様、チープで深みのない反戦アピールに辟易としたので、この不快感を一掃して欲しいものです。戦争物というのはストレートな戦争忌避感情表現は逆効果だと思うのですがね。人生には色々な選択肢としがらみがあるのであって、戦争忌避という感情は取捨選択の過程で自分の内情から沸き上がってこなければ意味がないし、むしろ戦争を嫌うだけでは戦争は止まらないのであって、それをいかに阻止できるかを考えさせねばならないのです。 そう言えば、9月16日からは、回天特別攻撃隊の「出口のない海」公開ですね。こちらは期待できるでしょうか。最近の日本映画を見る限り・・・・期待しないほうがいいのかな。最近の日本人監督は人生経験が浅いのか、実に心情表現が下手ですね。見る側も駄目なのかもしれないけれど、役者の表情やセリフに頼りすぎです。もっとシナリオ構成で攻める映画を見てみたいです。 最近、何だか自分で映画を作りたい気持ちが強くなってきました。映画界とは全く縁もありませんので到底無理ですが、もっとたくさんの戦争エピソードを映画にして残しておくべきではないかと感じるのです。名も無き兵士の魂の数だけ映画が作れるはずです。特に、カウラ収容所事件やタラワ環礁守備隊あたりは是非とも映画化して欲しいものです。 栗林忠道硫黄島(とう)からの手紙 散るぞ悲しき 出口のない海 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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