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2008年11月12日
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カテゴリ:戦争映画
ビデオ1981 アメリカ 監督:ウォルター・ヒル
出演者:キース・キャラダイン、パワーズ・ブース、フレッド・ウォードほか
106分 カラー Southern Comfort



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  アメリカのルイジアナ州軍の訓練中、迷い込んだ密林の中で謎の現地住民(ケイジャン)に襲撃され、パニックに陥るルイジアナ州軍分隊を描いた、スリラー・パニック系映画。軍物を扱ったスリラー映画は結構残念なB級が多いのだが、本作は微妙な当落線上(笑)。

 本作に登場する謎?の集団ケイジャン(Cajun)とは、18世紀以前にアメリカに移住したフランス系住民のうち、ルイジアナ州に住み着いた人々を指すらしい。実態はどうなのかは良く知らないが、本作では、密林の中で文明から取り残されたような独自の生活文化を育んでいる、ちょっと怪しげな集団だ。フランス語しか話さず、独特の服装がなんとも妙なのだが、ケイジャンと言えば、料理や陽気な音楽でも知られるとおり、決して怪しくはないはずだ。しかし、そうした古風さや陽気さの裏返しなのだろうか、本作中では何やら裏がありそうな不気味さをかえって醸し出している。ただ、現在ではこうしたケイジャンを描くことは人種差別にひっかかりそうな気はする。ビデオ題は「ダーティーアーミー/対決!悪魔のカルト集団」とされており、ケイジャンはカルト集団にされてしまっている(笑)。

 撮影はルイジアナそのもので行われているが、うっそうとした密林と湖沼が背筋をゾクゾクさせる。そうした中に見え隠れするケイジャンの恐怖はなかなかのもの。特に、終盤まで顔や姿を出さないあたりはその恐怖をより一層高めている。密林や湖沼を知り尽くしたケイジャンの殺人トラップや独自の文化による暗示表現もまた、何が起こるかわからない恐怖感を駆り立てる。
 ルイジアナ州兵は二等軍曹に率いられる分隊8名で、職業軍人のほかにパートタイム兵も多く含まれている。そのため規律に乏しく、中には言うことを聞かない破天荒の若者も含まれる。こうした規律のなさがケイジャンに襲われてパニック状態に陥っていくのだ。恐怖に精神が壊れていく兵士や、訓練のために実弾がほとんどないというプレッシャーも見物だ。戦う理由や襲われる理由すらわからないような状況の中、生き残るために兵士達は必死に智恵を絞るのだ。
 戦闘シーンそのものはケイジャン相手だけに大人しい。アクション性も決して高いもののではなく、瞬発的な恐怖感というものは少なめ。だが、姿の見えないケイジャンが迫り来る、ジワジワとした恐怖感を堪能する作りとなっている。

 全体にそこそこのまとまりとなっているが、ややインパクト不足の感は否めない。ラストのスローモーションシーンは何やら意味深。何かを予告しているかのような雰囲気だが、ストーリーとどのように関係しているのか、想像をたくましくするのも面白い。
 また、設定が馴染みの薄いケイジャンということで、ちょっとストーリーに入り込みづらい感じはある。ケイジャンとは何者なのかという暴露があっても面白かったかなあと思った。スリラーと言ってもそんなに怖い部類ではない。

興奮度★★★
沈痛度★★
爽快度★
感涙度★


!(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)

 1973年のルイジアナ州。ルイジアナ州軍は定期訓練を実施しており、プール二等軍曹に率いられた第2分隊も38km離れた州軍キャンプへ行軍訓練を開始した。分隊にはテキサス出身で石油エンジニアのハーディン伍長が新加入した。大卒のハーディンは軍になかなか馴染めない。分隊にはこのほか堅物のキャスパー三等軍曹、真面目な高校教師でアメフトコーチのボーデン伍長、お調子もののスペンサー上等兵、ちょっと危ない雰囲気のリース伍長、黒人のクリブス上等兵、ヤク中でちょっと馬鹿なスタッキー上等兵がいる。
 分隊は行軍するうちに地図にない沼にぶち当たる。そこには現地住民(ケイジャン)のカヌーが繋留されており、リース伍長の強い意見で勝手に拝借していくこととなる。ボーデン伍長は一応置き手紙を置いていく。途中で岸にケイジャンの姿を見つける。プール軍曹は借りていくと大声で話しかけるが英語は通じないらしい。その時、スタッキー上等兵が空砲の機関銃をぶっ放す。驚いたケイジャンは逃げるが、その次の瞬間プール軍曹が頭を撃ち抜かれる。
 あわてた分隊は岸に上がるが、無線機も地図も沼に沈めてしまった。プール軍曹に代わってキャスパー軍曹が指揮をとることとなるが、どうも能力的に疑問が残る。リース伍長はプール軍曹の弔い合戦とケイジャンを攻撃することを意見するが、キャスパー軍曹は遺体を運びながらキャンプを目指すこととする。リース伍長は実弾を密かに携帯しており、全員に実弾を分配する。
 ケイジャンの小屋を発見。そこでキャスパー軍曹らはケイジャンの生け捕りを計画するが、後方待機を命じられていたボーデン伍長が一気に突入し、ケイジャンを生け捕りにする。小屋には食料や武器がたくさんあったが、気の触れたボーデン伍長は火を付けて灰燼にしてしまう。
 一行はケイジャンを人質に進んでいくが、ウサギの皮が8つぶら下がっている所に遭遇し、不気味に感じる。その後猟犬に襲われ、先頭を歩いていたクリブス上等兵が罠で死亡する。スペンサー上等兵はケイジャンを解放しようと提案するが却下。次第にキャスパー軍曹の指揮能力に問題が生じる。ボーデン伍長はついに気が触れてしまう。リース伍長はケイジャンを拷問し、それを止めようとしたハーディン伍長はリース伍長を殺してしまう。ケイジャンは逃げていく。
 ついに指揮権をスペンサー上等兵がとることに。途中でシムズ上等兵がケイジャンをみつけて銃を乱射。さらに埋めたはずの遺体がぶら下がっており、次々に木が倒れてくる。混乱した分隊は銃を発射するがケイジャンを倒すことは出来ない。上空に捜索のヘリが来るが見つからない。退却の際にスタッキー上等兵は底なし沼に飲み込まれて死亡。スタッキー上等兵を捜索するため、分隊はスペンサー上等兵ら3名とキャスパー軍曹の二手に分かれる。キャスパー軍曹はケイジャンを発見し突撃するが戦死。シムズも撃たれて戦死する。
 残った3名は野営し、朝起きるとそぐそばに列車の線路があった。そこにはボーデンが首をつられて死亡していた。そしてあのケイジャンの姿がある。ケイジャンは西に向かって行けと見逃してくれる。
 スペンサー上等兵とハーディン伍長はトラックに遭遇し村に連れて行って貰う。しかしそこはケイジャンの村だった。一見敵意はないようだが、油断はできない。そこにカヌーに乗った2人のケイジャンがやってくる。彼らこそが敵であり、二人は協力して二人のケイジャンを倒して村を脱出する。上空にヘリが飛来し、米軍のトラックが近づいてくる。





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最終更新日  2008年11月12日 10時30分01秒
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