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あるとき、少年がテレビをみていると、ジミヘンドリックスというひとがギターを弾く姿が映りました。
少年は心臓が爆発しそうになりました。 おばあちゃんにギターがほしいとねだりましたが、おばあちゃんは「買ってあげたいけどねぇ…」と涙をながしました。 少年は悲しくなりました。 でも少年の魂にはもう火がついてしまったので、あきらめることはできませんでした。 少年は自分でギターを作ろうと決心しました。 まずは図書館に行き、ギターの本を徹底的に読みちらかしました。 「ギターとは六本の弦で音を出す楽器です」 少年は生まれて初めて真剣に勉強している自分になんだかワクワクしました。 ギターの本をたくさん読んでいるうちに、なんだかもう自分がギターが弾けるような気がしてきました。 目をつぶれば頭のなかにギターの形がすぐ浮かびます。 それは蒼いギターでした。 それは宇宙色のギターでした。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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