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マークトウェインの「人間とは何か」という本をよんだ。
老人と青年の会話だけで話しはすすんでいく。 老人は言う、「つまり、揺籃から墓場まで、人間って奴の行動ってのは、終始一貫、絶対にこの唯一最大の動機…すなわち、まず自分自身の安心感、心の慰めを求めという以外には、絶対にありえんのだな。」 そして青年はモラルの範疇でこれに否定を試みる。 しかし老人はいたって冷静に人間の行動においての心理の一連のながれを感情を一切折り込まず、淡々とそして理路整然と説明してゆく。 一方、青年はいう「あなたのは悪魔の哲学ですよ…」 この本を読むと、なんだか人間がとても味気ない物に思えます。 でもたしかに人間の心の本質をついている。 善人と悪人の境界線は存在しないことに気付きます。 善悪は建前で、心の安定の有無が問題なんだ。 ここが食い違うから世界中でトラブルは発生するんだ。 人間はめんどくさい生き物だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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